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ごー
タイムアスモデウス
タイムアスモデウス
Katherine
ごー
いもいもたると
■タイトル  作品化決定!

戦隊ヒロイン吸血悪堕ち〜天陽戦隊ヘリオスナイツ〜 [No.8828]

■プロット
【設定】
天陽戦隊ヘリオスナイツ 男1 女2
公安直轄の特務組織。科学者、自衛官、対テロ対策の専門家、歴戦の傭兵、武道家などから構成。本来は他にも隊員がいたが、ヨーマ帝国との過酷な戦いの中で3名に。現在はヨーマ帝国の解析が進み、装備などが日進月歩の勢いで更新され、安定して押し返しつつある。


日下部 圭介(くさかべ・けいすけ)
ヘリオスレッド 元自衛官。勇敢で判断力に優れたヘリオスナイツのリーダー。故に組織のリーダーとして、千聖に惹かれ付き合ってしまっていることについて陽菜に申し訳なく思っている。

朝比奈 千聖(あさひな・ちさと)
ヘリオスホワイト 古武道師範。志願してヘリオスナイツに。思慮深く思いやりに溢れた淑やかな女性。日下部圭介とは、陽菜の後押しもあり、相思相愛の仲になったが、表向きには否定する。どこかで後ろめたさを抱えている。

剣崎 陽菜(けんざき・ひな)
ヘリオスイエロー 元警察官。元気で正義感の強い女性。さっぱりした性格で、明るく社交的だが、考える前に動いてしまうタイプ。何となくいい感じの圭介と千聖に対しては遠慮などいらないと本気で思っている。

ヨーマ帝国 
十年前、これまで想像上の怪物とされた妖魔の大群が突如として世界各地の都市を襲撃した。
いにしえの時代、神々に封じられた邪悪な一族を統べる大帝アバドンが、神々への信仰心が薄れた現代に甦ったのだ。当初は力押しが目立った帝国であったが、人間側が多数の犠牲を払いながらも徐々に妖魔を撃退し始めたため、ここ数年は散発的な破壊活動に留まっていた。しかし参謀ヴァンピルが眠りより目覚めたことから
人間の裏社会と結託して暗躍するようになり、じわりと人間社会に悪意と憎悪を浸透させつつある。

大帝アバドン
ヨーマ帝国皇帝。その昔、地上を巡り人類と激しい抗争を続け、いにしえの神々と互角に戦った伝説の妖魔であったが、最終的に他の妖魔族共々封印された。現代に覚醒し、再び人類に宣戦布告する。

ヴァンピル
ヨーマ帝国参謀。戦略面からアバドンを補佐し、搦め手を得意とする。物理的な戦闘力は他の一族に劣るが、吸血鬼の一族として知恵と相手を魅了する魔眼の力がある。魅了の力は激しく体力を消耗する能力で滅多に使用しないが、その相手の血を吸うことで、ある程度回復させることができ、また同時に相手の精神から変容させる妖魔因子を注ぎ込むことができるため、吸血によって相手を吸血鬼化することができる。また一度に妖魔因子を大量に注ぎ込むことによって更に上級の眷属にすることもできるが、これには相手側に耐えられるだけの器量が必要となる。



【本編】
①ヘリオスナイツ登場

人々が悲鳴をあげて逃げる。
そこへ三人が現れ、変身ブレスレットに触れて変身。
ヘリオスレッド
ヘリオスイエロー
ヘリオスホワイト
天陽戦隊ヘリオスナイツ!

ヨーマ帝国内部
ヘリオスナイツがヨーマ帝国の下級妖魔を蹴散らす映像が映し出される。

アバドン「おのれ、ヘリオスナイツ!ことごとく我らの邪魔をしおって!」
ヴァンピル「…お怒りのようですな、陛下」
アバドン「ん?おお!ヴァンピルではないか!久しいな。ヨーロッパ方面の制圧は順調か?」
ヴァンピル「ハハッ、見通しが立ちましたのでこうして陛下の御下に。」
アバドン「さすがは我が右腕。いつもながら見事であるぞ。」
ヴァンピル「(ひざまずいて)ハハッ、お褒めにあずかり光栄にございます。ところで陛下。このヘリオスナイツとやらの件、このヴァンピルにお任せいただきたく存じます」
アバドン「ん?こやつらを?」
ヴァンピル「ハハッ、陛下がお困りになるほどの逸材はなかなかございませぬ…ぜひとも我が眷属に」
アバドン「ほう!そういうことか!そなたの力なら奴らも抗えまい!」
ヴァンピル「このヴァンピル、必ずやこやつらを陛下の御前にひざまずかせてみせましょう」
アバドン「ガハハハ、よいぞ、ヴァンピル。そなたの力、存分に使ってまいれ!」
ヴァンピル「ハハッ」

