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■タイトル
敵のボスを逮捕したデイトナピンクがいつもと少し違うけど、多分気のせいな件 [No.11875]
■プロット
登場人物
デイトナピンク(東堂小春):銀河特捜デイトナレンジャーの一員。本作のヒロイン。
シリウス・シュナウザー:銀河特捜デイトナレンジャーの女司令官。部下たちからはボスと呼ばれる、犬系獣人タイプの美熟女異星人。銀河特捜における象徴的英雄
デイトナレッド:銀河特捜デイトナレンジャーの一員。
ドン・グリオーマ:宇宙マフィアのボス。かつて弟(カルシノ)をシリウス・シュナウザーに逮捕された事を逆恨みして復讐の機会を狙っている。本作のヴィラン。
久能:天才脳神経生理学者、誘拐事件の標的となる。
コンセプト:ストーリー(序盤)はデイトナレッドの視点で進行し、久能博士の誘拐事件の発生から解決と、本作の悪役ドン・グリオーマの逮捕と取り調べの経緯、顛末がダイジェスト的に描写される。しかしデイトナレッドが深入りを避けた『違和感』が映像中では次々と示され、ストーリーの中盤以降でドン・グリオーマらの回顧シーンとして真相が明かされる、という構成。
あらすじ
シーン1(表)「久能博士誘拐事件」
銀河特捜デイトナレンジャーの本部に天才脳神経生理学者として著名な久能博士が失踪したという報告がなされる。状況から誘拐の可能性を疑った司令官シリウス・シュナウザー(以下シリウス)はデイトナレンジャーたちに博士の発見と救出を命じる。
捜査中のデイトナレッドの通信機にデイトナピンク(以下変身していればピンク、変身していなければ小春と表記)からの連絡が入る。銀河マフィアであるグリオーマファミリーのアジトで久能博士を発見したが、単独での救出は困難なので応援を頼む、という要請に応えたレッドはピンクと合流して久能博士を救出し、さらには首謀者であるドン・グリオーマを逮捕することにも成功したのだった。
事件を解決したレッドとピンクは司令官シリウスから褒められる。本部の留置場に収監されたドン・グリオーマの取り調べは小春が担当するという。まあ首謀者を突き止めたのも小春の手柄だし、妥当な線だと思う。不眠不休の捜査が続いていた上に今日の大立ち回りで本当に疲れているので残業が無いのは正直ありがたい。あとは小春に任せて今日のところは休ませてもらおう。それにしても小春も疲れて顔色が良くないようだったけど大丈夫かな?まあ本人が大丈夫って言ってたし、ここは任せるとしますか。ほんじゃお疲れ様〜!
シーン2(表)「誘拐事件の顛末」
小春がドン・グリオーマを白状させたところによると、誘拐事件はかつて実弟のカルシノをボスによって捕えられたグリオーマによる逆恨みで、銀河特捜の権威を失墜させる意図があった様だった。グリオーマはもう少し情報を吐かせてから銀河刑務所に収監する事になるらしい。久能博士は大きな外傷などは無い様子だったが検査の為一時的に入院しており、レッドは博士から供述を取るため病院に向かうように指示された。グリオーマの取り調べは引き続き小春が担当するという。小春は少し吐息が荒く、熱っぽい感じだったので無理はするなよと声を掛けて病院に向かったが、そんな俺を見送る小春の表情に申し訳なさそうな、それでいてこれからの期待を抑えられない、そんな複雑な表情が浮かんでいた事を俺は知らない。
シーン3(表)「銀河マフィアの暗躍を阻止せよ」
ピンクの巧みな尋問術でグリオーマはファミリーの地球進出計画のあらましを白状したらしい。デイトナレンジャーにはその橋頭堡となる各所に構築されたアジトを潰す様に命令が下される。ピンクは余罪追求を命じられ、さらに厳しい取り調べを科すために今日も取調室に籠るらしい。お互い頑張ろうな、と声を掛け合って別れ際に気がついた。あいつってピアス(左耳に少し目立つ大きさ、黒い涙型)してたっけ?それにメイクもいつもと違っていたような?(紫のリップ)まあ女の子だしオシャレに気を遣っていてもおかしくは無い、よな?
