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タイムアスモデウス
タイムアスモデウス
Katherine
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モーリー夕
■タイトル  作品化済み

ヒロイン惨敗、陥落寸前~ピンクルクス 使命と快楽の間~ [No.7848]

■プロット
序盤は敵の策略により快楽に溺れそうになりながらも戦士として戦う使命を選ぶヒロイン(戦隊ピンク)、中盤は戦闘シーンでのピンチ、終盤は再び弄ばれるヒロインが堕ちそうになりながらも抗う描写になります。


●あらすじ

地上世界の侵略を開始した地底魔帝国ジューブと、人類を守るために組織された輝光戦隊ルクスマンの戦いが続いていた。ルクスマンの一員であるピンクルクス・桃香は戦闘中にピンチに陥ったところを1人の青年に助けられる。ヒカルと名乗るその青年に桃香は惹かれていく。

桃香はヒカルからルクスマンとして戦うことを止め自分と幸せになるよう告げられる。ルクスマンとして戦う使命を全うするためヒカルの申し出を断る桃香だったが、ヒカルに愛撫され身を委ねてしまう。その時、桃香のブレスにジューブ出現の連絡が入る。駆け付けようとする桃香だが、ヒカルに遮られ、再び身を委ねてしまう。

桃香は絶頂に達する。我に返り、戦いよりも快楽を選んでしまった自分を責め、仲間の元に駆け付けようとするが、ヒカルによって連れ去られてしまう。

ヒカルの正体は地底魔獣グロンドクラーだった。桃香はピンクルクスに変身し戦うが、最凶の地底魔獣グロンドクラーに歯が立たない。ピンクは圧倒的な力の差を見せつけられるだけでなく、自身の醜態を嘲笑され、屈辱的な言葉を浴びせられながら痛めつけられ、強化スーツも破壊され、ボロボロにされる。
※スーツ破壊は肌の露出はせず徐々にメカが露出するGHLS—56のワイルドホワイトのようなイメージです。

力尽き変身を解除された桃香は、再びヒカルの姿となったグロンドクラーによって責めを受ける。気丈に耐え続ける桃香だったが、ヒカルを求めている自分に気づく。それでも耐え続ける桃香に、ヒカルは、ピンクルクスに変身した姿で弄ぶという屈辱を与える。ピンクは戦士としての使命感とヒカルを求めてしまう自分の間で葛藤し、陥落寸前になりながらも抗い続ける。

※登場人物の人数や場面転換の回数、細かい流れなどにこだわりはありません。


●登場人物

【ピンクルクス/桃香(モモカ)】
ルクスマンの一員。正義感が強く優しい性格。太極拳の達人でもあり、男性メンバーには劣るが戦闘能力は比較的高い。
元ネタは光戦隊マス〇マンのピンク〇スクです。
※変身前のコスチュームは黒のレザージャケットとスカート、ピンクのレギンスやスパッツ、変身後の強化スーツは、縦伸び仕様、レザーグローブ、イヤリングなど元ネタ、本家に近い仕様・デザインだと嬉しいです。