ヘリオスナイツ基地ロッカールーム
鼻歌交じりに陽菜が制服から私服に着替えている。そこへ制服姿の千聖が入ってくる。

千聖「お疲れ様、陽菜。今日も大変だったわね。あ、これからお出かけ?」
陽菜「お疲れ!ホント最近、ヨーマ帝国の奴らウザいよね。これじゃあ、身体がいくつあっても足んないよ…って訳で私はこれから行きつけのエステでリラックス〜。」
千聖「そうなんだ。休める時に休んでおかないとね。」
陽菜「あ〜、もしかして千聖はこれから圭介とデートかなぁ?」
千聖「もう、そんなんじゃないから。」
陽菜「あはは、いいの、いいの。私の好みじゃないし〜」
千聖「こらっ」
陽菜「うひひ、ではでは私はこれで失礼しまーす!」
千聖「うん、お疲れ様!」
ふざけながら手を振り、ロッカールームを出ていく陽菜。それを微笑みながら見送る千聖。

エステサロン。バスタオルを巻き、カーテンで仕切られたベッドルームでうつ伏せになり幸せそうに施術を待つ陽菜。
陽菜「はぁ〜、まだかな~」

そこへ突如、何かが割れたような大きな音が。

陽菜「何?今の音…。」
バスタオルを巻き直しながら起き上がり、ブレスレットを触りながら警戒して外へ出る。受付のカウンターの陰に倒れた女性の脚が見える。
陽菜「だ、大丈夫ですか?」
思わず駆け寄る陽菜。
陽菜「これは…」
その脚はミイラのように干からびて朽ちていく。刹那、背後に別の気配を感じる陽菜。
ヴァンピル「クックックッ、敵の前だというのに随分と無防備な姿だな。ヘリオスイエロー、剣崎陽菜。」
陽菜「…ヨーマ帝国の怪人か!」
振り向きざまに裏拳で迎え撃つ陽菜。
ヴァンピル「おっと、危ない。」
飛び退くヴァンピル。
ヴァンピル「我が名はヴァンピル。誇り高きヨーマ帝国の参謀だ。」
陽菜「ふん、罪もない人を襲っておいて何が誇り高き、だ!ここで終わらせてやる!」
ヴァンピル「クックックッ、その威勢の良さ、ますます気に入ったぞ。だが残念ながら振り向いた時点でお前の負けだ。」
陽菜「何だと!?…あっ…」
変身しようとブレスレットに手を伸ばしていた陽菜だったが、その前にヴァンピルの両眼が妖しく輝く。途端に両腕をだらりと下げてぼんやり立ちすくむ陽菜。その目に生気はない。
ヴァンピル「人間風情に我が魅了の力は防げまい。さあ、生まれたままの姿になるのだ。剣崎陽菜。」
陽菜「…はい。」
虚ろな目で素直に自ら巻いていたバスタオルを取る陽菜。
ヴァンピル「…美しい。やはり我が眷属に相応しい」近づくヴァンピル。
ヴァンピル「では、その豊かな胸に我が口づけを」陽菜の胸に牙を突き立てるヴァンピル。
陽菜「あっ」一瞬、痛みの表情が浮かぶ。
片方の胸は鷲掴みにされ、もう片方の胸からドクドクと吸血される陽菜。
陽菜「…ああっ…気持ちいい…」よだれを垂らしながら恍惚の表情に。
ヴァンピル「クックックッ、今日のところはこれまでだ。」吸血を止めて口元の血を拭うヴァンピル。直立不動の陽菜の胸には吸血の跡が。
ヴァンピル「剣崎陽菜よ。お前は今日の出来事を忘れて、基地に帰るがいい。」
陽菜「…はい。」
ヴァンピル「そして足繁くこの店に通うのだ。よいな?」
陽菜「…はい。仰せのままに」
ヴァンピル「フハハハ、フハハハ」

陽菜が自ら胸を差し出し、ヴァンピルに吸血されるシーンがいくつか続く。最初は虚ろな表情が徐々に快楽を期待する表情に。
陽菜「ああっ、ヴァンピル様、素敵です!」
次第に自分からヴァンピルの頭を抱え、気持ち良さそうに胸に押し付けるようになる陽菜。それが続くにつれて吸血の跡がアザのように広がる。

