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ごー
タイムアスモデウス
ごー
まりもっこす
Katherine
路地裏ヒロイン譚
■タイトル 

アイリス・ハイド ― 密着強化スーツの代償 ― [No.11507]

■プロット
身体に密着する特殊スーツ「アイリス・ハイド」を纏う
ヒロイン・ミライが、敵組織サーペントと戦う
ヒロイン作品です。

アイリス・ハイドは、着用者の攻撃力とスピードを
倍増させる代わりに、使用者の身体に強烈な負荷を
与える諸刃の剣のスーツ。

倍増度はヒロインの意思で段階的に引き上げられますが、
上げるほど防御力は低下し、攻撃を受けることが致命的になります。

さらに倍増度が上がるにつれ、
スーツは筋肉を締め付けるように密着し、
身体のラインやスーツの質感がより強調されていきます。

同時に皮膚の感覚も過敏化していき、
空気の流れや接触、衝撃が過剰な刺激として伝わる
敏感肌状態へと変化していくのも大きな特徴です。

強気で勝ち気な性格のミライは、
冷静さを欠いた判断から限界以上の力を引き出してしまい、
やがて制御不能な2段階目へと踏み込むことに。

圧倒的なパワーと引き換えに、
一撃で崩れてしまうほど追い詰められていくヒロインの姿、
そしてスーツが解除できなくなった状態での敗北が見どころです。

登場人物・設定紹介

◆ヒロイン
▼ミライ

サーペントと戦うヒロイン。
南郷博士の実の娘であり、幼少期から格闘技を叩き込まれて育った。

性格はとにかく勝ち気で強気。
自分の強さに自信があり、多少の無理や忠告を聞かずに
前へ出てしまう未熟さも併せ持つ。

冷静な判断よりも感情が先行しがちで、
追い込まれるほど強引な選択をしてしまう。

戦闘スタイルは接近戦主体の打撃型。
回避能力は高いが、防御を固める戦い方はせず、
「当たらなければいい」という思想で前に出るタイプ。

◆ヒロインスーツ
▼アイリス・ハイド

南郷博士がサーペントに対抗するために開発した特殊戦闘スーツ。

ダークメタリック・ブラックのラバースーツで、
ミライの身体に第二の皮膚のように密着する1ピース構造。

身体のラインを隠すのではなく、機能的な結果として
強調するデザイン。

スーツは着用者の攻撃力・スピードを倍増させる代わりに、
使用者の身体に直接的な負荷を与える設計となっている。

倍増度は着用者の意思で段階的に引き上げ可能。

通常モード
 
ミライの格闘能力を最大限に引き出す基本状態。
 戦闘員や通常の敵には圧倒的な力を発揮する。

リミット1
 
スーツが筋肉を締め付け、攻撃力・スピードがさらに向上。
 その反面、防御力は明確に低下し、
 攻撃を受けると激しい痛みが走る。

リミット2
 
極限強化状態。
 スーツの密着度は異常なレベルに達し、
 身体のラインや質感がさらに際立つ。
 皮膚は極端に敏感になり、
 攻撃を受ければ致命的なダメージとなる。
 この状態ではスーツの解除が困難になり、
 使用者・スーツ双方が無事では済まない諸刃の剣。

