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■タイトル
〇〇ヒーロー陥落 輝光戦隊ルクスマン ブルールクス。 [No.11009]
■プロット
【登場人物設定】
主人公
名前:キャロンヌ
役職: 悪の地下帝国「ヂューブ」に突如として現れた女盗賊騎士。
外見: 知的な印象を与える銀髪のロングヘアにしている。普段は鎖帷子を羽織り、体のラインが分かる黒いインナーとタイトスカートを着用。戦闘や”実験”の際は、機能性と官能性を兼ね備えた特殊なボディスーツ姿になる。
性格: 冷徹でサディスティックな盗賊騎士。彼女の行動原理は「探求心」。「人間の肉体に秘められた未知のエネルギー、特に性的エネルギー源である」という独自の理論を信じ、その証明に執念を燃やしている。ターゲットを「貴重な研究サンプル」「モルモットくん」と呼ぶ。
ターゲット
名前: アキオ / ブルールクス
年齢: 15歳
特徴: 輝光(きこう)戦隊「ルクスマン」の最年少メンバー。水のように流麗で俊敏な体術を得意とするスピードファイター。
変身: 「ルクスマン」と叫んだ後、変身後のコードネームを唱えることで各人がルクスエナジーエナジーを発揮。空中浮遊を経て目の前に浮かぶ光の壁(ルクスエネルギーの壁)を越えることでルクスマンに変身する
性格: ストイックで真面目。長官から受けた「雑念は鍛錬の妨げになる。特に色恋や性欲は、お前の速さを鈍らせる毒だ」という教えを頑なに守っている。自分の肉体に秘められた可能性を信じ、日々厳しい鍛錬に明け暮れているが、性的な事柄に関しては完全に無知で、「不純なもの」として意図的に避けてきた。そのため、女性からの刺激に対する耐性が全くない。彼の信条は「鍛え抜かれた肉体は、無限の力を発揮する」だが、その信念が根底から覆されることになる。
青いルクスエナジーを纏った精通の精子が悪の女盗賊騎士に奪われ切るまでの物語
【序章:蒼き閃光、囚わる】
鉄錆とオゾンが混じり合う退廃的な匂いが、夜の廃工場を支配していた。
頭上では無数の鉄骨が古代獣の骸骨のように黒い空を掴み、その隙間から射す冷たい月光が、目まぐるしく交錯する二つの影を、まるで神話の一場面のように切り取っている。
一つは、青い光の残像を彗星の尾のように引きながら舞う、輝光戦隊ルクスマンの疾風――ブルールクス。
彼の動きは、まさしく水。淀みなく、予測不能。地下帝国「ヂューブ」から放たれた、生物とも機械ともつかぬ醜悪な戦闘員たちが、彼の流麗な体術の前に紙細工のように薙ぎ払われていく。鋼鉄の拳が空を切り、風を裂く音が、小気味よい破壊音と共にリズミカルに響き渡る。
そしてもう一つは、その神速の演舞を、まるで高価なワインのテイスティングでもするかのように、舌なめずりをしながら眺める銀色の影。
崩れたコンクリートブロックの即席の玉座に優雅に腰かけ、長い脚を組むその女こそ、ヂューブに突如として現れた、謎多き女盗賊騎士、キャロンヌであった。
「素晴らしいわ。本当に素晴らしい。まるで嵐の中を舞うツバメのようね。その速さ、その鋭さ……磨き上げられ、完成された芸術品だわ」
キャロンヌの唇から紡がれた声は、轟音と悲鳴が支配する戦場の喧騒の中にあってなお、まるで脳内に直接響くテレパシーのように、ブルールクスの鼓膜を支配した。
彼の研ぎ澄まされた集中が、コンマ一秒、乱れる。
「……黙れ、悪党が! お前のような奴に、僕の戦いを汚されてたまるか!」
「汚す? とんでもない。私は君を、もっと高みへ引き上げてあげようと言っているのよ。……でもね、モルモットくん」
彼女は楽しそうにクスクスと喉を鳴らした。
「君のその速さは、あまりに脆い。まるで、一点の曇りもない薄氷の上で、必死に踊っているだけだということに、まだ気づかないのかしら?」