シーン4(表)「デイトナレッドは過労気味」
その後もレッドには連日マフィアのアジトを急襲する激務が続いた。本部に戻ってきたタイミングでちょうど取調室から出てきた小春とボスに出くわした。二人とも息が荒い。頬もどことなく上気している気がする。厚顔無恥なマフィアの取り調べだ。感情的にエキサイトしてしまうのも仕方がない。お疲れ様です、と声をかけてすれ違うが、小春とボスの首筋に浮かんだ汗玉から妙に甘ったるい香を感じたのは、多分気のせいだと思う。
シーン5(表)「失態」
そしてついにグリオーマを銀河刑務所に送致する日が来た。シリウスは輸送責任者にレッドを指名し、取り調べの担当者であるピンクが随行することになった。輸送機(戦隊マシン)の運転席に乗り込んだレッドは、黒い涙型のピアスがシリウスの左耳につけられていた事をなんとなしに思い出して、そういえば小春も同じ物をつけていたよな、流行っているブランドなのかな、などと呑気に考えながら発進させた。時折バックミラー越しに後部座席を確認すると、連日連夜の激しい取り調べに疲弊することもなく、この後に及んで余裕綽々の太々しい態度をとるグリオーマが見える。そして発進してしばらくして、輸送機は突然の大爆発を起こして炎上する。なんとか一命を取り留めたレッドが、シリウスから事の顛末を聞いたのは入院中のベッドの上だった。
輸送機はおそらく頭目の奪還を目指すマフィアの残党に襲撃されたとの事。同乗していたドン・グリオーマ、そしてデイトナピンクは未だ行方不明で生死不詳。ただし、その爆発事件の混乱に乗じる形で銀河刑務所も襲撃を受け、堅牢なはずの警護体制の隙をつかれてドン・グリオーマの弟カルシノの脱獄を許してしまったことから、計画的であると考えられ、ドン・グリオーマの生存は確実視され、緊急指名手配が全銀河特捜に通達されているという。
なるべく早く傷を癒して復職して、ピンクの仇を取ろうというシリウスが去ったあと、レッドは爆発の直前の様子を思い出そうとしてみた。バックミラー越しに見えた、太々しい表情のドン・グリオーマに意識がいってあまりはっきりとは覚えていなかったけど、ピンクはなんか涎を垂らしてだらしなく居眠り?していたような・・・連日連夜の取り調べで疲れていたみたいだから仕方がないとも思っていたけど、もしかしたらあれが致命的な油断だったのかもしれない。なぜあの時ちゃんと注意できなかったのかと後悔が押し寄せる。・・・でも何を言っても後の祭りだ。今俺にできること。それは早く退院してドン・グリオーマの野郎をとっ捕まえることだ。ピンク、見ててくれ。必ず仇は取るから!!
・・・そういえばシリウス指令も事件の収拾に休む暇もないのだろう。いつものビシッとした着こなしが崩れてだらしなくなっていたし・・・ちょっと不謹慎だけどチラッと見えてしまった胸元に何かの痕があったような気もするけど、多分俺の見間違いだろう。
シーン6「真実を明かそう」
マフィアのアジトで、豪華なソファーにドン・グリオーマが座っていた。その側にはデイトナピンクこと東堂小春が甘えるように寄り添っている。ただしデイトナレンジャーの隊服を改造した卑猥な衣装を纏ったその姿に、正義の捜査官であった頃の面影を見つける事は難しかった。
「お前のおかげで全てうまくいった。感謝するぞ」
「もう、グリオーマ様の為だから仕方がなかったですけど、おかげでもう銀河特捜に戻れなくなっちゃいました。この責任どう取ってくれるんですか?」
「そう拗ねるな。大事なお前を見捨てるわけがないだろう。残念ながらデイトナピンクは『殉職』してしまったが、これからはファミリーのNo.2、秘書のメラノ・メタスタシスとして、俺を支えてくれ。頼むぞ」
「本当に強引なんだから。でもそんなところも頼もしくて素敵です。これからもずっとお側に置いて下さいね」
その時、巨躯の男が部屋に入ってくる。
銀河刑務所からの脱獄を果たしたグリオーマの実弟カルシノである。
「長いお勤め、ご苦労だったな」
「兄貴のおかげで無事に脱獄できたぜ。改めて感謝する」
「何を水臭いことを。お前の兄として当然の事をしたまでだ。今後もファミリーのために尽くしてくれればそれでいい。おいメラノ、祝杯の準備を」