◆開発者
▼南郷博士

アイリス・ハイドの開発者であり、ミライの父。

科学者であると同時に、
ミライに格闘技を叩き込んだ人物。

娘の実力を信頼しているが、
その未熟さと無謀さも理解しており、
アイリス・ハイドの使用には常に慎重な姿勢を取る。

戦闘時は通信でミライをサポートするが、
彼女が命令を聞かないことも多い。

◆敵組織
▼サーペント

ミライの街を狙う謎の敵対組織。
アイリス・ハイドに対抗するため、
戦闘員や怪人を送り込んでくる。

◆敵幹部
▼マンバ

サーペントの幹部。
誇り高い戦闘種族であり、
純粋な力と技量を重んじる。

スピード・パワーともにミライを上回り、
リミット1のアイリス・ハイドにも対応可能。
ミライが2段階目を使わざるを得ないほどの実力者。

性格は冷静沈着で狡猾なタイプ
戦闘スタイルは相手の癖や
攻撃パターンを冷静に見極める戦い方を得意とする。

ACT-1

人影のない公園。

ミライは、足を止めていた。

ダークメタリック・ブラックのラバースーツ――
強化スーツ《アイリス・ハイド》。

「装甲」という概念を捨て去り、
極限まで薄く作られたそのスーツは、
彼女の肌に吸い付くように密着している。

拳を握り込むたび、ラバーが「キュッ」と微かな音を立て、
鍛え上げられた筋肉の動きを寸分違わず表面に浮き上がらせた。

肩の鋭いライン。

極限まで絞り込まれた、くびれた腰。

そして、力強く伸びた脚。

隠すどころか、身体の輪郭を剥き出しにするその造形。

ミライは鏡を見るまでもなく、自分の四肢が
「力」そのものに変換されているのを確信していた。

「……よし」

確認するように一度、拳を握る。

違和感はない。
反応も問題なし。

『周辺に戦闘員を確認した』

通信越しの南郷博士の声。

『数は多くない。通常モードで対応可能だ』

博士の懸念を遮る、傲慢なほどの即答。

「わざわざ言われなくても、この子の性能(スペック)は
私が一番知ってるわ」

通信を切り上げ、ミライは地を蹴った
一歩。それだけで、景色が後ろへ吹き飛ぶ。

「――っ、はあッ!!」

アイリス・ハイドが彼女の踏み込みを増幅し、
弾丸のような加速を生む。

狼狽する戦闘員たちの懐へ、一瞬で潜り込んだ。
最短距離。

迷いのない拳が、先頭の敵の腹部を深く抉る。
ドスッ、という鈍い衝撃。

手応えを確認する間もなく、ミライは鋭く旋回した。

「次はあんた!」

声に、余裕が混じる。

スーツは完全に彼女の動きに追従していた。
速さ、力、反応――
すべてが、狙った通り。

避けるという選択肢はない。
前に出る。

黒い影が走り、
戦闘員が次々と地面に沈む。

反撃は成立しない。

最後の一体が倒れたとき、
ミライは軽く息を吐いただけだった。

「……こんなもんでしょ」

『損傷なし。スーツ、問題なしだ』

「当たり前」

即座に返す。

「このスーツを着た私に、触れられる奴なんていないわよ」

一瞬、通信が途切れる。

『……過信するな、ミライ。防御を捨てたそのスーツは……』

「はいはい。当たらないんだから関係ないって。
事実、誰も掠りもしなかったでしょ?」

即答。

「事実を言ってるだけ」

空を見上げるミライの瞳には、一切の躊躇がなかった。
この絶対的な力。この身体を締め付ける心地よい一体感。

これがある限り、自分は誰にも負けない――。

一方、その無慈悲なまでの制圧劇は、密かに、
だが克明に記録されていた。

「なるほど……」

闇の奥から漏れる、低く、愉悦を孕んだ声。

「あの動き、あのしなやかさ……」

モニターに映るミライの背筋。筋肉の躍動。
それを眺めるマンバの瞳が、獲物を定める蛇のように細められる。

「ならば――」

わずかな沈黙の後、マンバは薄く笑った。

「あれほど高いプライド……壊しがいがある」

ACT-2

陽光を受け、ダークメタリック・ブラックの表面が鈍く光る。
強化スーツ《アイリス・ハイド》

それはミライの身体を寸分違わず包み込み、
第二の皮膚として完成していた。

(……この感覚)

ミライは、自分の指先をゆっくりと握り、開く。
吸い付くような密着。

動くたびに、ラバーが筋肉の細かな起伏をなぞり、
キュッ……と微かな音を立てる。

それは守られている安心感ではなく、
全身を「力」で縛り上げられているような、
心地よい緊張感だった。

「ちょっとは遠慮しなさいよ。私の身体なんだから」

誰に言うでもなく、スーツのタイトな感触に毒づく。

『周囲に反応あり』

南郷博士の声が、短く入る。

「了解。来るわね」

それだけ言って、通信は切れた。

通信を切ると同時に、ミライは肩を回した。

静まり返った空気が、不気味に重い。

足元から這い上がってくるような威圧感
直後、爆音と共に地面が跳ねた。

「ガアアアァァッ!!」

理性を欠いた咆哮。

闇を切り裂いて現れたのは、岩塊のような筋肉を持つ怪人だった。

「……うわ、デカすぎ」

驚きを口にする暇もなく、怪人が踏み込む。

速い。巨体に似合わない爆発的な加速。

「っ!」

ミライは反射的にサイドへ跳ぶ。
すれ違いざま、逃げ遅れた風圧がスーツの表面を激しく叩いた。

通常モードでは防ぎきれない衝撃。肌がゾワリと粟立つ。
着地と同時に、怪人の剛腕が水平に振り抜かれた。

避ける。

コンクリートがバターのように抉れ、
破片がミライの頬をかすめた。

「見た目に反して、やる気満々ね……ッ!」

踏み込み、カウンターの蹴りを放つ。

アイリス・ハイドのブーストが乗り、
確かな衝撃が足の裏に伝わった。

だが――浅い。

怪人は止まらない。痛みすら無視して、
強引に距離を詰めてくる。

(しつこっ……! )