【地底魔王子イガル】
ジューブの幹部。
 ※元ネタでは女性なので、性別は男女どちらでもいいと思います。

【地底魔獣グロンドクラー/ヒカル】
最凶の地底魔獣。人間の姿になり桃香を快楽に溺れさせようとする。戦闘能力も極めて高く、ピンクを圧倒する。


●ストーリー

1 ヒカル

「はっ!てやあ!」
広い荒野に勇ましい声が響く。光沢のある桃色の強化スーツ、イヤリングが施された優美なマスクを纏った戦士が躍動している。
地底魔帝国ジューブが出現したとの連絡を受け、ピンクルクス・桃香はいち早く現場に駆け付けた。仲間の到着を待っている時間は無い。見るからに凶悪な姿の怪人と、漆黒の戦闘員・アンゴラー兵たちを前に、桃香はピンクルクスに変身し、単身戦いを挑んだ。
「きゃああああ!この地底魔獣、何という強さなの!?」
地底魔獣は強くピンクを圧倒した。だが、どれだけやられてもピンクは果敢に向かって行った。地球を守るルクスマンとしての使命感は誰よりも強かった。
「ジューブから人々を守るのが私たちルクスマンの使命…どれだけ強い敵が相手でも、負けるわけにはいかないのよ…!」
ピンクに止めを刺そうとした地底魔獣が手を止めた。
「…ピンクルクス、女でありながら誰よりも強い正義の心を持つ戦士か…」
地底魔獣がその場を立ち去った。ピンクは驚きを隠せなかった。
「な、待ちなさい!」
しかしアンゴラー兵たちがピンクを遮り、再び戦闘が始まった。
「きゃああ!」
攻撃を受け体勢を崩したピンクに、アンゴラー兵たちが襲い掛かる。
「危ない!」
1人の青年がアンゴラー兵を蹴り飛ばした。
「大丈夫か?こいつら寄ってたかって女を甚振るとは、許せねえ!」
青年がアンゴラー兵を次々と蹴散らす。アンゴラー兵が退却していく。ピンクはしばし呆気に取られていたが、変身を解除し青年に駆け寄った。
「あの…ありがとう、助かったわ。あなたは?」
「オレはヒカル。か弱い女を痛めつける奴らが許せなかっただけだ」
「え、か弱いって…ピンクルクスの私が?おかしな人」
桃香が思わず笑った。


2 急接近

「え、桃香がデート!?」
仲間たちは驚きを隠せなかった。
「デートだなんて大袈裟。助けてもらったお礼をするだけよ」
「この前、桃香がピンチだった時に助けてくれたっていう青年のことか?」
「ええ、それに、けっこうカッコよかったし…」
そう言って桃香は出掛けて行った。

桃香とヒカルが2人きりで会っていた。
「この前は助けてくれてありがとう。でも、私はか弱い女の子なんかじゃないですからね。これでも、地球を守る輝光戦隊ルクスマンの一員、ピンクルクスなんだから」
「そんなことは関係ない。ルクスマンだろうが何だろうが、オレにとってお前はか弱くて魅力的な女だ」
「え!?魅力的って、もう、よくそんな歯の浮くようなセリフが言えるわね」
照れ臭いが悪い気はしない。
「とにかく、今日は助けてもらったお礼を…んん!?」
ヒカルが桃香の言葉を遮り口づけをした。
「ちょ、ちょっと!いきなり何を…ん!」
ヒカルが再び口づけをした。桃香は戸惑いながらも、ヒカルに身を委ねていた。

何度か会ううちに、桃香の中でヒカルの存在がどんどん大きくなっていった。桃香はヒカルの部屋を訪れていた。
「桃香、オレはお前が戦いの中で傷つくことに耐えられない。もうルクスマンとして戦うことは止めてくれ。これからはオレがお前を守ってやる。オレと一緒に幸せになれ」
「もう、揶揄わないでよ…私には、ジューブから人々を守るという使命が…」
桃香の言葉を遮り、ヒカルが口づけをした。
「なぜ、お前が戦わなければならない!?自分の幸せのために生きてもいいはずだ!」
ヒカルが徐に桃香の胸に手を伸ばし、揉んだ。
「や…ちょっと、ヒカル!?」
ヒカルが桃香を押し倒す。胸や尻、やがて下半身に手を伸ばし、下着の上から秘部を刺激する。桃香にとって初めての感覚だ。
「やめ…ダメよ、こんなこと…」
(なに…なに、この感じ…)
桃香は戸惑いながらも拒絶できなかった。
「はぁ…ぁん!」
思わず艶っぽい声が漏れる。
(ダメ、このまま続けたら、やめられなくなっちゃう…)
「ダメ…!」
桃香はヒカルを跳ね退け部屋を飛び出した。


3 葛藤

桃香がレッドから叱責を受けていた。
「桃香、またあのヒカルという青年と会っていたのか。少し気を許しすぎじゃないのか?戦いにも集中していない。ルクスマンとしての自覚が足りない証拠だ」
「そんなこと…ないわよ…!」
全て図星だ。
「あの青年、何か企んでいるのかも知れない」
「そんな、ヒカルはそんな人じゃないわ!少し強引だけど、優しい人だわ!」
桃香が反論した。
(どうしよう、ヒカルのことが頭から離れない…こんなんじゃ、ルクスマン失格だわ!)
その時、ジューブの出現を知らせる警報が基地に響いた。
(戦いに集中しなきゃ!)
桃香はモヤモヤを抱えたまま出動した。