挑発。そう理解し、無視しようとする。だが、彼女の言葉は甘い毒のように思考に染み渡り、彼の動きの根幹を成す信念を揺さぶった。
その一瞬の迷いが、この戦場における、絶対的な命取りだった。
「――おしゃべりは、ここまでよ。授業の時間だわ」
キャロンヌがしなやかな指をぱちんと鳴らす。
途端、ブルールクスが立っていた地面から、紫色の妖しい光を放つ巨大な魔法陣が浮かび上がった。物理的な罠ではない。彼の五感を直接ハッキングし、脳を内側から揺さぶり、彼が今まで意図的に蓋をしてきた『本能』というパンドラの箱を、〇〇的にこじ開けるための精神汚染の呪詛。
「ぐっ……!? なんだ、これは……! 体が……熱い……!」
視界がぐにゃりと歪み、世界が万華鏡のように乱回転を始める。仲間たちの声も、敵の呻き声も、全てが水中のように遠ざかっていく。平衡感覚が奪われ、鍛え上げたはずの体幹が、まるで芯を抜かれたようにぐらりと揺らいだ。
汗が、ルクシースーツの内側を滝のように伝う。これは戦闘による発汗ではない。もっと根源的な、生命そのものが未知の刺激に晒された時に発する、原始的な反応だった。
「さあ、おいでなさい。君が今まで逃げ続けてきた、本当の『戦場』へ……。私が君の、最初の『敵』になってあげる」
甘く、脳髄を蕩かすような声が囁く。
抵抗しようにも、手足に力が入らない。膝から崩れ落ちる青き英雄の前に、キャロンヌは月光を背負い、女神のようにも悪魔のようにも見える姿で、静かに降り立った。そのサファイアの瞳は、冷徹な探求心と、これから始まる甘美な実験を前にした獣の仄暗い愉悦に爛々と燃えていた。
「君のその綺麗なスーツ……私が一枚ずつ、丁寧に剥いで、君という存在を丸裸にして差し上げるわ」
それが、アキオがヒーローとして聞いた、最後の言葉だった。
【第一章:白き祭壇と聖骸布剥ぎ】
意識が、冷たい金属の感触と共に浮上した。
アキオは、自分がどこにいるのかを瞬時に理解しようと試みた。見慣れたヒーロー基地のメディカルルームではない。どこまでも無機質な白で統一された、円形のドーム状のラボ。そして自分は、その中央に設えられた、まるで古代の祭壇のような診察台に、大の字で〇〇されていた。
「目が覚めたかしら、私の可愛いモルモットくん。寝心地はどうだった?」
声の方に顔を向けると、そこにいたのは白衣をまとったキャロンヌだった。
彼女はクリスタル製の解析端末を片手に、まるで初めて見る希少な生物標本でも観察するかのように、アキオの全身をねめつけている。その視線は、衣服などないかのように彼の肌を撫で、骨格を探り、筋肉の走行を確かめているかのようだった。
「……ここは……僕をどうするつもりだ! 仲間たちはどうした!」
「どうもしないわ。ただ、『研究』するだけよ。君という、最高の素材をね。仲間たちなら心配いらないわ。私の可愛い部下たちが、丁重にもてなしているはずよ」
キャロンヌはアキオの傍らに歩み寄ると、その美しい指先で彼のルクシースーツにそっと触れた。
「このスーツ……実に興味深いわ。ルクスエナジーを増幅し、身体能力を向上させるだけではない。外部からの物理的、精神的干渉を防ぐ一種の防護壁。まるで、純潔を守るための……そう、君という聖域を守る最後の『貞操帯』のようだわ」
「ふざけるな! これは僕たちの誇りだ! 正義の鎧だ! 貴様のような悪に、その汚れた指で触れられてたまるか!」
「正義の鎧、ね。立派な心がけだわ。では、その鎧を一枚ずつ脱いでいったら、中には何が残るのかしら。それでも『正義』は残っているのかしらね。さあ、一緒に確かめてみましょうか」
キャロンヌは楽しそうに微笑むと、アキオの頭部に手を伸ばした。
カシュッ、という小気味よいロック解除の音と共に、彼の視界を覆っていた青いバイザーが持ち上がる。続いてヘルメットが外され、汗で額に張り付いた艶やかな黒髪と、羞恥と怒りに朱く染まった〇〇の素顔が、ラボの冷たい照明の下に晒された。