拳、肘、回し蹴り。

ミライは最小限の動きで連撃を叩き込むが、決定打にならない。
逆に怪人の一振りが、わずかにミライの着地を乱した。

「……っ」

半拍、遅れた。
通常モードの出力限界。

怪人は止まらず、一歩、また一歩と確実に間合いをつぶしてくる。

「通常では押し切れないようね」

ミライは距離を取り、不敵に口元を歪めた。

追い詰められているはずなのに、彼女の瞳には楽しげな光が宿る。

「いいわ‥‥‥上げるわよ!」

「アイリス・ハイド、リミット1」

キィィィィン……と、耳の奥を刺すような駆動音が響く。

直後、スーツが生き物のように脈打ち、
ミライの全身を強烈に締め上げた。

「くっ、ぁ……ッ!!」

筋肉が一気に引き絞られ、全身のラインが
異常なほど鋭く浮き上がる。

同時に、皮膚の感覚が跳ね上がった。

周囲の空気の揺らぎが、
まるで直接肌を撫でられているかのように
鮮明に、過剰な刺激として伝わってくる。

怪人が突っ込む。

だが、今のミライにはその動きが
スローモーションのように感じられた。

半歩だけずらし、空を切った怪人の懐へ。

「そこッ!」

最短距離からの踏み込み。
リミット1によって倍増したパワーが、正確に急所を撃ち抜く。

怪人の巨体がくの字に折れ、
そこからは一方的な逆襲が始まった。

避ける。当てる。

一撃ごとに怪人の肉が沈み、ミライの全能感が加速する。
攻撃をもらう気配すらない。

最後の一打が炸裂し、怪人はバランスを失って地面に崩れ落ちた。
ミライは深く、熱い息を吐き出す。

拳を握り、開く。

身体が重い。スーツが肌に吸い付く感覚が、
先ほどよりも「熱く」食い込んでいる。

『……撃破を確認した。スーツの損耗率を……』

博士の声が戻る。

「想定内よ」

一瞬、間。

『……無理はするな、ミライ。その負荷は……』

「はいはい、分かってるって」

通信を切ったミライは、自分の四肢を見つめる。

負荷? 違う。

この締め付け、この過敏な感覚。

それは、彼女にとって「自分が最強であること」を証明する
最高の高揚感だった。

少し手間取ったが、問題はない。

この程度なら、まだ余裕だ。

ミライは、次の戦場を睨み据えた。

ACT-3

戦闘員が現れたという報告を聞いた瞬間、
ミライの身体は既に跳ねていた。

ダークメタリックの影が疾走する。
跳躍のたびにスーツが「ミシッ」と心地よい軋み音を立てていた。

現場に到着した彼女の前に現れたのは、数人の戦闘員。
だが、彼らはミライの姿を認めるなり、
戦う素振りも見せずに建物の奥へと逃げ出した。

「……あ、これ」

ミライの口元がわずかに上がる。

「分かりやす」

迷いなく加速するミライ。

『ミライ、待て!』

通信越しに、南郷博士の切迫した声が響く。

『誘い込みだ。不自然すぎる。深追いするな、一旦引け!』

「分かってるって」

ミライは速度を落とさない。
むしろ、焦らすようにさらに踏み込みを強める。

「でもさ、向こうが呼んでるなら好都合じゃない。
雑魚相手に鬼ごっこするより、ボスを叩いた方が早いでしょ」

戦闘員が逃げ込んだ建物へ、ミライは飛び込んだ。

――その瞬間。

耳の奥で、通信のノイズが「ザッ……」と激しく弾けた。

『ミライ! 応答しろ、ミライ……ッ!!』

博士の声が遠ざかり、静寂が訪れる。

「……あー、はいはい。通信遮断(ジャミング)ね」

冷たく乾いた空気。

「完全に罠。おあつらえ向きの舞台ってわけ」

だが、ミライは鼻で笑い、一歩、また一歩と奥へ進む。

「でも――出てこないより、全然いいわ。
期待外れだったら承知しないから」

広間の奥。
戦闘員たちの姿は消え、代わりに一人の男が立っていた。

無駄のない体躯。
微動だにせず、ただそこに「存在」している。

構えすら見せていないのに、そこから放たれる圧倒的な圧が、
ミライの肌をスーツ越しにピリピリと刺激した。

「……へぇ」

ミライは値踏みするように男を眺める。

「私を呼び出した本人……ってこと?」

男は静かに、深淵のような瞳をミライに向けた。

「サーペント幹部、マンバ」

短く、それだけを告げる。

ミライは小さく肩をすくめて見せた。

「幹部様が直々にお出迎え? それってつまり――」

不敵な笑みを浮かべ、男を指差す。

「私、相当な『当たり』だったってことよね」

マンバは答えない。

その沈黙は、ミライを対等な戦士としてではなく、
ただの「壊すべき標本」として見つめているかのようだった。

「ま、いいわ。喋るのが苦手なら、拳で語り合いましょうか」

ミライは一歩、前に出る。

「どうせ、倒すのは変わらないんだから」

言い切った瞬間、
ミライが先に動いた。

床を蹴る。
一直線に、距離を潰す。

右拳。
迷いのない一撃。

それでも――
マンバは、動かない。

直撃する、その瞬間
首だけが、わずかに傾いた。

拳は、虚空を裂く。

「……は?」

かわされた。

理解より先に、身体が動く。
蹴りへ繋ぐ。横薙ぎ。

今度は、
マンバが半歩、後ろへ下がった。

「ふーん……」

ミライは、余裕を崩さない。

「案外、逃げ足だけは速いのね」

返事はない。

次の瞬間。
マンバが踏み込んだ。

速い。
比較にならない。

「っ!」

ミライは跳ぶ。
紙一重で、かわす。

すれ違いざま、
空気が、脇腹を叩いた。

(……今の、当たってない……よね?)