荒い呼吸でハッと飛び起きる陽菜。
下着姿で自室で就寝中に悪い夢を見ていたようだ。
陽菜(…今の…一体、何なの…)
無意識に汗ばんだ胸に手をやると
夢の中にあったアザと牙の跡が。
陽菜(えっ、これって…)
途端に身体にドクンと衝撃が走り、目が虚ろに。そのままオナニー。
陽菜「ああ、ヴァンピル様、もっと、もっと吸ってください!ヨーマ帝国万歳!ヨーマ帝国に栄光あれ!あっああ…い、イクっ」イッたと同時に倒れる。

ヨーマ帝国と戦闘するヘリオスナイツ。転んだ一般人に襲いかかろうとする下級妖魔を叩き切るヘリオスイエロー。
陽菜(チッ、なんでこんな弱い奴らを守ってやんなきゃならないんだ!忌々しい!)
新手の下級妖魔が押し寄せてくるが、一般人は腰が抜けて動けない。
イエロー「とっとと逃げろよ、クズ!」
一般人を蹴り飛ばすイエロー。そこへレッドとホワイトが駆け付ける。
レッド「おい!何をしているんだ!」
下級妖魔を押し返すレッド。
ホワイト「陽菜!どうしたの!?」
その声にハッと我に返る陽菜。
ピンク「ごめん、私、少し疲れているみたい…」
ホワイト「待って!どこへ行くの!陽菜!」
急に走り出すピンク。

ヘリオスナイツ基地シャワールーム
1人でシャワーを浴びる陽菜。
(…何だろう、最近、すごくイライラする…それも守るべき人達に…)
ふと自分の胸元を見るとうっすらとコウモリのような形のアザとその中心に噛みつかれたような跡が。
(…え?何?コウモリ?…)
そう思った瞬間、全身がドクンと脈打つ。
陽菜の両眼が一瞬、赤く染まる。
陽菜「…ああ、エステに行かなきゃ…」

更衣室前。制服を着た陽菜が出てくる。千聖が駆け寄る。
千聖「陽菜!最近、様子がおかしいわ。何かあった…」
自分の変身ブレスレットを投げつける陽菜。
陽菜「…どいて。疲れてるの。邪魔しないで。」
千聖の話を遮り、手を振り払って有無を言わさぬ表情で廊下を行く陽菜。呆然とする千聖。
圭介「…戻ってくるのを待とう。」
後ろからその千聖の肩を叩き、抱き寄せる圭介。

エステサロン。施術ベッドに下着姿で仰向けになっている陽菜。そこへヴァンピルが現れる。
陽菜「ああ!ヴァンピル様!」
上半身を起こして微笑む陽菜。
ヴァンピル「クックックッ、どれ、我が眷属の証はどれくらい育ったか、見せてみろ。」
陽菜「はい!」
喜々としてブラを外す陽菜。そこには先程のコウモリのアザが。
ヴァンピル「…そろそろ頃合いのようだな。ヘリオスイエローこと、剣崎陽菜よ。我が眷属としてヨーマ帝国に忠誠を誓う覚悟はあるか?」
陽菜「勿論でございます!ヴァンピル様!もはや弱々しい人間などに興味はございません!」
ヴァンピル「フハハハ、よろしい。では本日の儀式をもって我が眷属に迎え入れようぞ。」
陽菜の胸に牙を突き立てるヴァンピル。ドクドクと吸血していく。快楽に染まる陽菜。色濃くなるコウモリのアザ。
ヴァンピル「今日はこれだけではない。私自身をそなたに迎え入れ、ヨーマの力を身体の中から染み渡らせるのだ…」
陽菜「ああ、うれしいです!ヴァンピル様!」
ショーツを脱ぎ、ヴァンピルのイチモツを丁寧になめて自ら入れる陽菜。
陽菜「あっ、ああ、すごい…ああ…」
ドクンドクンと心臓が飛び跳ねる音。
ヴァンピル「さあ、更なる快楽に身を委ねるがいい!」腰を振りながら吸血するヴァンピル。
陽菜「ああ、ヴァンピル様!もっと!もっと吸ってください!」
うわ言のように口走る陽菜。
ヴァンピル「これでヘリオスイエローは終わりだ!イクぞ!」
陽菜「ああ、ヴァンピル様の力が私の中に!」
陽菜の身体の中にヴァンピルの体液が注ぎ込まれる。口を震わせてもはや快楽で声も出ない陽菜。その瞬間、コウモリのアザははっきりとした輪郭で真っ赤に。また、その口から二本の牙が生え、両眼が赤く輝き、ぐったりとする。
ヴァンピル「クックックッ、さあ、起きよ、剣崎陽菜。いや、そなたはもう人間ではない。我が眷属にしてヨーマ帝国の忠実なる女戦士ヘルラミアよ!」
目元には黒いアイシャドウ、唇は紫に。牙を見せながらニヤリと邪悪な微笑みを浮かべる陽菜。そこにもはやかつての正義の戦士の面影はない。
ラミア「ああ、素晴らしい…力が溢れてきます…眷属に迎えていただき、ありがとうございます…ヴァンピル様。」
ヴァンピル「よいぞ、ヘルラミア。これからはヨーマ帝国のために忠誠を尽くすのだ。」
ラミア「ハハッ、このヘルラミア、ヨーマ帝国に絶対の忠誠を誓います。忌々しい人間どもを根絶やしにし、必ずやこの地上をヨーマ帝国のものといたします。」ひざまずくラミア。
ヴァンピル「よくぞ申した。陛下もさぞかし喜ばれることだろう。ではヘルラミアよ。そなたに最初の任務を与える。」
ラミア「何なりとお申し付けください。」
ヴァンピル「まずはヘリオスナイツの基地に剣崎陽菜として戻り…」
ラミアの耳元でささやくヴァンピル。それを聞き、楽しくて仕方ないといった様に邪悪な笑みを浮かべるラミア。
ラミア「さすがはヴァンピル様。ニンゲンを装うのは虫唾が走りますが、これは私めにしか出来ぬこと。仰せのままに。」
ヴァンピル「吉報を待っておるぞ。ヘルラミアよ。」
ラミア「ハハッ、ヨーマ帝国に栄光あれ!」
ヴァンピル「フハハハハハッ…」