メラノ(元デイトナピンク)はシャンパングラスを二つ持ってくると、グリオーマとカルシノの前に置き、シャンパンを注いだ。
「俺たち兄弟の絆に」
「ファミリーの栄光に」
「「乾杯」」
グリオーマとカルシノが杯を空けると、カルシノがグリオーマの足元に跪くシリウスに目を向けて言った。
「しかし兄貴はどんな魔法を使って銀河刑務所を破ったんだ?」
「この、俺の優秀な秘書が活躍してくれたのさ。なあ“愛しい”メラノ」
「うふふ。完璧に見えた銀河刑務所の警備態勢にも、緊急事態における人員の引き継ぎ態勢には綻びがあったの。ドン・グリオーマが乗った輸送機が爆発してしまうという不幸な『事故』の混乱を利用して、その隙を作ることはそんなに難しいことではなかったわ。『事故』が起こったのが『偶然』にも銀河刑務所のすぐ近くだったから、銀河刑務所もシリウス・シュナウザーからの緊急的な人員供出の要請を断れなかっただろうしね。」
シリウス・シュナウザー、その名を聞いてカルシノは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。
「ところで兄貴、そのメラノってマブいネーチャンは兄貴のコレ(小指を示しながら)かい?・・・随分銀河特捜の内情に詳しい様だが?」
「メラノは元デイトナピンク、あのシリウス・シュナウザーの部下だった捜査官さ。お前が刑務所にぶち込まれた後の話なので知らなくても当然だが、俺はずっとシリウスに復讐する機会を伺っていた。だが中々そのチャンスは訪れなかった。しかし第一線を退いたシリウスがデイトナレンジャーの司令官に就任したのが転機になった。シリウス自身は歴戦の猛者であっても、その部下には経験の浅いヒヨッコが混じっているかもしれねーからな。つけ入る隙があると踏んだのさ。そこで目を付けたのが、このメラノことデイトナピンクって訳さ。可愛い部下相手なら油断するかもしれねぇと思ったが案の定だったぜ。デイトナピンクを俺のモノにする。全ての計画はそこから始まったのさ」
シーン7(シーン1裏)「ペアボンド形成強化デバイス」
***グリオーマの回想シーン***
誘拐された久能博士は、意識を封印される装置(ヘルメット)を取り付けられて、グリオーマに命じられるまま人形の様にとある装置の完成に従事させられていた。そしてついに完成した装置(見かけ上はチョーカー型のウェアラブルデバイス)を献上されたグリオーマがその装置を手に久能博士に問いかける。
「久能博士、これが『ペアボンド形成強化デバイス』か?どれほどの効果を持つものか説明して貰おう」
久能博士は感情を感じさせない淡々とした口調で話し出す。
「ペアボンドとは、特定個体への選択的な報酬価値づけと愛着形成を基盤として成立し、長期的な結合維持を可能にする生物における生得的機構と定義されます。例えば初授乳時の乳頭への刺激が母体のオキシトシン分泌を誘導して母子間の愛着形成を促すと同時に母親側の優先順位(プライオリティ)を新生児の保護を最優先するように切り替えてしまう働きがよく知られていますが、本質的にはそれと同じような本能に組み込まれたメカニズムです。これはオキシトシンやドーパミンを中心とする神経内分泌系によって、本人の意思とは無関係に作動するシステムである為、外的介入によってその形成の促進、維持、強化することが可能です。この装置は装着者の脳神経とホルモン応答に介入して非常に短時間で不可逆的かつ強固なペアボンドの形成を成立させてしまう事を可能にします。」
「簡単にいうと、惚れやすくするといったところか?」
「惚れやすく、ということだけでなくその度合いも強める、というのが正確な表現ですね。補足すると、通常はまず心理的愛着が先にあって、その上で乳頭やクリトリスあるいはポルチオなどへの刺激により産生されたドーパミンなどのホルモンがそれをより強く依存的なものに変化させていく、ある意味において長期間の関係維持が前提に成立するのがペアボンドなのですが、この装置により肉体的刺激が先行した場合でもフィードバック的に心理に影響を与えることで、短期間でのペアボンド形成を可能としました。」