遅れて、背中に冷感。

ミライは距離を取る。
息を吐く。

「……なるほど」

声に、わずかな硬さ。

「通常で様子見、って相手じゃないか」

右手を、強く握る。

「一段階、上げる」

――アイリス・ハイド/リミット1。

キィィィィン……と、耳の奥を刺すような駆動音
ダークメタリックのスーツがさらに収縮し、
ミライの筋肉を締め上げ、
その輪郭をより鮮明に浮き彫りにしていった。

「……よし」

今度は、ミライが行く。

踏み込み。
拳。
蹴り。

速い。
鋭い。

一発、二発――
当たる。

マンバの身体が、わずかに揺れた。

「ほら、やっぱり……効くじゃない!」

勝利を確信し、ミライの口角が上がる。だが、
その慢心が「違和感」に変わるまで、一秒もかからなかった。

マンバの動きの「質」が変わる。
ほんのわずか、だが絶対的な速度の向上。

「――っ!」

踏み込みからの、真っ直ぐな突き。
ミライは上体を反らしてかわす。

だが、終わらない。

突きの戻り際、
逆の腕が、視界の外から振り抜かれる。

(三手目……速い……!)

鼻先を、拳がかすめた。
当たっていないのに、
風切り音が鼓膜を殴る。

ミライは跳ぶ。
後方へ距離を取るための、反射的な回避。

だが――

着地の位置。
そこへ、踏み込んでくる気配。

(四手目……着地を、読まれてる……!)

床に足が触れる、その瞬間。
拳が、真下から突き上がった。

「――ぁ、ッ!?」

避けきれない。

反射的に捻った左腕の外側を、
拳が、かすめた。

次の瞬間。

思考が、白く弾けた。

「……っ!! あ、が……っ!!」

激痛。

「かすっただけ」という事実が、脳の理解を拒絶する。
ミライは床を転がるように距離を取るが、呼吸が整わない。

肺から空気が無理やり押し出されたかのように、
ただ喘ぐことしかできない。

(今の……なに……?)

震える視線で左腕を見る。

アイリス・ハイドの表面が、
鋭い刃物で削ぎ取られたように歪んでいた。

裂けてはいない。だが、逃がしきれなかった衝撃が、
過敏化した皮膚を通じて神経を直接焼き切るような
苦痛となって残っている。

腕を動かそうとして、息が詰まった。

腕に力が入らない。痺れが指先まで走り、制御を奪っていく。

もし、真正面で受けていたら――。
想像が頭をよぎった瞬間、冷たい恐怖が背筋を撫でた。

マンバは止まらない。
ゆっくりと、獲物を追い詰める歩調で距離を詰めてくる。

「……ちょっと」

ミライは震える膝を叱咤し、強気な声を作る。

「本気出すの、早くない……?」

だが、内心は既に悲鳴を上げていた。

(まずい。完全に……読まれてる。私の動きを……!)

マンバの追撃。

速い。ミライは必死に跳ぶが、着地する前に「次」が来る。

「――ッ!!」

脇腹を、再びかすめられる。

「くっ……、はあぁッ……!」

当たっていないはずなのに、
脇腹に熱い鉄柱を押し当てられたような衝撃。

感覚が過剰になる「リミット1」のせいで
わずかな接触が致命的なダメージとして身体を蝕んでいく。

歯を食いしばり、ミライは自嘲気味に笑った。

「……チッ。やっぱ、そう来るわけね……!」

拳を、血が滲むほど強く握りしめる。

南郷博士の「使うな」という警告が耳の奥で蘇る。
だが、もう選択肢は残されていない。

「……上げてやるわよ。望み通りにね……ッ!」

「――アイリス・ハイド、リミット2……ッ!」

その瞬間。

「――っ……!! ぐ、あ……っ、ぁ……ッ!!」

凄まじい締め付け。

ダークメタリックのラバーがミシリ、と音を立てて
ミライの四肢を、胴体を、限界を超えて圧迫する。

肺が極限まで圧迫され、吐息さえも熱い塊となって喉を焼く。

皮膚の感覚はもはや「過敏」という領域を突き抜け、
空気の摩擦さえも熱い刺激として脳に流れ込んできた。

(……キツ……。でも、今……やるしかないのよ……ッ!!)