ヴァンピルの哄笑 ②へ続く。

②ヘリオスナイツ基地 司令室

千聖「…陽菜、ブレスレット置いたまま戻って来ないね…」
圭介「大丈夫。あいつは必ず戻ってくる。任務を途中で放り出すようなヤツじゃない。」
千聖「…うん」

そこへヨーマ帝国の襲撃を知らせる警報。

圭介「すぐ近くみたいだ。行くぞ、ホワイト!」
千聖「…了解(陽菜…どこにいるの…)」

下級妖魔と戦うレッドとホワイト。しかしホワイトは陽菜のことでどこか上の空。そこへ下級妖魔が襲い掛かる。

イエロー「ちょっとホワイト!しっかりしてよね!」
颯爽と現れ、戦闘員を押し返すイエロー。
ホワイト「陽菜!来てくれたの!」
イエロー「あったりまえじゃない。行っくよぉ!」
イエローの迫力に怯んだように一斉に引き上げるヨーマ帝国。
レッド「あはは、待ってたぞ。さすがはイエローだ」
レッドも近寄る。
ホワイト「陽菜!陽菜!」
ホワイトはイエローに抱きついて喜ぶ。

ヘリオスナイツ基地 司令室

陽菜「…本当にごめん。私、どうかしてた」
圭介と千聖に頭を下げる陽菜。
陽菜「…うんと…正直言うとさ…その、多分、自分でも気付かないうちに…二人の仲に嫉妬してたのかなって…」
顔を見合わせる圭介と陽菜。
圭介「…いや、こっちこそすまん。」
千聖「ごめんなさい…私もずっと気になってた…」
逆に陽菜に対して頭を下げる二人。
陽菜「あっ、あ、そんなつもりじゃなくて、うん、もう!頭を上げてよ!悪いのは私なんだからさ!」
圭介「でもお前を苦しめたのは事実だ。申し訳ない。」
千聖「ごめん…本当にごめんなさい…」
千聖は泣きそうな表情。
陽菜「いいの、いいの!それよりさ…あの、重大な報告があります。」
突然かしこまる陽菜。身構える圭介と千聖。
陽菜「私にも大切な人ができましたぁ~」
圭介「なに?」
千聖「…えっ?」
陽菜「あ、ヘリオスナイツ辞めます、とか言うと思った?ざんねーん!私も大切な人のためにこれまで以上に頑張ることにしましたぁ!」
圭介「おいおいおい!」
陽菜「と、いう訳で、今後とも宜しくお願いしまぁす!」
おどけて敬礼する陽菜。
千聖は口元を抑えて無言。目が潤んでいる。
陽菜「…どした?千聖?」
圭介が千聖と陽菜の肩に手を置き、ポンポンと叩く。
「…うん、これからも三人で頑張ろう。」