「そのペアボンドとやらが形成されるとどうなる?」
「雌雄によって差があるのですが、共通するのは相手を特別な存在として認識するという点です。雌の場合、雄への依存が強まる傾向がこれまでの研究により示されています。例えば本人の価値観にある優先順位がA→B→Cの順番であった場合に、ペアボンドが形成されるとその相手との関係維持が最優先されAより上位に置かれてしまう、という傾向が生じます。」
「『真面目な銀行員が、惚れた男の為に横領に手を染める』そんな感じか?」
「卑近な例ですが、その様な事例もペアボンドで説明可能です。」
「素晴らしい成果だよ、博士。コレこそ俺が求めていた物だ。博士の貢献には後日で十二分に報いるつもりだ。(十分な研究資金を供与してやるとするか。マネロンにもなるしな)だがその前にもう一つの役割を果たして貰おう。デイトナピンクをおびき寄せる餌としての役割を、な」
グリオーマは久能博士を椅子に座らせて、後手に手錠をかけてからヘルメットを外した。すると精神干渉が途切れた影響でそのまま意識を失ってしまう。
シーン8(シーン1裏)「デイトナピンクの陥落」
「博士を誘拐した現場には、わざと手掛かりを残しておいたんだ。情報分析のプロであるデイトナピンクなら気付けるほんの僅かな痕跡を、な」
「あの痕跡が仕組まれた罠だったなんて、あの時の私には想像もできませんでしたわ。なんとか見つけた痕跡を辿って、ファミリーのアジトに導かれた私は、結局グリオーマ様の目論見通りに捕まってしまいましたの。」
***デイトナピンクの回想シーン***
敵のアジトで久能博士を発見したデイトナピンクだったが、待ち構えていたドン・グリオーマとその配下に取り囲まれてしまう。配下の戦闘員を倒す事には成功したピンクだったが、久能博士を人質に取られてしまい、最終的には抵抗を諦めざるを得なかった。
手鎖、足環で自由を奪われてしまったデイトナピンクは得体のしれないチョーカーを首に巻きつけられてしまう。そのチョーカーは時折緑色の光を発している。
そしてグリオーマは「前々からデイトナピンクには興味があってね。久能博士はお前を誘き寄せる為の餌になってもらっただけで、危害を加える意図は初めからなかった。本来なら敵同士、こうしてゆっくり過ごす機会は滅多にない。せっかくの機会だから是非親睦を深めようじゃないか」と言って身体の自由を封じられたデイトナピンクに対してセクハラしていく。
ピンクは悪態をつき罵倒するが、グリオーマはどこ吹く風で飄々とした態度でスーツ越しにピンクの乳首を嬲っていく。本来であれば嫌悪する相手からの刺激は不快なものにしかならない(刺激>>拒否>嫌悪、の流れ)が、デバイスがそれを歪めてしまう。(刺激>受容>性的快楽>好意、の流れ)デイトナピンクは感じてしまう度に、グリオーマへの嫌悪が薄れて、好意が高まっていくことに戸惑っていた。
銀河マフィアの頭目として裏社会で生きてきたグリオーマは色事においても熟練者であり、真面目な捜査官であるデイトナピンクとの経験値の差は埋めようがなかったのだ。グリオーマのテクニックとデバイスによる誘導によりデイトナピンクは快楽を素直に受け入れていき、最終的にはスーツ越しのクリ責めで絶頂に達してしまうのだった。
・私(デイトナピンク)は悪人(グリオーマ)を嫌悪している
・でもグリオーマに嬲られるのは気持ちいい
二つの認知の矛盾を解消するため、人の心理は前者か後者のどちらかを否定しようとする。デバイスは前者の否定を強力に促進するため、デイトナピンクの心理にはグリオーマの与える身体接触が心地良いのは自分がグリオーマに好意を抱いているからだという、歪曲された愛着が形成されてしまう。本人の意思とは無関係に。こうなってしまうとデイトナピンクは心の底からグリオーマを嫌悪し、完全に拒絶するのが難しくなってしまう。だが銀河特捜の一員である自分が悪に心を寄せてはいけない、という理性がそれをなんとか押し留めようとする。
だがグリオーマはあえてデイトナピンクの表の顔に配慮する様子を見せて、その心理的抵抗を崩壊させようと次なる一手を打つ。