戦いを終え、桃香はルクスマンとしての使命を再確認していた。桃香は再びヒカルの部屋を訪れた。
「私、やっぱりルクスマンを辞めることはできないわ。私は…」
「桃香、自分の幸せよりも戦う使命を選ぶのか?自分の気持ちに素直になれ!」
ヒカルは強引に桃香を抱き寄せ口づけをした。
「ちょっと、ダメだったら…」
ヒカルが桃香の体に手を回し、胸や尻を愛撫し始める。言葉とは裏腹に、桃香はやはりヒカルを拒むことができなかった。


4 放棄

ヒカルが桃香を愛撫し続けている。
「ダメよ、ヒカル…!ねぇ…ダメだったら…!」
桃香が弱々しく抵抗する。
「桃香、お前もこうなることを望んでいたはずだ」
ヒカルが桃香を押し倒し、徐々に衣服を脱がせてく。下着の上から胸を揉んだ。下着を外そうと手をかけた時、桃香のブレスが鳴った。
(桃香、ジューブが現れた!)
仲間からの通信だった。
「ジューブが!?今行くわ…」
ヒカルが桃香の腕を押さえ、ブレスの通信を切った。
「今はオレのことだけを見ろ」
「ヒカル!私、行かなきゃ、みんなのところへ行かなきゃ…!」
ヒカルがお構いなしに桃香の下着を外す。
「な、ヒカル!本当に、ダメだったら…」
「綺麗だ桃香。美しい、魅力的な体だ」
「そんな、そんなこと…」
桃香が頬を赤らめる。桃香は男性経験がない。自分の体をそんな風に褒められるのは初めてだ。素直に嬉しかった。実際、ジューブと戦い続けている桃香の体は、引き締まっている一方で、胸も豊満で形も良く、脚やヒップも適度に肉付きが良い、均整の取れた魅力的な体だった。一糸纏わぬ姿になった桃香をヒカルは愛撫し続けた。
「はぁ…うぅん…!」
艶っぽい声が漏れる。
(ダメ、私は、戦士なのよ…でも…)
「あ、ぅん…!」
「それでいい」
どれくらいの時間愛撫されていたのか、桃香は濡れていた。時には桃香の方からヒカルに絡みさえした。罪悪感からは、完全に目を背けていた。
「あ…あぁん!」
桃香は絶頂に達した。
「はぁ、はぁ…」
桃香が脱力する。昂った気持ちが鎮まるのと引き換えに、罪悪感が急激に押し寄せて来る。
「あぁ…みんなが戦っているのに、私…!ヒカル、あなたとの時間はとても幸せだわ。でも、やっぱりルクスマンを辞めることはできない…私は、仲間とともに戦わなければならないの!」
桃香が急いで服を着る。
「…そうか、もっと簡単に堕ちると思ったが…思ったよりも強い心を持っていたということか」
「え、ヒカル…?」
ヒカルが桃香を睨みつけ、手を翳した。
「こ、これは、きゃああ!?」
空間が歪み、桃香が吸い込まれた。