夜。基地内の圭介の自室。

ベッドに横になり、本を読んでいる圭介。そこへドアをノックする音。

圭介「ん?誰だ?」
ドアが開くと陽菜が立っており、無言で入ってくる。
圭介「…剣崎?」
陽菜「こんな時間にごめんね。やっぱり圭介にちゃんと謝りたくてさ。」
圭介「…いや、もう十分だよ。むしろ、こちらこそ…」
突然、圭介の胸元に身を寄せる陽菜。
圭介「…お、おい、どうした?」
陽菜「ねぇ、私を見て」
圭介を見上げる陽菜の目が赤く輝く。途端に圭介の目が光を失う。
陽菜「フフッ、いい子ね。」
そのまま圭介をベッドに押し倒す。
陽菜「さぁ、いいことしましょ?」
無反応の圭介にキスをして服のボタンに手を掛け裸にし、上半身にキスをしながら下半身へ。
ズボンとパンツを下ろすと手コキとフェラ。
陽菜「あなたもヨーマ帝国のために働いてもらうわよ」
圭介「…なっ、これは!?身体が動かない?」
ヨーマ帝国という言葉に反応したのか、魅了が解ける圭介。しかし状況が把握しきれない。
陽菜「あら、もうお目覚め?せっかく痛みを感じないようにしてあげたのに。」
圭介「何をしているんだ、剣崎!お前…」
陽菜「剣崎陽菜、ヘリオスイエローは死んだわ。」
圭介「なに?」
陽菜「私は生まれ変わったの…」
次の瞬間、顔が悪堕ちメイク、口元に牙。
ラミア「私はヨーマ帝国の女戦士。ヘルラミア。日下部圭介、お前にも陛下に忠誠を誓ってもらうわよ。」
圭介「や、やめろ!」
いきり立った圭介のイチモツに牙を突き立てるラミア。
圭介「ぐぁ!」
脈打つように吸血される圭介。しかし吸血されるにつれ、苦痛の表情が和らいでいく。
ラミア「美味しいわぁ。あなたの血」
吸血を止めて、牙の跡から垂れる血を丁寧に舐め取るラミア。
圭介「…気持ちいい…」
虚ろな微笑みを浮かべる圭介。
ラミア「夜は長いわ。もっと楽しみましょう?」
圭介「…はい。」
制服を脱ぎ、胸元のコウモリを誇らしげに見せながら裸になるラミア。
ラミア「あなたにもお願いしたいことがいっぱいあるの。」
騎乗位。ラミア主導でセックス。
ラミア「さあ、復唱するのよ。私はヨーマ帝国に忠誠を誓います。」
腰を激しく動かしながら囁くラミア。
圭介「…私は…ヨーマ帝国に…忠誠を誓い…ます」
ラミア「私はヨーマ帝国の戦士としてニンゲンどもを皆殺しにします」
圭介「私は…ヨーマ帝国の…戦士としてニンゲンどもを…皆殺しに…します」
ラミア「私はヴァンピル様の眷属として生まれ変わりたいです」
圭介「…私は…ヴァンピル様の…眷属として…生まれ変わりたいです」
ラミア「フフッ、よく言えたわね。さぁ、私の中にいっぱい出して。あなたの正義の心も全部吸い取ってあげる」
圭介の首に牙を突き立て、吸血するラミア。
圭介「あっ、最高だ!気持ち良すぎる!」
と同時にラミアの中に射精する圭介。凄まじい快楽に溺れる圭介。その目が一瞬赤く光り、気絶する。
ラミア「私も気持ちよかったわ、圭介。」
キスをするラミア。
ヴァンピル「よくやった。ヘルラミアよ。」
そこへヴァンピルの声が頭に響く。
ラミア「ハッ、お褒めにあずかり光栄に存じます。ヴァンピル様。」
ヴァンピル「洗脳はその程度でよい。後から私がゆっくり眷属化するとしよう。では作戦どおり日下部圭介を利用して朝比奈千聖を陥れるのだ」
ラミア「ハハッ、千聖の絶望する姿がたまらなく待ち遠しいです…」
口元の血を拭い舌なめずりするラミア。

朝。基地司令室。
イスに座り、机の上に足を投げ出して、つまらなそうに報告書を見る圭介。
千聖「おはよう、圭介」
そこへ千聖がやってくる。いつもなら挨拶を返す圭介が、チッと舌打ちして、報告書を放り投げる。
千聖「圭介、これ、大事な書類じゃないの?」
散らばった報告書を拾い上げる千聖。
圭介「捨てといてくれ。くだらねぇ報告ばっかだ」
気だるそうに立ち上がる圭介。その目元のクマに気づき、思わず圭介の顔を覗き込む千聖。
千聖「どうしたの?寝てないんじゃない?」
圭介の首筋に噛まれたような傷跡が。
千聖「ねぇ、何か首に…」
陽菜「おっはよー」
そこへ元気よく入ってくる陽菜。するとダルそうな表情から一転、微笑んだ圭介は、目の前の千聖を押しのけて陽菜のもとへ。
圭介「陽菜ぁ、おはよー」
陽菜「ちょ、ちょっと、なにぃ?」
抱きつこうとする圭介を満更でもない表情で押し返す陽菜。
陽菜「あれ?千聖、ケンカでもしたの?」
千聖「…えっ?…ああ、うん…」
咄嗟にそう応えた千聖。
陽菜「良くないなー、おい、圭介!しっかりしろ!」
コツンと圭介を叩く陽菜。
圭介「ハッ、陽菜ちゃんのためならしっかりします!」
陽菜「そこは千聖だろ!」
笑う圭介と陽菜を見て不安げに微笑む千聖。