「俺の目的はデイトナピンク、お前自身だ。だが無理矢理事に及ぶのは主義じゃないんだ。約束しよう。一回だけ俺の相手をしてくれたら、博士とお前を開放し、更には俺もおとなしく逮捕されようじゃないか。卑怯な悪人から博士を無事に助け出す為に一番合理的な手段は何か、よーく考えてみることだ」
もちろん普通であれば悪漢の教唆などに乗ってしまうデイトナピンクではない。しかしすでにデバイスの影響でグリオーマへの愛着が形成されてしまったピンクは、深層心理において無意識的にグリオーマを信頼したいのだ。そこに博士の救出という大義名分を与えてやる。人質の救出の為には仕方がない、というエクスキューズが甘いコーティングとなって悪人と繋がりたいという背徳的な本心を覆い隠してしまう。
「どうする?デイトナピンク。博士に危険が及ぶかもしれない徹底抗戦を選ぶか、平和的な取引に応じるか・・・好きな方を選ぶがいい」
しばしの逡巡の末にピンクはグリオーマの要求を受け入れる決断をする。床の上に寝転んだグリオーマは、これからおこなわれる行為がピンクの『自発的行為』である事を誇示するために、騎乗位での行為を要求する。形の上でピンク自らが受け入れる行動を取らせることが重要なのだ。
戸惑いながらもグリオーマの上に跨ったピンクは、『これを受け入れてしまったら自分が変わってしまう』という強い予感に尻込みしつつも人質の救出の為という大義名分で自分を誤魔化し、グリオーマの肉棒を自分の胎内に収めていく。
次の瞬間、建前は一瞬で崩壊する。
快楽、そして湧き上がる愛情
それが全てだった。
無我夢中で貪った。
最奥の子宮頸部を刺激される度に、どんどん好きになってしまう。
無意識に相手の唇を求め、もっと深く一体化しようとしてしまう。
そして絶頂
ピンクは自分がもう戻れない橋を渡ってしまったかもしれない事を薄れゆく意識の中ではっきりと自覚していた。
グリオーマは昇天したピンクを抱きしめながら、その耳元で囁く。
「約束は守ろう。しかしおとなしく自首したとなるとお前(ピンク)にあらぬ疑いがかけられる恐れもある。そうならない様、一度仲間をここに呼び寄せて、自分たちの手で俺を逮捕した様に装うんだ。いいな?」
銀河マフィアの教唆などを受け入れるべきではない。しかし今のピンクの脳内はペアボンドが形成された相手からの配慮を「自分への優しさ」「愛情」だと変換してしまう。遠慮がちに、しかし嬉しそうにピンクは頷くのだった。
グリオーマに抱かれたままレッドに応援要請の連絡を入れるピンク。
連絡中に仕掛けられた悪戯に少しだけ憤慨した態度を示すが、その身を離そうとはしない。
「レッドが来るまでもう少し時間がある。それまでもう一戦どうだ?」
その問いかけにピンクは戸惑いと恥じらいを見せるが、やがてコクンと頷いた。
ピンクの首に巻かれたチョーカーは淡いピンクの光を帯びていた。
シーン9(シーン2裏)「取調室で」
レッドを呼んで、博士の救出とグリオーマの逮捕という『寸劇』を演じたピンクは、手柄を賞賛するシリウスの言葉に後ろめたさを感じながらも、取調室でグリオーマと二人きりになれる事に想いを馳せていた。
***グリオーマの回想シーン***
ピンクが取調室に入ってくる。
グリオーマに相対すると自然に表情が優しく緩んでしまうのを隠そうともしない。
暴れたりしないから手錠を外して欲しいという要求に、規則違反を承知で受け入れてしまうピンク。
抱き寄せて、唇を奪っても、むしろ積極的に舌を絡めてくる。
あと一歩だ。
あと一歩で、デイトナピンクは完全に堕ちる。
そして誘拐事件の顛末を白状するその引き換えにピンクとの肉体的コミュニケーションを要求する。
情報を取る為には仕方がない、そのエクスキューズが銀河特捜内部での被疑者との情事というタブーをピンクに踏み越えさせる。
取調室の中、隊服姿の捜査官と睦み合う。
サイコーに気持ちよかったぜ。
そして事後、隊服の乱れを直す小春の首元ではチョーカーが深紅の光を放っていた
シーン10(シーン3裏)「取調室で2」
***グリオーマの回想シーン***
翌日も『取調べ』は続いた。
取調室に入ってきたピンクは、その発情を隠しもしなかった。