5 真相

「きゃああぁぁ!」
桃香が別の場所に放り出された。慌てて服を着たせいで少しはだけている。
「うぅ…ここは、一体何が…?」
その場所には見覚えがあった。桃香が謎の地底魔獣と戦った荒野であり、ヒカルと初めて会った場所でもあった。背後に気配を感じ振り返った。ヒカルと、ジューブの幹部・地底魔王子イガルが立っていた。
「イガル!?ヒカル、なぜイガルと…一体どういうことなの!?」
「…クックック…ヒャッハッハ!」
ヒカルが下品に笑った。桃香の質問には答えずイガルに跪いた。
「イガル様、もう少しでピンクルクスを快楽に溺れさせることができたのですが、思ったより戦士としての自覚が強かったようです」
「フン、だから言ったのだ。くだらん余興だと」
「ヒカル、一体、何を言っているの!?」
「クク、お前をオレに惚れさせ、快楽漬けにして戦士として使い物にならなくしてやろうと思ったんだがな」
「え、え…何を…え…!?」
混乱する桃香を見てヒカルが笑った。
「オレは、はじめからイガル様の部下だ」
「え、え…!?そんな、何を言って…そ、そうか!イガルに操られているのね!?イガル、卑怯な!」
桃香は明らかに取り乱していた。ヒカルの言葉を受け入れまいと必死だった。
「フン、何を言っている、取り乱しおって見苦しい。おい、本当の姿を見せてやれ」
イガルの命令でヒカルが見る見るうちに姿を変えた。それは、先達ての戦いでピンクルクスに止めを刺さずに立ち去った地底魔獣の姿だった。
「あ、あの時の地底魔獣!?ヒカルが…!?うそ、うそよ…そんなの信じないわ!」
「こいつの名はグロンドクラー。千年の眠りより目覚めし最凶の地底魔獣」
「桃香、この場所を覚えているか?あの時、お前を倒すことは簡単だった。だが、ピンクルクスは女でありながら強い正義の心を持った戦士だと知り、ただ倒すよりもお前を快楽に溺れさせルクスマンを辞めさせる方が面白いと思った。予定変更、止めを刺さず人間の姿になりお前を助けたのだ。このオレに惚れるようにな」
「そんな…そんな…私を、騙していたの…!?」
「お前の正義の心は思っていたよりも強く、ルクスマンを辞めさせることは出来なかった。だがまんまと騙され、オレに裸体を晒して喘ぐお前は見物だったぜ」
桃香が後ずさりする。
「貴様が快楽に溺れ、戦いに駆け付けなかったせいでルクスマンは敗れるのだ」
イガルが容赦ない言葉を浴びせる。
「…そうだわ、みんな、みんなは!?みんな、応答して!」
皮肉にもイガルの言葉で桃香は幾分か正気を取り戻した。ブレスから仲間たちの声が聞こえた。
(ダメだ、やはり5人揃わなければ!)
(ピンク、一体どうしたというの!?)
仲間たちは明らかに苦戦していた。
「5人揃わぬルクスマンなど敵ではない!」
「私のせいで、みんなが危ない…!」
仲間の元へ駈け付けようとする桃香の前に、アンゴラー兵たちが立ち塞がった。
「くっ…!」
「馬鹿め、仲間よりも自分の心配をしたらどうだ。仲間の元へなど行けると思うか!」
アンゴラー兵たちが桃香に襲い掛かった。
「やあ!とう!てやあ!」
戦闘員相手とはいえ多勢に無勢、桃香が徐々に追い詰められて行く。何とか体勢を立て直しブレスを装着した右手を掲げた。
「ルクスオン!」
桃香の前に光の壁が現れる。桃香が潜り抜けると、ブレスに内蔵された、桃色を基調とした美しく輝く強化スーツ、イヤリングが施されたマスクが桃香に装着される。額のインジケーターが起動し、体の内に秘められたチャクラパワーが全身に漲る。桃香はピンクルクスへと変身を遂げ、戦いに身を投じた。