そこへヨーマ帝国の襲撃警報。

陽菜「よし!朝から頑張るよ!」
圭介「おう!行くぞ!」
千聖「うん!」
二人を追い、気を取り直して出撃する千聖。

下級妖魔と戦うホワイト。しかしいつもならすぐ近くにいる二人がいない。周囲を見渡すと離れたところで戦うイエローのサポートにレッドが入っているが、何故かそちらは下級妖魔が少なく、適当にあしらっているだけだ。

ホワイト「レッド!イエロー!敵の数が多いの。こっちに来て!」
無線で呼びかけるが返事がない。代わりに二人の会話が聞こえてくる。
レッド「なぁ陽菜、お前、色っぽくなったよな」
イエロー「何言ってんの。私、大切な人がいるって言ってるでしょ?」
レッド「これ終わったら一発ヤラせてくれよ」
イエロー「はぁ?そんなの千聖に言いなさいよ!」
レッド「アイツ、身体はいい身体してるけど、やらしくねぇんだよ。だからさ…」
イエロー「ちょっと圭介、千聖の回線、開いてるよ、これ。千聖、ごめん、そっち大変?」
ホワイト「…えっと、うん」
やや間をおいて答えるホワイト。衝撃的過ぎて今の二人会話が頭に入ってこない。
レッド「何だよ、もっと早く言えよ!」
イエロー「すぐ行くね!」
二人の来援ですぐに撤退するヨーマ帝国。
レッド「あーあ、手応えねぇな。ダルいから帰るわ。」
二人に手を振ってさっさと基地へ帰還する圭介
イエロー「ちょっと、何なのよ、圭介!…ねぇ、千聖!千聖ってば!」
呆然とする千聖がその呼びかけにハッと我に返る。
イエロー「あのさ、圭介と何かあった?」
ホワイト「…何も…ない」
首を横に振って駆け出す千聖。
イエロー「待って!千聖!」
そう呼びかけるが走り去る千聖。変身を解き、邪悪な微笑みを浮かべる陽菜。

基地シャワールーム

無心でシャワーを浴びる千聖。
千聖「…圭介…急にどうしちゃったの…」
そこへ陽菜が現れて、千聖のシャワールームへ入ってくる。
千聖「えっ、陽菜!?」
突然のことに胸を隠して恥じらう千聖。
陽菜「…大丈夫。見せてみて。」
千聖の手を振りほどき、千聖の全身をなで回す
陽菜。千聖の視線が陽菜の胸のコウモリに。
陽菜「フフッ、いいでしょ、これ。大切な人のものになったっていう証なの…」
突然、千聖を抱きしめる陽菜。
陽菜「千聖、こんなに魅力的なのにね…圭介、バカだよね…」
その言葉に突然泣き出す千聖。それを更に優しく抱き止める陽菜。
陽菜「うん、気が済むまで泣いて、落ち着いてから一緒に圭介のとこへ行こ」
千聖「…うん」

陽菜の部屋の前

一緒に圭介の所へ行ってくれる事になった陽菜の部屋へ来たが、ノックしても不在。

千聖(いないみたい…でも…ううん、やっぱり陽菜を頼っちゃダメ。これは自分の問題だもの)

気を取り直して圭介の部屋へ向かう千聖。すると何故かドアが少し開いており、部屋の中から嬌声が。思わず覗き込む千聖。

圭介「ああっ、すごい!イイッ!」
陽菜「あっ、あっ、気持ちいい!」

ベッドで圭介と陽菜がセックスしている。絶句して固まる千聖。

圭介「千聖なんかと比べものにならないぜ!最高だ!」
陽菜「ああん、ダメよ、圭介。千聖がかわいそう。」
圭介「いいんだ、俺、アイツと別れる!」
陽菜「だから、ダメよ。私はもうあの方のものなの。」

千聖(…あの方?)
呆然としていた千聖だったが、ふと冷静な思考が戻った。その瞬間、もたれ過ぎたのかドアが全開になってしまう。

陽菜「あっ、千聖!」
圭介「あ?」

出入り口の千聖は目前の光景と視線に耐えきれず、走り去る。

司令室

気持ちを落ち着かせ1人佇む千聖。

千聖(…何かがおかしい…圭介も陽菜も…)