ミライは正面から突っ込む。
リミット2が生み出す、人知を超えた加速とパワー。

拳。
蹴り。
肘。
膝。

「はぁッ、はあぁぁッ!!」

ミライは、止まらない。

すべてが、当たる。

マンバの身体が、大きく揺れた。

初めて、足が流れる。

(――いける!)

ミライは見逃さない。
さらに踏み込む。

床が鳴る。
距離が、潰れる。

(――いける)

確信が、ミライの胸を貫く。

マンバは下がる。一歩。さらに、もう一歩。
完全に追い込んでいる。ミライは床を鳴らし、
さらに踏み込みを強めた。

「ほら、どうしたのよ……! もう終わり!?」

渾身の力を込めた、一直線の正拳突き。

この一撃ですべてを終わらせる――。
その瞬間、拳は空を切り、ミライの視界からマンバの姿が消失した。

「……え?」

かわされた。

認識が追いつく前に、マンバは既に彼女の懐に潜り込んでいた。

マンバの両手が、ミライの腹部へと吸い付く。
刹那、至近距離で「発勁」が炸裂した。

「――ッ!」

息を吐く間もなかった。
横隔膜が凍りついたように動かない。

吸えない。
吐けない。

膝が砕けたように崩れ、
ミライの身体は無残に床へと叩きつけられた。

一拍置いて、腹の奥で爆ぜた感覚が遅れて脳を殴りつける。

あまりの激痛に、ミライの身体は床の上を
右へ、左へとのた打ち回った。

「アアアアアア―――――ッ!!!」

喉が裂けるような絶叫が、無機質な広間に突き刺さる。

(痛い! 痛い! 痛い! 痛い! 痛い――――!!)

ミライは床を掻きむしり、身をよじった。

激痛が全身の神経を一斉に逆撫でし、
脳が焼き切れるような熱が走る。

腹を押さえようと手が動く。
だが、アイリス・ハイドがそれを許さない。

リミット2の異常な密着が、
皮膚の内側から筋肉をさらに強く締め上げ、
ダメージを逃がさず増幅させる。

逃げ場のない責め苦。

「……っ……ぐ、ぁ……っ……は……っ……」

叫びは次第に、掠れた吐息へと変わっていく。

呼吸をしようとするだけで、腹の奥を裏返されるような激痛が走る。

身体は本能的に丸まり、自分を守ろうとする。

――だが、このスーツに防御など存在しない。

視界が、滲む。

頬を、熱いものが伝う。

「……っ……は……っ……は……っ……」

床に爪を立て、
なおも身をよじる。

止まらない。

止められない。

視界の端で、
勝利を確信したマンバが、静かに立っている。

ACT-4

マンバが膝をつき、動けないミライを見下ろす。

「……リミット2、か。成程、凄まじい密度だ」

低い声と共に、指先が彼女の肩口に触れた。

「――ッ!?!? ぁ、あぁ……ッ!!」

身体が跳ねる。

ただ触れられただけなのに、
過敏化した神経には数万ボルトの電流が
脳を焼くような衝撃となって伝わる。

「……や……め……っ、……やだ、ぁ……ッ!!」

喉が痙攣し、拒絶の声にならない。

指は止まらない。首筋から鎖骨を、
ねっとりとラバーを沈ませながらなぞり落とされる。

「ギュ……キュウゥ……ッ」

粘り気のある軋み音が響く。
ミライが身悶えするたび、その摩擦さえもが
過剰な熱となって全身をガクガクと震わせた。

指はそのまま、最も高く張り詰めた胸の膨らみへと差し掛かる。

「……やめ……て……ッ!」

震える声も虚しく、マンバはその頂点を、
確かめるように指の腹でグイと押し潰した。

「ひ、あぁぁぁぁぁ――――ッ!!!」

(……嘘……っ! なに、これ……ッ!!)

締め付けと感圧が混ざり合い、脳を内側からかき乱す。

逃げようと身をよじるたび、
噴き出した汗がスーツとの隙間を埋め尽くし、
逃げ場のない皮膚を執拗にこすり上げる。

「あ……ぐ……っ、はぁ……ッ! は……っ、あ……ッ!!」

意志に反し、呼吸が熱く乱れていく。

マンバの指先が、アイリス・ハイドの膨らみを執拗になぞり続ける。

「あ、が……っ! ハァ、ぁ……ッ……!!」

リミット2の負荷で、全身から熱い汗が噴き出した。

大量の水分がスーツを肌に真空状態で吸い付かせ、
もはやラバーと皮膚の境界は消失している。

(あ……つ……っ! 張り付いて……逃げられ、ない……っ!!)

指が胸の膨らみをグイと押し潰す。
その瞬間、極限まで密着したラバーの表面に、硬く尖った突起が、
逃げ場を失って残酷なほど克明に浮き上がった。

「――っ、は、あぁぁぁぁぁぁぁ――――ッ!!!」

ただの接触が、脳の芯を直接灼くような快感となってミライを貫く。

指先がその「突起」を弾くたび、
心臓まで握りつぶされるような衝撃に、
ミライの背中が弓なりに反った。

(身体が……勝手に! やだ……ダメ……ッ!!)