6 惨敗

「はあ!てやあ!」
ピンクは次々と襲い来るアンゴラー兵と必死に戦った。アンゴラー兵を一掃したピンクの前にイガルとグロンドクラーが立ちはだかった。ピンクは一瞬怯んだが、拳を強く握った。
「ルクスマンは負けない…このピンチだって乗り切って見せるわ!」
「フン、グロンドクラーは最凶の地底魔獣、貴様如きが敵う相手ではない!やれグロンドクラー!」
一度戦っただけでもグロンドクラーの強さはわかっていた。だが負けるわけにはいかなかった。桃香はもともと拳法の使い手だ。変身し威力が何倍にも増幅された技を、グロンドクラーに炸裂させた。
「てやあ!あ!?」
グロンドクラーはピンクの渾身の手刀を容易く受け止め、腕を捻り上げた。
「ぅあああ!?」
軽々とピンクを放り投げた。
「きゃあああ!」
体勢を立て直す間も与えず一瞬で間合いを詰めピンクを斬り裂いた。
「ああああぁ!」
ピンクの強化スーツが火花を上げた。あまりの威力にピンクは一撃で吹き飛ばされ仰向けに倒れた。
「ぐぅ…マグナムレーザー!」
ピンクはベルトの右側のホルスターに携行した光線銃を剣に変形させ斬りつけた。だがピンクの斬撃が効いている様子は無かった。
「やあ!」
ピンクの斬撃は容易く受け止められた。グロンドクラーがピンクの剣を折った。
「ああ!?」
グロンドクラーがピンクを殴り飛ばした。
「きゃああ!…うぅ、マグナムレーザーが折られるなんて…!」
「フン、他愛もない。この程度か」
グロンドクラーが攻勢に転じるとピンクは忽ち劣勢になった。グロンドクラーがピンクを踏み付けた。
「あぐ、うううぅ!」
「クク…人間の姿になると、人並みに性欲が湧くらしい。ベッドの上のお前はよかった。その厭らしい体は最高だったぞ」
ピンクを無理やり起き上がらせる。
「だが、こうして痛めつけるのも悪くない。強化スーツの上からでも柔らかい体の感触が伝わる」
「な、何ですって…!?」
戦いの最中にこのような言葉を浴びせられ、ピンクにとっては屈辱以外の何物でもなかった。
「ああぁ!ゃあああああぁ!」
だが無情にも、力の差は歴然だった。ピンクは何度も地面に転がされた。
「はぁ、あぁ、くぅ…ルクスリボン!」
ピンクがベルトの左側の小型ボックスに手を翳す。収納されていたピンクの専用武器が現れる。新体操のリボンのような形状をしたその武器を放ちグロンドクラーを捕らえた。
「はあっ!」
リボンにチャクラパワーを流し込み、グロンドクラーに大ダメージを与える、はずだった。
「な、きゃあああああぁ!?」
ピンクの強化スーツが爆発した。グロンドクラーは倒れるどころか、リボンにエネルギーを逆流させてきた。大ダメージを受けたのはピンクの方だった。
「ああああぁぁう!そんな、ルクスリボンも…通じないなんて…!」
「こんな玩具が、お前の切り札か」
ピンクが後ずさりする。グロンドクラーはリボンを破壊しピンクを容赦なく斬り刻んだ。
「ああぁ!うあぁ!きゃああああぁ!」
強化スーツが火花を上げた。ピンクが悶えるような悲鳴を上げる。
「弱い。戦士としては弱過ぎる。だが悲観することはない。体も声も、十分魅力的だからな。ハハハ!」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ…うぅ!…手も足も、出ないなんて…!」