「……っ!」
「あら、やっとお顔が見えたわね。なんていじらしい顔をするのかしら。ヒーローの時とは大違いだわ。さあ、次はどこを剥いてほしい? 君に選ばせてあげてもいいのよ?」
「やめろ……僕に……触るな!」
「ふふ、無駄よ。君の体はもう、私の研究材料なのだから」
ルクシースーツのベルトがまずは外される。
次に彼女の指は次に、彼の延髄から背中へと滑り落ちる。
ルクシースーツ上半身の背中の継ぎ目に、まるで鍵穴に鍵を差し込むように指をかけ、ゆっくりと力を込めた。シューッと繊維が軋むような悲鳴を立て、外される。
彼の上半身ルクシースーツは、彼のプライドの一片が砕け散った音のようにも聞こえた。
現れたのは、スーツのアンダーウェアである、肌に吸い付くような薄い白いインナー。その上からでも、彼の心臓が恐怖と〇〇に激しく、しかしどこか期待するように波打っているのが見て取れた。
「聞こえるわ、君の鼓動が。それは正義のための高鳴り? それとも……未知への期待かしら? 教えて、アキオくん」
「黙れ……だまれぇっ! 僕の名を、気安く呼ぶな!」
「いい声ね。もっと聞かせて。君の本当の声を」
次は両脚のブーツ。
パーツが一つ外されるたびに、アキオの無力感は増していく。まるで精神の鎧を一枚一枚、無理矢理引き剥がされていくようだ。守るものがなくなっていく恐怖。丸裸にされていく羞恥。それらが混じり合い、彼の思考を鈍らせていく。
最後に残ったのは、全身を覆うs白いインナーだけ。それは彼の鍛え上げられたしなやかな肉体のラインを、むしろ官能的に、生々しく浮かび上がらせていた。
「さて、最後の『聖骸布』ね。これは君が今まで『不純』として切り捨て、目を背けてきた聖域を守る最後の壁……。これを脱いだら、もう後戻りはできないわよ?」
キャロンヌの指が、彼の腹部をゆっくりと、焦らすように下っていく。
その指が目的地である、彼の肉体で唯一鍛えられていない、柔らかな領域に到達する寸前で、ぴたりと止まった。
「君の信じる『鍛えられた肉体の無限の力』……その理論、少しだけ
修正が必要なのよ。君は全身をくまなく鍛えた。素晴らしいわ。そのストイックさは尊敬に値する。でもね、アキオくん」
彼女はアキオの耳元に顔を寄せ、熱い吐息と共に、悪魔の福音を囁いた。
「君が一度も『鍛錬』をしなかった、たった一つの場所。君が聖域として、禁足地として閉ざしてきたその場所にこそ、君の持つルクスエナジーの根源……最も純粋で、最も高密度な『神の力』が眠っているとしたら、君はどうする?」
言葉の意味を理解するより早く、アキオの肉体が、その問いに答えた。
彼女の指は、まだ触れてさえいない。だというのに、彼の中心にある聖域は、その存在を主張するかのように熱を帯び、硬く、大きく脈打ち始めていた。
「ああ……なんて素直な体。なんて正直な『力』なのかしら。君の口から出る言葉とは裏腹に、君の体は、私の『研究』を歓迎しているようじゃない」
「ちがう……これは、僕の意志じゃ……ない……! 勝手に……!」
彼の悲痛な叫びは、これから始まる長い長い『誕生の儀式』の、始まりを告げる祝砲に過ぎなかった。
【第二章:蒼きプライドの崩落と祝祭】
キャロンヌの『儀式』と称する再教育は、アキオが想像しうるあらゆる〇〇を、抗いがたいほどに甘美な毒に変えて、彼の魂の隅々まで塗りつぶしていく作業だった。
「まずは君の体のデータを取りましょうか。どこに触れられたら、君の『力』が最も昂るのか……君自身も知らない君の秘密を、私が解き明かしてあげる」
彼女は様々な、見たこともない形状の器具を取り出すと、彼の全身を丹念に調べ始めた。