千聖「最初に陽菜の様子が変わって…それから圭介。まるで別人みたいに…」

これまでのことが脳裏をよぎる。圭介の首筋の傷跡、陽菜の胸のコウモリが思い浮かぶ。

千聖「…まさか…」

陽菜「探したわ、千聖。ここにいたのね」
そこへ制服姿の陽菜が現れる。
陽菜「千聖、誤解なの。話を聞いて…」
千聖「こっちへ来ないで」
身構える千聖。
陽菜「無理もないわ、ごめんなさい、千聖」
更に近づく陽菜。
千聖「来ないでって言ってるでしょ!あなたは陽菜じゃない。」
後ずさりしながらも構えを解かない千聖。
陽菜「あれぇ?もうバレちゃってる?」
ニヤニヤと笑う陽菜。
千聖「ヨーマの怪人か?」
その問いにう~んと考える仕草の陽菜。
陽菜「う~ん、半分当たりで半分ハズレ!だって私、剣崎陽菜、本人だもの。」
次の瞬間、千聖は後ろから忍び寄っていた圭介に羽交い締めにされる。
圭介「千聖、お前もヨーマ帝国に忠誠を誓うのだ」
千聖「圭介!?お願い、正気に戻って!」
振り払おうとするも圧倒される千聖。
陽菜「もう、ムダよ。圭介は、さっきヴァンピル様の眷属の儀式でヨーマ帝国の一員になったんだから」
千聖「なんですって!?」
圭介の両眼は赤く染まり、唇は紫に。口元には牙が現れる。
圭介「我は偉大なるヨーマ帝国の戦士にしてヴァンピル様の眷属。デスファング。」
千聖「…圭介…」
絶句する千聖。
ヴァンピル「クックックッ、お初にお目にかかる。ヘリオスホワイトこと朝比奈千聖。」
そこへヴァンピルが登場。ひざまずく陽菜。
千聖「…お前がヴァンピル!」
睨みつける千聖を陽菜が平手打ちする。
陽菜「ヴァンピル様への無礼は許さないわ!」
ヴァンピル「よいよい。それより何も知らぬヘリオスホワイトにお前の真の姿を見せてやりなさい。」
陽菜「ハッ。」すると黒い霧が陽菜を包む。
陽菜「私はヨーマ帝国に絶対の忠誠を誓う女戦士ヘルラミア。」
愕然とする千聖。
ラミア「私もヴァンピル様に眷属にしていただいたの。選ばれた者しか眷属になれない、名誉なことなのよ。剣崎陽菜なんて人間は捨てたわ。」
千聖「…そんな…」
絶望する千聖。
ラミア「アハハハ、それ、それ。千聖のその顔が見たかったの」
その表情を見て笑うラミア。
ラミア「…さぁ、余興は終わり。あなたもヨーマ帝国の一員になるの。」
首を横に振って嫌がる千聖。その千聖の顔を両手で固定するデスファング。
ラミア「さぁ、千聖、私の眼を見て」
千聖「…あっ」
吸い込まれるように見てしまう千聖。次の瞬間、虚ろな目に。拘束を解くデスファング。無抵抗で立ちすくむ千聖。
ラミア「いいわ。さあ、全部脱ぎなさい。」
千聖「…はい。」
制服を脱ぎ捨て、裸になる千聖。
デスファング「グヘヘ、こうしてみるとやっぱりいい女だなぁ」
ラミア「フフフ、なら二人で血を吸ってあげましょ?」
千聖の両胸に牙を立てるデスファングとヘルラミア。
千聖「ああっ!」
ぐさりと突き立てられた牙からドクンドクンと吸血される。
千聖「素敵…気持ちいい…もっと吸って」
次第に二人の頭を抱えて胸に押し付ける千聖。
デスファング「グヘヘ、堪んねぇな」
ラミア「これくらいにしておきましょう」