完全に見下されていた。あまりの実力差に、悔しさと絶望感が込み上げた。どれだけ挑んでも、グロンドクラーには手も足も出なかった。
「あぁ!ぐふっ!あああああ!」
イガルの号令でアンゴラー兵たちもピンクに襲い掛かった。武器を失いダメージを受けた体では四方から襲い来る敵に太刀打ち出来なかった。ピンクは滅多打ちにされ、滅多斬りにされた。アンゴラー兵にすら斬り刻まれた。
「くっ…はいっ!たあっ!…うわあ!きゃあああぁ!」
斬られる度に強化スーツが火花を上げていた。グロンドクラーがピンクの胸元を斬り裂いた。
「ああああああああああぁぁぁぁ!」
ピンクの強化スーツが斬り裂かれ、内部メカが痛々しく露出していた。思わずメカが露出した部分に手を当てた。
「あああああああぁ!そ、そんな…強化、スーツが…う、ああ、あぁん…ああああああぁ…!」
バイザーが警告を告げる。これまでどんな攻撃からも守ってくれた強化スーツが無残に破壊されたことが信じられなかった。
「強化スーツが…耐えられないなんて…ぅああああああぁあぁん…!」
ピンクがフラフラと立ち上がる。それを待っていたかのようにピンクに対する攻撃が再開する。強化スーツはあちこち破損し火花を散らしている。バイザーは最大級の危険を告げていた。
「あああああぁ!スーツ機能低下…!きゃああぁ!このままじゃ…ゃああああああぁ!」
ピンクが為す術無くやられている。ダメージでのたうち回り、悶え苦しんでいる。美しかった強化スーツは傷つき汚れ見る影もなかった。
「まだ戦う気か」
「きゃああああぁ!…みんな、私のせいで、みんなが…ぐ、あ、負けるわけには…いかないのよ…!」
グロンドクラーがピンクに触手のようなものを伸ばす。ピンクの手足、首、体中をぐるぐる巻きにする。
「ああぅ!?あ、ぐぅ…これ、は…あぁ…ああああああぁ…!」
触手がピンクを締め上げる。いくら藻掻いても逃れることはできなかった。グロンドクラーのエネルギーが触手を伝ってピンクの体に流れ込む。
「うああ!あっ、あっ、あっ、くぁああああぁ!きゃあああああぁ!」
ピンクがこれまでで最大の悲鳴を上げる。既にボロボロだった強化スーツがさらにスパークを繰り返している。
「あああああああ!パワーが、パワーがぁ…ああああああぁ!」
額のインジケーターがチャクラパワーの減少を示していた。
「ああああああぁ!きゃ、あぁあああ!ああああああああぁ!」
ピンクが崩れ落ちる。強化スーツが火花を上げている。
「ううぅ…あああああぁ…!」
「終わりだなピンクルクス。やれ、グロンドクラー、止めを刺すのだ!」
「あ…あぁ…」
グロンドクラーがピンクににじり寄り無理やりに立たせる。
「あ…あぁ…!」
ピンクを一閃した。
「ああああああああぁあああぁ…!」
ピンクの強化スーツが火花を上げる。淡い光が包み、変身が強制解除された。
「…変身、が…!」
「もはや戦えまい。グロンドクラー、あとは好きにするがいい」
イガルが立ち去ると、グロンドクラーが再びヒカルに姿を変えた。
「殺しはしない。また気持ちいいことをしてやるぜ。本当はそれを待っていたんだろう?」
「はぁ、はぁ、はぁ、い、いや…ルク…ス、オン…!」
桃香は力なくブレスを翳したが、反応がなかった。
「…あれ?…ルクスオン…ルクスオン…へ、変身できない!」
「もはやそんな力は残っていまい」
「そ、そんな…ルクスオン…ルクス…あぁ!やめて、離してぇ!」
桃香が連行されて行った。