冷たい金属が肌を滑る感触。羽のように柔らかなブラシが、脇腹や腿の内側といった敏感な箇所をくすぐる刺激。そのたびにアキオの体はビクンと大きく跳ね、その反応は逐一、心電図のような波形となって端末に記録されていく。
「すごいわ、全身が感じやすいのね。まるで最高級の楽器のよう。君の長官は、本当に罪なことをしたものだわ。こんな素晴らしい才能の芽を、雑念などというくだらない言葉で摘み取ろうとしていたなんて。許せないわね」
「うるさい……僕の信念を……僕と長官の絆を、汚すな……!」
「信念? 恐怖から目を背けることを、信念とは言わないのよ。絆? 君を不完全にしていただけの呪いじゃない。ほら、見てごらんなさい。君の『聖域』は、もうこんなにも私の探求を、私の指を待ち望んでいる」
彼女が指し示した先では、彼の中心が、彼の意志とは完全に無関係に、誇らしげに、そしてどこか切なげに勃っていた。
もう、ごまかしは効かない。彼の肉体は、彼の魂よりも先に、目の前の女主人に完全に降伏していた。
「さあ、次のステップへ進みましょうか。君の『力』を、限界の、その先まで高める時間よ」
キャロンヌは虹色に輝く特殊なジェルを手に取ると、彼の昂ぶりに、まるで聖油を塗るかのようにゆっくりと塗り込み始めた。ひんやりとした心地よい感触の直後、内側からマグマが燃え上がるような、凄まじい熱が彼を襲う。
「あ……あっ……! な、にを……した……! 熱い、熱いんだ!」
「これは君の感覚を百倍に増幅させる媚〇。そして……」
彼女はアキオの耳元で囁く。その声は、もはや悪魔ではなく、救済を告げる女神のように聞こえた。
「これから私がすること全てを、君の体に、君の魂に、永遠に刻み込むための『聖印』よ。もう二度と、君は元の君には戻れない」
その言葉を合図に、彼女の指が本格的な愛撫を始めた。
今まで彼が知らなかった快感の奔流。思考が溶け、脳の芯が痺れ、世界が白く染まっていく。
「やめろ」と叫びたいのに、唇から漏れるのは「もっと」と懇願するような甘い喘ぎ声だけ。
鍛え上げたはずの腹筋が、彼女の指の動きに合わせて美しく痙攣する。
彼のプライドが、正義が、信念が、仲間との絆が、絶対的な快楽の前で、砂糖菓子のように脆く、甘く、溶けていく。
その、彼という存在が臨界点を迎え、全く新しい何かに生まれ変わろうとしていた、まさにその瞬間だった。
ドォォォン!!
ラボの分厚いチタニウム合金の扉が、内側から爆破され、吹き飛んだ。
「そこまでよ、キャロンヌ!」
「アキオくんを……ブルーを返しなさい!」
ピンク色の閃光と、黄色の輝き。瓦礫を蹴散らし、怒りをその可憐な瞳に宿して飛び込んできたのは、ピンクルクスとイエロールクスだった。
だが、二人が目にしたのは、信じられるはずのない、信じたくない光景だった。
祭壇の上で、頬を紅潮させ、涙と涎と汗でぐしょ濡れになりながら、恍惚の表情で喘ぐアキオの姿。
そして、その彼の中心を優しく、しかし確実に支配し、彼を快楽の頂へと導いているキャロンヌの姿。
「……ブルー……?」
「……嘘……でしょ……。あなた、そんな顔、するはずじゃ……」
二人のヒロインは、目の前の光景が理解できず、絶句する。彼女たちの知る、ストイックで、誰よりも純粋だった仲間は、もうどこにもいなかった。
「あら、ごきげんよう、お姫様たち。ショーの特等席へようこそ。ちょうど今、私たちの英雄が、真の英雄として『誕生』する瞬間よ」
キャロンヌは悪びれる様子もなく、残酷なほどに美しい嘲笑を浮かべた。
「しっかり見ておきなさい。君たちが信じた、脆くて未熟な『正義』の終わりを。そして、本能を解放した『力』の始まりを!」
仲間たちの前で、この姿を晒される。
その極限の羞恥と、抗いがたい背徳感が、アキオの理性のタガを、最後の留め金を、粉々に、跡形もなく打ち砕いた。
「あ……ああ……もう……だめ……だ……ッ! 来る……! キャロンヌ……さま……ッ!」