メイクも俺好みにケバく変化している。
それを似合っていると褒めてやると心底嬉しそうにしてやがる。
何も言わなくても、自分から俺の手錠を外し、自分から愛撫を強請って誘惑してくる。
その要求にはもちろん応えてやる。
否定や揶揄は厳禁だ。
徹底的に甘えさせ、肯定し、依存させていく。
取調室で捜査官自らの積極的なフェラ奉仕なんてサイコーだな。
興奮しすぎて顔にぶっかけちまったぜ。
事後も自分からお掃除フェラしようとするなんて、可愛い女だぜ。
最初は計画のための駒でしかなかったが、気が変わった。
俺の女(モノ)にしてしまおう。
その為にはもう少し『悪事』に慣れさせないと、な
そして本心半分、計画遂行のための演技半分で小春に言う。
「このまま銀河刑務所に収監されたら二度と会えなくなる。だからここから逃亡するのに協力してくれないか?」
流石にその要求には逡巡を見せる小春であったが、グリオーマとの離別を思うと心が苦しい。それでもシリウス指令が差配する特捜本部からの脱出など不可能だと、諦めさせようとする。
ここが勝負どころだ。
「真剣に俺と人生を共に生きて欲しい」と伝える。
「でも、私は銀河特捜だし・・・あなたは銀河刑務所に・・・。それにボスの目があるから脱出なんて、無理よ」
「そうだ。シリウス・シュナウザーはどうしても避けられない。だからこそ彼女も『協力者』にしなければならない。そして俺にはそれができる!!」
「え?!」
「この先、俺がいない人生を過ごすことを想像してみてるんだ。俺はそれに耐えられそうもない。法による統治を蔑ろにする事に抵抗はあるかもしれないが、銀河特捜として法の犬
として生きるのか、それとも俺との愛に殉ずるのか、選んでくれ!」
迷いを見せる小春。
だが心の天秤は確実に俺の方に傾いている。
最後の後押しのために、俺はもう一度小春の肉体を貪った。
今度は力関係をわからせる様な、支配的な行為だった。
それでも事後小春は言った。
「私も・・・グリオーマと・・・一緒に・・・いたい」
翌日の取り調べにはシリウスを同席させることと、制圧用のスタンガンを準備しておく事を同意させ、決して裏切らない信頼の証として隠し持っていたピアスをプレゼントすると小春はそれを嬉しそうに身につける。
彼女が銀河特捜デイトナピンクから『俺の女』になる事を選んだ瞬間だった。
小春の首元ではチョーカーが妖しい紫光を放っていた。
シーン11(シーン4裏)「英雄陥落」
***ピンクの回想シーン***
前日の取り調べて明らかになった銀河マフィアの地球進出計画の全容を明らかにする、という名目で今日はボスに取り調べに同席してもらうことになった。用意した制圧用強力スタンガンを見つめる。緊張が高まるが、もう引き返せない。私は愛を選んだ。その為にはボスを・・・シリウス・シュナウザーを罠に嵌めないと
取り調べ室に入ると、私と二人きりの時と違い、グリオーマがシリウスに悪態をつき暴れる。彼の弟がかつてボスに逮捕されたことがあるらしいので、半分は本心なのだろうがもちろん演技だ。それを抑えようとボスがグリオーマを押さえつける。
私の大事な人に触れるんじゃない。
嫉妬と憎悪が湧いてくる。
制圧の為のスタンガンをごく自然に取り出す。
ボスはそれがグリオーマに突きつけられるのを何も疑っていない。
でも次の瞬間、シリウス・シュナウザーは全身を痙攣させ意識を失った。
気絶したシリウスの首に私と同じチョーカーが巻かれる。
グリオーマは私だけじゃなくボスも自分の女(モノ)にしようとしている。
そう考えると少し悲しくなってくる。
でも彼は言った。
「心配するな。シリウスは弟の獲物だ。俺にはお前だけだ」
嬉しい。
何も言わなくても理解(わかって)くれる。
本当に大好き。
私はもうこの理想のパートナーから離れられない。
その為にはなんだってしてやる。
グリオーマは小春に持ち込ませた荷物から、リングギャグや電極付きのニップルクリップを取り出し意識のないシリウスに装着していく。そして更に発情促進剤をも注射してからシリウスと交合する。
そこに愛が無いのは明白だった。