※変身解除される前の戦闘シーンは可能な範囲でアクターさんやアクトレスさんが演じていただけると嬉しいです。


7 続き

「…う…ここは…?」
桃香が目を覚ますと、手足を拘束され磔にされていた。目の前にヒカルが立っていた。
「お目覚めかな」
「ヒカル、いえ、グロンドクラー…私をどうする気!?これを外しなさい!」
「クク、あれだけ力の差を見せつけられて、まだ戦う気か」
「当然よ…ルクスマンは負けないと、言ったはずよ…!」
「やはり、心は強いようだな。だが仲間は壊滅状態。お前1人で勝てるはずもない。どうしようというのだ」
「みんなは負けたりしない!私だって…あなたも倒して見せるわ…!」
「仲間は全員オレが葬ってやる、お前をオレの物にした後でな。さあ、あの時の続きをしよう」
ヒカルが桃香の胸を掴んだ。
「くっ、触らないで…!」
「桃香、お前は美しい女であると同時にとても心の強い戦士だ。そんなお前を気に入ったのは本当だ。必ずオレの物にする」
「私は、一度はあなたとの時間に幸せを感じてしまった、でも、もう何をされようとあなたなんかに心を動かされたりしないわ!」
ヒカルが桃香の唇を強引に奪い、胸を揉み始める。
「あ…んん…や、やめ…!」
「桃香、とても色っぽい声だ」
「気持ち悪いこと言わないで…!」
ヒカルが桃香の拘束を外す。無理やり桃香の衣服を脱がせていく。露になった乳首を摘む。
「あっ…ん!」
指に力を入れ、引っ張る。
「やっ…痛ぃ…!」
桃香の乳首をしゃぶる。
「いや…こんなことされたって…あなたなんかに…!」
桃香がヒカルを睨みつける。再びヒカルを求めてしまわないように、必死にヒカルに対する負の感情を掻き立てる。だが、自分の抵抗が弱々しいことも自覚していた。それをヒカルに見透かされていることも。
「そんなに嫌がっているようには見えないがな。いい加減に認めたらどうだ。どれ程拒絶しようとしても、お前の本能はオレを求めている」
「誰が、あなたなんかに…あなたなんかに…!はぁ…ぅん!」
ヒカルが桃香の下半身に手を伸ばす。
「ああ…そこは…やめなさい…やめてったら!」
(悔しい…こんな奴に…やだ!…いやな、はずなのに…!)
桃香はまた濡れていた。
「下半身は正直だな」
「ち、違う!そんなこと…ない…本当に、感じてなんかいないわ!」
「クク、今日はここまでだ。お楽しみは取っておかないとな」
最後にヒカルが桃香に口づけした。
「ん…今日は、ですって?フン、何日続けたって同じよ!私があなたを求めることなどないわ!…絶対に、ないんだから…!」
「そうか、それは残念だ」
ヒカルが勝ち誇る様に笑い立ち去って行く。ヒカルの姿が見えなくなると、桃香の目から涙が零れた。いくら拒絶したくても、自分は心のどこかでヒカルを求めている。悔しくて仕方がなかった。