彼の絶叫と共に、全てが解き放たれた。
迸ったのは、単なる生命の雫ではなかった。
眩いばかりの青いルクスエナジーを凝縮した、純粋な力の奔流。
世界が、白と青の光に包まれる。
十五年間、固く閉ざされてきた聖域の門から初めて放たれた神聖なルクスエナジーは、キャロンヌが掲げた水晶体へと、まるで魂そのものが吸い上げられるかのように、美しい光の尾を引きながら吸い込まれていった。
「――ああ……なんて美しい……。なんて気高い輝き……! これよ、私が求めていたのは、この純粋な輝き……!」
青い光で満たされ、脈打つ水晶体を胸に抱きしめ、キャロンヌは恍惚の表情で喘ぐ。
エネルギーを吸い尽くされ、抜け殻のようにぐったりと弛緩したアキオは、ただ虚ろに天井を見つめていた。その瞳から、一筋の雫が零れ落ちる。
それは、失われた純潔への涙か。それとも、身も心も溶かされた未知なる快感の余韻か。
もはや、彼自身にも、そして誰にも、分かるはずもなかった。
【終章:忠誠を誓う蒼き獣と女王】
数日後。ルクスマンの堅牢なる本部基地に、最大級の警報が鳴り響いた。
ヂューブの精鋭軍団を率い、正面ゲートをまるで凱旋将軍のように悠然と歩いてくるのは、漆黒のボディスーツに身を包んだ女盗賊騎士キャロンヌ。
そして、その傍らには――かつてブルールクスと呼ばれた、蒼き戦士が、影のように、しかし絶対的な存在感を放ちながら付き従っていた。
彼の瞳に、かつての正義の輝きはない。
あるのはただ、目の前の主人に向けられた、絶対的な忠誠と、焼けるような渇望の熱だけだった。
「キャロンヌ様。障害はすべて排除いたしました。司令室への道、確保完了です」
「ご苦労様、私のかわいいブルールクス。本当に、君は強くなったわね」
キャロンヌは彼の顎に指をかけ、くいと持ち上げると、労うようにその唇に軽く触れた。
「さあ、最後の仕上げよ。君を縛り付けていた、このくだらない鳥籠……君自身の手で、壊してしまいなさい。君を不自由にした者たちに、本当の『力』を見せつけておやりなさい」
「――御意。全ては、我が主、キャロンヌ様の御心のままに」
短く応え、彼はかつての仲間たちが待ち受ける司令室へと、音もなく駆けた。
その動きは、以前の彼とは比較にならないほど速く、鋭く、そして何より、慈悲も躊躇もなかった。
本能という枷を外された肉体は、まさにキャロンヌが予言した通り、神の領域に踏み込んだ真の力を発揮していたのだ。
仲間たちの悲鳴と絶叫が、やがて静寂へと変わっていくのを、キャロンヌは奪い取った司令官の椅子に深く腰かけ、グラスの中の赤い液体を揺らしながら満足げに聞いていた。
彼女は手に入れたのだ。
この世で最も純粋なエネルギー源と、そして誰よりも強く、美しく、忠実な僕を。
世界征服など、もはや彼女にとってはどうでもいい余興に過ぎない。
ただ、自らの探求心を満たし、美しいものを手に入れ、意のままに支配する。
一人の盗賊騎士として、それこそが至上の喜びであり、何よりも甘美なハッピーエンドだった。
やがて、戦いを終え、返り血とオイルに塗れたアキオが、彼女の前に音もなく現れ、恭しく跪く。
「終わりました、キャロンヌ様」
「ええ、見ていたわ。お見事だったわよ、アキオ」
キャロンヌは立ち上がると、彼の前に屈み込み、その頬の汚れを指で優しく拭った。
「よくやったわね。今夜はたくさん、ご褒美をあげましょう。君が失った以上のものを……ううん、君が今まで知らなかった、もっと素晴らしい『快楽』という名の力を、私がたっぷりと注ぎ込んであげる」
その言葉に、蒼き獣の瞳が、再び仄暗い熱を帯びて、妖しく揺らめいた。
彼らの夜は、まだ始まったばかりだった。
【女幹部 HAPPY END】
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