両胸に血を垂らした牙の跡が。恍惚の表情の千聖。

ラミア「さあ、ヴァンピル様、もはや千聖は快楽の虜。ぜひご賞味ください。」
ヴァンピル「クックックッ、では私も楽しませてもらおうか」

千聖の後ろに回り込み、首筋を狙うヴァンピル。

千聖「あああっ、すごい!」
首筋から吸血されながら両胸を揉まれる千聖。
凄まじい快楽が襲い掛かる。両胸のアザが急速にコウモリを形成していく。

ヴァンピル「クックックッ、三人からこれだけの妖魔因子を受け取ったのだ。素晴らしい眷属になるに違いない…朝比奈千聖よ、聞こえるか?」

千聖「…はい。ヴァンピル様。」
ヴァンピル「そこへ横になるのだ。」

司令室の大きな丸テーブルに身体を横たえる千聖。
ヴァンピル「これから我が眷属へ生まれ変わるための儀式を行う。覚悟があるなら立派に生まれ変わるだろう。」

ラミアにしゃぶらせたイチモツを千聖の中に入れるヴァンピル。

千聖「あん、…ダメ、気持ち良すぎるっ!」
快楽に悶える千聖。
ヴァンピル「どうだ?ヨーマ帝国は素晴らしいだろう?」
ゆっくりとした腰の動きを繰り返すヴァンピル。
千聖「…はい。素晴らしいです。」
ヴァンピル「日下部圭介、剣崎陽菜もこの素晴らしさを知って我が眷属に自ら志願したのだ」
千聖「ああ、私もヴァンピル様の眷属になりたい…」
ヴァンピル「そうだろう、そうだろう。では人間を止める覚悟はあるか?」
千聖「人間…を…やめる…」
言い淀む千聖を見て合図するヴァンピル。両胸から再び吸血するデスファングとヘルラミア。
千聖「ああっ、ああっ、い、イクッ!」
痙攣する千聖。吸血を止める二人。
ヴァンピル「クックックッ、どうだ?人間では味わえない快楽であろう?」
千聖「はぃ…素敵ですぅ…人間なんて、もうやめます…ヨーマ帝国の一員になりたいです…」
ヴァンピル「よろしい、本心だな?では仕上げといこう。」
腰の動きを速めるヴァンピル。
千聖「ああっ、すごい!最高です!ヴァンピル様ぁ!」
ヴァンピル「さあ、我が妖魔因子を味わうがよい!」
ドクドクと体内に注がれる体液。胸のコウモリが赤く輝く。何度も痙攣した千聖は気絶する。
ヴァンピル「さぁ、起きよ、朝比奈千聖。今日よりお前はエマスキュラと名乗るがよい。」
スッと上半身を起こす千聖。ヴァンピルと目を合わせると邪悪な笑みを浮かべる。アイシャドウに紫の唇。口元の牙。机を降り、ヴァンピルにひざまずく。
スキュラ「眷属にお迎えいただいた上に素晴らしい名前まで頂戴し、ありがとうございます。ヴァンピル様。」
ラミア「成功のようですね。ヴァンピル様。」
深く頷くヴァンピル。

ヨーマ帝国内部

大帝アバドンとヴァンピルの前にひざまずく三人。

アバドン「ほう、お前たちがあのヘリオスナイツか」
ラミア「陛下、そのようなけがらわしい名前はとうに捨てました。今は身も心も陛下のものにございます。」
スキュラ「我らはヴァンピル様の眷属にしてヨーマ帝国の忠実なる戦士。ニンゲンどもには死を。」
ファング「我ら妖魔戦隊ネクロナイツ。これまでの非礼、どうかお許しください。」

三人「ヨーマ帝国万歳!ヨーマ帝国に栄光あれ!」

ヴァンピルを見て満足そうに頷くアバドン。
アバドンの笑い声がこだまする。

                 エンド




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みかん
吸血シーンを絡ませながら、三人それぞれに濃厚な濡れ場が用意されているのが上手いですね。
チェリー山下
吸血鬼と悪堕ちを組み合わせた素晴らしい作品だと思います。 映像化して欲しいと思います。
いもいもたると
いつの間にかいいねで共感いただいた方がこんなにも…ありがとうございます。しかもコメントまで頂いていたとは…。みかん様、山下様、ありがとうございます。吸血悪堕ちは性癖どストライクなんです。あと退魔師母娘が淫魔に洗脳され連鎖悪堕ち、カルト教団に潜入した女捜査官が教祖に洗脳されて後輩捜査官を連鎖洗脳する話だとか王道の洗脳悪堕ちが好きなんです。
チェリー山下
作品化決定おめでとうございます! 配信されたら、絶対に買います。
まりもっこす
採用おめでとうございます!! 発売楽しみにしています!!
みかん
採用おめでとうございます。シナリオ通りの良い吸血AVになるよう期待しています。
YCY
採用おめでとうございます!是非見てみたいです!
いもいもたると
まさか採用されるとは!皆さんがいいね!を押してくださったおかげです。本当にありがとうございます!自分も発売されたら買います(笑)
イグニス
作品化おめでとうございます!ここ最近で一番気になったプロットなので期待です。万人受けはしないだろうけど、紫の唇や赤い目をカラコンで再現などして欲しいな
いもいもたると
イグニス様、ありがとうございます!そうなんです、ハマる方にはハマるシチュだと思いますので、吸血のエロさが再現されたら嬉しいです。
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