8 陥落寸前

ヒカルによる調教が続いていた。桃香は必死に気持ちを保っていた。堕ちまいと必死だった。表情は蕩けていた。
「あ…あ…屈しない…私は、屈しない…あぁん!」
ヒカルが突如愛撫を止めた。
「桃香、ここまで弄ばれても堕ちないとは、見事な精神力だ。チャンスをやろう」
ヒカルが桃香のブレスを放り投げた。
「私のブレスを…余裕というわけね…」
「余裕?いや、戦士としてのお前への敬意だ」
桃香がブレスを装着した。
(変身しても、またやられてしまうかもしれない…でも…!)
「チャンスがある限り私は最後まで諦めないわ!ルクスオン!」
桃香がピンクルクスに変身した。強化スーツのダメージは回復しておらず破損したままだった。
「うぐっ…傷ついた強化スーツでも…負けないわ!」
だが、体力も失い、傷ついた強化スーツのままでは勝ち目はなかった。ピンクはあっさりと返り討ちに遭った。
「ううぅ…こんなことで…負け、ない…!」
「お前に勝ち目などあるわけないだろう」
ヒカルがピンクの胸を揉んだ。
「あぁん!?」
「さあ続きだ。ただし、今度はその姿のままでな。戦士の姿のまま弄ばれるほどの屈辱はあるまい」
「…まさか…最初からそれが狙いで、私を変身させたというの…!?」
「これ程の屈辱、いくら心の強いお前でも耐えられないだろう?」
「お、思い通りになんか、させない…!」
だがピンクの必死の抵抗も空しく、容易く押さえつけられ、体を弄繰り回された。
「やめ、て…!やめなさい…いやぁ!」
ヒカルがピンクの体を撫でた。
「何を…きゃっ!」
「やはり、いい体だ」
「やめて、触らないで!」
ヒカルがピンクの胸を揉み拉く。
「はぁ、ん!や…やめなさい!」
「もっとオレに身を委ねろよ。あの時みたいに」
「は…ぅん…!こんなこと、許さない…はぁん…!」
ピンクは必死に体を捩り抵抗するが、それすら逆に官能的に見えた。強化スーツの美しい光沢と破壊され傷ついた部分のコントラストすら美しく見えた。
「嬉しそうだな」
「ふ、ふざけないで、嬉しくなんか…はぁん…!」
「さて、次は…」
ヒカルがピンクのマスクを何度も踏み付け蹴り飛ばした。
「ああっ!やめ…あああ!マ、マスクが…」
ピンクのマスクが吹き飛ばされた。露になった素顔は、言葉とは裏腹に恍惚としていた。
「ハッハッハ!やはり気持ちよさそうな顔をしているじゃないか!次は、顔を見ながらだ」
ヒカルが愛撫を続ける。ピンクの股を撫でる。
「強化スーツの下では、ぐっしょりと濡れているのだろうな」
「そ、そんなわけ、侮辱するのもいい加減に…!」
ヒカルが身動きできないピンクの股に手を当てエネルギーを流した。
「ああああああぁ!…はっ!?いやああぁ!」
ピンクの強化スーツがさらに破壊され、秘部が覗いていた。ヒカルが自らの男性器を露出させた。
「いやっ…なに!?」
「初めてか?」
背後に回り、ヒカルは男性器をゆっくりとピンクの秘部に擦り付けた。
「な、何をする気!?やめて、そんなこと、許さないわ!」
ヒカルはお構いなしに擦り付ける。
「ま、待って、ヒカルお願い、私、今までそんなこと…あぁんん!」
ゆっくりと挿入された。
「いや…いや…あっ…痛ぃ…あっ…ああぁ…ん、やめて…」
「どうだ、なかなかいいだろ?」
「うっ…くっ…こんなこと…痛ッ…許さないから…お願い、抜いて…!」
ヒカルが腰を振る。
これまでの戦いで、敵がどれ程強くても、どれだけ痛めつけられても、ピンクルクスに変身している限り、戦士としての強い気持ちで戦うことができた。だが、変身した姿のまま弄ばれることは、どんな敗戦よりも屈辱的だった。
「いや…この姿のまま、こんなことしないで…!」
ヒカルの腰の振り方は、激しいがどこかピンクに対する優しさが感じられた。それが一層ピンクを惨めにした。
「やめて…お願いだから…」
ヒカルが段々と激しくなっていく。 時間が経つにつれ、次第に、ピンクに屈辱感の他に気持ちいいという感覚が芽生え始める。
(なに、なにこの感覚…こんなことされたら、もう…)
「ハァ、ハァ…どうだ桃香、いやピンクルクス?」
「あぁ…あぁ…やめてぇ…早く…抜いてぇ…!」
言葉とは裏腹に蕩けた様な表情になっていく。
「段々良くなってきたようだな」
ヒカルが激しさを増す。
「さあ認めろ、オレのことが欲しいと。快感に身を委ねるのだ」
「そ、そんなこと…う、うぅ…」
(もう認めてしまえば…もっと、気持ちよく…)
「負けを認め、オレの物をくれと懇願するのだ!さあ!」
「くっ、うう…ヒカルのが…」
(もうダメ…私、このまま負けてしまうの…?)
「なにい?聞こえないぞ?」
「私に、あなたの物を…」
ついにピンクルクスが堕ちた―ヒカルが確信した。
(私…私…!)
ピンクがグッと唇を噛んだ。
「私は、ピンクルクス…正義の戦士よ!誰があなたなんかに…絶対に、負けるものですか…!」
凄まじいピンクの精神力だった。
「チッ、まだ堕ちないとは」
ヒカルがいっそう腰を強く振る。
「あん、ああぁん!」
(うそ、さらに激しく…!)
「ハッハッハ、どうだ、もっと激しくいくぞ!」
「はっ、はっ、ああ…欲しくない、欲しくないわ…あぁん!」
表情は恍惚し目は虚ろになりながら必死に言葉を発していた。ヒカルが一段と激しくなる。フィニッシュが近づいていることがわかる。
「あ、あ、あ…ぅうん…ダメ、それだけは、やめて…ダメぇ!」
ヒカルがピンクの中に出した。
「あ…あ…うぅ…許さない…」
ピンクがヒカルを睨みつけた。ヒカルが去って行った。


9 エピローグ

ヒカルによる調教が続いている。だがピンクもギリギリのところで心を保っていた。
「ピンクルクス、見事な精神力だ。お前を必ずオレの物にする」
ヒカルがより激しく腰を振る。
「あっ…あっ…私…は…負けない…快楽なんかに…あなたなんかに…!」
「さあ、もっと味わえ!」
「あん、ああぁん!」
(うう…大きくて…気持ち…い…違う、気持ちよくなんか…ない…!)
「ハッハッハ、どうだ、もっと欲しいだろう!?」
「はっ、はっ、ああ…あぁん!」
いつ陥落してもおかしくなかった。
「くっ、うう…はぁ、はぁ、私は、ピンクルクスよ…あなたなんかに…あなたなんかに負けてたまるものですか…!」
気力を振り絞って強い言葉を吐いた。
ピンクの喘ぎ声が響いていた。




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