これはシリウスを依存させて協力者に仕立て上げるための手段にすぎない。
だから今の自分に焦りや嫉妬はない。
意識を取り戻したシリウスだったが快楽に翻弄されその抵抗は弱い。
私も積極的に協力してシリウスを快楽の沼に嵌めてやる。
チョーカーの光は、緑からピンクへと変化していく。
偉大な英雄シリウス・シュナウザーも只の牝だったんだ、そう実感して幻滅しちゃうと同時にシンパシーも感じちゃう。
仕方ないよね。
優秀な雄に依存したいって、牝の本能なんだから。
このまま堕ちていって、グリオーマ(かれ)の操り人形になっちゃいなさい。
***
シリウスを伴って取調室から出る。
タイミング悪くその場をレッドに見られるが、鈍い彼は何も気がついていない。
シリウスの首に巻かれたチョーカーの色は深紅に達している。
もう彼女の肉体はグリオーマの支配に抗えない。
でも精神は違う。
私と違って『愛』に縛られていない彼女は、絶対に抵抗してくる。
だからエクスキューズ(言い訳)を与えなければならない。
自分自身を誤魔化す為のね。
「すみません、ボス。実は私、久能博士の救出作戦の時にドン・グリオーマに毒を飲まされて、定期的に解毒剤を飲まないと命が危ないんです。それでドン・グリオーマの言いなりに・・・でも今密かに解毒剤を分析して、作成中です。お願いです。もう少しだけ耐えて下さい。」
いつものボスだったら絶対に「銀河特捜が悪に屈してどうするの!自分の命と引き換えにでも正義と法を守るのがデイトナレンジャーの使命でしょ!!」って怒った筈よ。でも今のボスはグリオーマとの関係を続けたいって本心では思っている筈
「・・・仕方がないわね。でもこれ以上奴の思い通りにならないように、私たちで食い止めるのよ」
ほらね。
これで共謀成立
もちろん解毒剤なんて嘘。
単なる時間稼ぎ。
でもその時間が、あなた(シリウス)を二度と戻れない泥沼に引き摺り込むの。
シーン12(シーン5裏)「逃亡作戦」
***ピンクの回想シーン***
ついに脱出決行の日がやってきた。
もちろん表向きは銀河刑務所へグリオーマを送致するって事になっているけどね。
偉そうにレッドを責任者に任命するボスの左耳には私と同じ、ピアスがつけられている。
今や銀河の英雄シリウス・シュナウザーも我々の内通者
快楽欲しさに尻尾を振る淫らな牝犬
だからこれは全て打ち合わせ通り。
銀河刑務所付近で輸送機を爆破し、グリオーマ様を脱出させ、私は銀河刑務所に潜入しカルシノ様の脱獄を手引きする。
もちろん妨害工作はシリウスの役目よ。
***
輸送機の後部座席でグリオーマ様はHなイタズラを仕掛けてくる。
こんなとこでやめて
声が出ちゃう
レッドに見つかってしまったら・・・
でも・・・気持ちイイ
アッ、イク!!ビクンビクン
そして決行の時、私はグリオーマ様と視線を交わすと、脱出ポットを作動させると同時にレッドごと機体を爆発させた。
シーン13「エピローグ」
「・・・というのが俺が使った魔法の正体さ。」
「あのシリウス・シュナウザーを・・・さすがは兄貴だ。・・・という事は?」
「察しが良いな。メラノ連れてこい」
一度奥に消えたメラノが首輪に繋がった鎖を引いて戻ってくる。そして四つん這いでその後をついてきたのがシリウス・シュナウザーだった。
シリウスはカルシノの前までくるとチンチンのポーズをとる。
「カルシノ様、あの時は捕まえてしまってごめんなさい。反省してます。せめてものお詫びに私の躰で鬱憤を晴らして下さいませ。」
「・・・いいのか兄貴?」
「思う存分愉しめ。ただし銀河特捜に内部工作を仕掛ける大事な内通者だ。壊すなよ」
カルシノは収監中に溜まりに溜まった獣欲を激しくシリウスにぶつける。
弟の楽しげな様子を見て満足したグリオーマも触発されたようにメラノとの愛の交歓をおっ始める。
優秀な右腕兼愛人を手にいれ、銀河特捜の重要人物を内通者として取り込む事に成功したグリオーマとそのファミリーは地球を実質的な支配圏に収め、支配と恐怖の魔の手を銀河中に拡大していくのであった。
END
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