思考が、快楽の熱に溶けていく。

抗おうとする意志を置き去りにして、腰が、指先が、
無様にガクガクと痙攣を繰り返す。

(言うこと聞きなさいよ……ッ!
私の、身体……ぁ、あああぁぁぁ……ッ!!)

「……ほう、面白い。汗をかくほどに、
スーツが貴様の『中身』を曝け出していくな」

マンバの冷徹な声さえも、過敏化した鼓膜を震わせ、
彼女を追い詰める刺激へと変わっていた。

ミライが思わず視線を落とした胸元は、
汗の光沢で乳輪さえ透けるほどラバーが張り付き、
尖りきった突起が、無残にその形を晒している。

「……見、ないで……ッ!」

身を捩るたび、内側で滑る汗が過敏な突起を激しく突き上げる。
逃げようとする動きそのものが、自分を責める刃となる。

マンバの指がテカつく突起を強く弾き、
そのまま腹部へ滑り落ちる。

「ヒッ、あ……ッ!!」

腰が大きく跳ねた。

腹筋の筋が浮き出るほど吸着したラバーをなぞられ、
熱い震えが下腹部へ突き抜ける。

(……やだ……っ。そっちは……!!)

指は止まらない。股の間、最も薄く張り詰めた境界線へ、
冷徹な感触が食い込む。

マンバの手のひらが、ミライの股間にピタリと押し当てられた。

「――っ、ぁ…………ッ!!!!」

異常な締め付けと汗の吸着。

股間の凹凸が克明に浮き彫りになり、
秘められた熱がダイレクトに暴かれていく。

「――あ、あぁぁぁぁぁ、あああああああぁぁぁ……ッ!!!」

喉を反らせ、絶望の声を漏らす。

汗で濡れたスーツは、秘められた部分を逃げ場のないほど克明に、
残酷に浮き彫りにした。

(……嘘……っ。食い込んで……丸出しじゃない……!!)

わずかな衣擦れさえ、過剰な刺激となって脳を焼く。

マンバの手がその「食い込み」をなぞるたび、
指先までがガクガクと痙攣した。

「……ほう。これほど締め付けられながら、なおも熱を帯びるか」

脚を閉じようと必死に抗うが、
強張った筋肉は逆にマンバを受け入れるように開いたまま、
ピクリとも動かない。

「……は……っ、あ……ぐ……っ、はぁ……ッ!!」

(……動け……っ。閉じなさいよ、私の脚……!!)

自分の身体なのに、意志が届かない。

指先がラバー越しに中心を捉えるたび、
腰が勝手に跳ね、粘り気のある摩擦音が響き渡る。

「……っ、ふざけ……ないで……ッ!」

涙を浮かべて睨みつけるが、マンバはその視線を嘲笑うように、
食い込んだラバーのシワを弾き、さらに奥へと指を押し込んだ。

「あ、が……っ、ひ、あ……っ……!!」

(……負けない……私は……まだ……!)

だが、指はさらに敏感な中心――「芽」を捉え、
弾くようになぞった。

「あ、が……っ! ひ、あぁぁぁぁぁ……ッ!!!」

ミライの絶叫が、静まり返った空間に突き刺さる。
全身を電流が駆け抜け、脳の芯までが焼き切れるような衝撃。

(……やだっ! あ、あぁ……ッ!! なに……これ……ッ!!)

視界が激しく点滅し、火花が散った。
マンバは指を止めず、アイリス・ハイドの生地ごと、
その突起をグリグリと円を描き執拗に責め立てる。

逃げ場のないスーツの中で、皮膚とラバーが激しくこすれ合う。

太ももは内側に巻き込まれるように痙攣し、
スーツの表面には食い込んだシワと肉体の輪郭が、
ドロドロに溶け合うように浮かび上がっていた。

「ハァ……ッ、ハァ……ッ、あ……ぐ……っ!!」

「……負け……ない……っ。私は……まだ……ッ!!」

懸命に唇を噛み切り、なおも睨みつけようとする。
だが、指先がさらに深く、その芽を押し潰した瞬間――。

「あぁぁぁぁ――――ッ!! ぃ、い、いく……っ、
いっちゃう……あぁぁぁ!!」

プライドをかなぐり捨てた無様な叫びが、
ミライの口から溢れ出した。

腰が何度も、狂ったように跳ね上がる。

アイリス・ハイドの1ピース構造がその動きに追従し、
ミシリ、と悲鳴を上げた。

濡れた股間はヌラヌラとした不気味な輝きを放ち、
マンバの指に吸い付いて離れない。

「……ほう。強気な言葉とは裏腹に、身体はこれほど従順か」

マンバが嘲笑う。

ミライは涙と汗でぐしょぐしょの顔を歪め、
ガクガクと全身を震わせながら、荒い息を吐き出す。

「ハァ……ハァ……ッ、あ……ぐ……っ……」

激しく腰を跳ね上げ、果てたばかりのミライは、
酸欠の魚のように口を突き出し、虚空を仰いでいた。

だが、マンバの冷徹な目は、まだ彼女を解放しない。

「……リミット2。このスーツさえあれば、
貴様は永遠にその感触を増幅され続けるわけだ」

マンバの手が、艶めかしく光るミライの股間
最も深く食い込んだラバーのシワを掴んだ。

「……や、め……。……もう、やめて……ッ!」

震える声で懇願する。だが次の瞬間、
無慈悲な裂音が室内に響いた。

「――ベリッ、ブチッ!!」

限界まで引き絞られ、薄く張り詰めていたアイリス・ハイドが、
股の部分から無残に引き裂かれ、
熱く火照ったミライの秘部が、冷たい外気に直接晒された。

「ひ……っ、あ、ぁ……っ、う……ぅ……ッ!!」

あまりの恐怖と羞恥に、ミライの顔が絶望に染まる。
だが、本当の地獄はそこからだった。

マンバが自らの欲望を解き放ち、
裂け目から露わになったミライの熱に、一気に押し当てられた。

「……っ!? ……い、や……! それだけは……
お願い、ダメぇ……ッ!!」

懸命に身を捩ろうとする。

しかし、リミット2による凄まじい締め付けが、
皮肉にも彼女の身体を硬直させ、
マンバを受け入れるための土台として固定してしまっていた。

「……入れ……ないで……っ、お願い……ッ!!」

プライドをかなぐり捨てた悲痛な懇願を無視し、
マンバの重厚な一撃が、裂け目から「中」へと、
一気に、深く、侵入した。

「――ッ、ガ、あぁぁぁぁぁぁぁ、はぁぁぁぁん、
あああああぁぁぁぁ……ッ!!!」

ミライの背中が、見たこともないほど鋭く反り上がった。
リミット2の感度は、容赦なく彼女の芯を貫く。

アイリス・ハイドが、中から押し広げられる肉体の膨張に
耐えかね、ミシリ、ミシリと悲鳴を上げた。

汗で吸着したスーツは、マンバが動くたびに
「第二の皮膚」として肌を激しくこすり、
内と外の両側から、ミライを逃げ場のない
感覚の渦へと叩き落としていく。

「ぁ、あぁ……ッ! ん、ぐ……ぁ、あああぁぁぁ……ッ!!」

(あ……つ……っ! なに……これ……っ! 壊れる……
壊れちゃう……あぁぁぁッ!!)

勝ち気だった瞳から光が消え、
涙と涎でぐしょぐしょになった顔を歪める。

最強のスーツを纏いながら、皮肉にもその機能によって、
無残に「女」として壊されていた。

突き上げられる衝撃に意識が点滅する中、
マンバがぐったりと揺れる腰を掴み、その身体を強引に反転させた。

「――っ、ぁ、あぁぁぁ……ッ!!」

四つん這いにされ、突き出した臀部。

引き裂かれた黒いラバーの隙間から、汗で濡れ、
真っ赤に火照った肌が露わになる。

リミット2の凄まじい締め付けが、彼女をこの姿勢に釘付けにし、
逃げる自由を奪っていた。

(やだ……っ。こんな……見ないで……ッ!!)

マンバが背後から、再びその裂け目へと一気に侵入する。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ――――ッ!!!!
ぁ、あ、あああぁぁぁ……ッ!!」

背中が鋭く反り、指先が床を掻きむしる。

限界まで張り詰められたスーツが、マンバの動きに
連動してミライの肌に食い込む。

(……やだ……! こんなの……っ!
私、は……私は……っ、ぁ、あぁぁぁッ!!)

ミライは震える腕を突き立て、
崩れそうな腰を必死に押し返そうと抗った。

だが、マンバの重厚な突き上げが、
そのわずかな抵抗を無慈悲に粉砕する。

「……ほう。これほど苦痛にあえぎながら、まだ抗うか」

マンバがミライの髪を掴み、無理やり顔を上げさせた。

「ならば――これならどうだ」

マンバがさらに速度を上げ、容赦なく腰を叩きつける。

ずぶ濡れになったラバーが、激しいピストン運動に連動して
「ヌチャ……ヌチャ……ッ」と、
耳を汚すような音を立てて波打つ。

限界まで引き絞られたスーツは、
もはや彼女を保護するものではなく、
マンバの熱を逃がさず彼女の芯へと
叩き込むための伝導体と化していた。

「あ、ぁ……っ! ぃ、いく……っ、
また、いっちゃう……あぁぁぁ!!」

ミライの身体が、アイリス・ハイドの締め付けを
跳ね返すほど激しくのけ反る。

全身の筋肉がリミット2の負荷で硬直し、
ガクガクと震える様を、マンバは冷酷な笑みで見下ろした。

「ふん……。強気な言葉の果てが、この無様な鳴き声か。
貴様の誇りなど、このスーツの過敏化の前では紙切れ同然だな」

「あ……ぅ、あ……っ……」

ミライはもはや、言い返す言葉も持たない。

涙で滲む視線の先には、テカテカと光り、
自分の最も恥ずかしい部分を剥き出しにしたまま激しく震える、
無残な自分の姿があった。

「だが、まだ終わらんぞ。貴様の身体が、
私の『熱』をこれほど求めているのだからな」

マンバが再び、ミライの腰をガッチリと固定する。

汗と熱気で、引き裂かれたアイリス・ハイドの隙間からは、
ドロドロに溶け合うような卑猥な音が漏れていた。

「――っ、あ、ぁぁあああ!!」

先ほどまでとは比較にならない、
野性的で容赦のない突き上げが再開される。

リミット2の感度増幅は、もはや「過剰な刺激」
という名の〇〇だった。

一撃ごとに脳の芯が白く弾け、ミライの指先は、
汗で滑る床を意味もなく掻きむしり続ける。

(……やだ……っ。もう……壊れちゃう……っ! でも……っ!!)

心の中の叫びも、マンバの重厚な一撃によってかき消される。

「さあ、共に来い。貴様のその『強化された感覚』で、
私のすべてを受け止めろ」

「あ、ぁぁ……ッ! イヤ……ッ! なのに……これ……っ、
あ、あぁぁぁぁぁッ、
イイ、すごく、いいのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ――――ッ!!!」

もはや拒絶の言葉は形をなさず、
あられもない敗北の叫びとなって溢れ出した。

マンバが最後の一撃を、ミライの奥底、
子宮を突き上げるほど深く叩き込む。

それと同時に、彼女の意識はかつてない衝撃の濁流へと
突き落とされた。

「――っ、は、あぁぁぁぁぁ、ああああああああああぁぁぁぁ――――ッ!!!!!」

喉を反らせ、肺にある全ての空気を吐き出しながら、
ミライは盛大に果てた。

アイリス・ハイドの1ピース構造が、
二人の激しい接触と膨張に耐えかね、「ギュウゥッ!」と
悲鳴を上げて軋む。

汗と、熱と、解き放たれた力が、
無残に裂けたスーツの隙間から溢れ出し、
彼女の身体はリミット2の逃れようのない
締め付けの中で、弓なりに固着した。

激しい余韻の中、ミライの瞳は虚空を彷徨い、
喉からは熱い吐息が漏れ続ける。

だが、本当の地獄はここからだった。

リミット2の異常な感度は、安らぎであるはずの余韻を、
鋭い棘のような刺激へと変貌させる。

中を満たす熱。肌をなぞる汗。それらすべてが、
過敏な神経を「痛いほどの快感」で絶え間なく叩き続けていた。

(……やだ……っ。……まだ、終わらない……っ)

身をよじろうとするが、汗で完全に同化したアイリス・ハイドが、
そのわずかな動きを増幅し、新たな刺激を彼女に与える。

逃げようとすればするほど、
密着したラバーが過敏な箇所を執拗にこすり上げ、
彼女を終わりのない絶頂の淵へと引き戻していく。

「……ぁ、ぐ……っ、はぁ……ッ! ひ、あ……っ……!!」

「……苦しい……っ。イイのに……苦しくて……
もう……おかしくなっちゃう……ッ!!」

快感が引かない。

リミット2が容赦なく神経を昂ぶらせ続け、
脳だけが「もっと」と狂ったように信号を送り続ける。

涙を流しながら、引き裂かれたスーツの中で「女」としての
輪郭をドロドロに溶かされていく。

「……ふん。殺すだけでは面白くない。
一生、その中で喘ぎ続けるがいい」

マンバは満足げに立ち去る。

後に残されたのは、静寂と、解除不能なスーツに囚われた
ミライだけだった。

「……ぁ、……ぐ……っ、はぁ……ッ!!」

全身を流れる汗、残された熱――そのすべてが、
過敏な肌を執拗に叩き、引くことのない絶頂を刻み続ける。

(……やだ……っ。……消えない……っ!
お父さん……助けて……っ……!!)

身を捩るたび、真空のように吸い付いたラバーが
「ギュウゥ、ヌチャ……」と湿った音を立て、
敏感な箇所を執拗にこすり上げる。

「……ひ、あぁ……ッ! イヤ……ッ! なのに……いい……
あぁぁぁぁぁ!!」

涙と涎で顔をぐしょぐしょに濡らし、
暗闇の中で独り、引かない快感に跳ね続ける。

最強を自負したプライドの残骸は、汗でヌラヌラと光る
アイリス・ハイドの中で、無様に溶けて消えていった。

                        [BAD END]

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