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タイムアスモデウス
Katherine
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ジョルノ
■タイトル 

ヒロイン敗北生中継!無様なピンチ・失神シーンを全世界に晒される美少女仮面オーロラ! [No.11106]

■プロット

【あらすじ】

美少女仮面オーロラが、地球の平和を守る為、次々と襲ってくる怪人と戦います。その戦いの場には、常にカメラクルーが現れて、オーロラのバトルシーンは全世界に実況生中継されます。

怪人が強くなっていくに従い、オーロラは苦戦することが増え、大ピンチに陥ります。そして、オーロラの思いとは裏腹に、そんなオーロラのピンチシーンを、カメラの奥の視聴者は求めるようになります。

そのことに気づいた生中継の番組スタッフと、強い怪人を作り出している凶悪宇宙人科学者の思惑が、図らずも一致し、オーロラバトル生中継は、オーロラがピンチに陥った姿を堪能する番組へと変貌していきます。

そして遂に、凶悪宇宙人科学者の作り出した最強怪人が、オーロラを完膚なきまでに叩きのめします。オーロラは、番組スタッフと怪人に弄ばれ、その無様な姿を全人類に晒すこととなってしまいます。


【登場人物・怪人】

・美少女仮面オーロラ(上町アイコ)
地球の平和を脅かす怪人達と日々戦っている今作のヒロイン。怪人との戦いは全世界に生配信される。世界中から愛されるアイドル的存在。戦いの場に、どこからともなく現れるカメラクルーに戸惑いを隠せないが、視聴者を不安がらせることが無いよう、カメラの前でも気丈に振る舞う。

・ファルブル
実験により生み出した怪人の強さを誇示する為だけに、多くの星を滅ぼしてきた凶悪マッドサイエンティスト。地球に狙いを定め、そこを守る正義のヒロインオーロラを抹殺する為、地球上の生物から恐るべき怪人を次々生み出す。

・タコ怪人
ファルブルが作り出した試作怪人1号。攻撃を受け流すヌメヌメ表皮と、触手を使ってオーロラを追い詰める。

・ゴリラ怪人
ファルブルが作り出した試作怪人2号。自慢の怪力でオーロラを敗北寸前まで追い詰める。

・昆虫怪人 グラン・インセクト(G.I)
ファルブルが作り出した最強怪人。4種の蟲を掛け合わせ、それぞれの特性を活かしオーロラを完全敗北させる。
①蝶の鱗粉
背中の羽をはばたかせ、辺り一面に、吸った者の体温を急激に上昇させ、体を疼かせる鱗粉を撒き散らし、オーロラを追い詰める。
②蚕の糸
口から太く頑丈な糸を吐き出し、オーロラの全身を締め上げる。
③カマキリの鎌
腕の鎌で、オーロラの聖なるコスチュームを切り裂く。その強度は凄まじく、オーロラの必殺技も難なく弾き返す。
④アワフキムシの泡
イチモツから泡を吹き出し、オーロラの全身に浴びせる。泡の中に生息する、目には見えない程小さいG.Iの幼虫が、オーロラのエナジーを根こそぎ吸い取る。

・毎朝放送チーフプロデューサー 田口
オーロラ特番を取り仕切る責任者。金と性欲に目がないゲスな男。

・毎朝放送AD 小松
オーロラ特番のADを務める。田口にこき使われている。 

・毎朝放送カメラマン
オーロラ特番専属カメラマン。職務に忠実。

・毎朝放送リポーター
オーロラ特番を担当するリポーター。オーロラの活躍を心から願っている。


【プロット】

《シーン1・ある家庭のテレビ画面》
全世界の、各家庭のテレビに一斉にスイッチが入る。テレビ画面上には、一人のリポーターがマイクを持ち、興奮気味に捲し立てている映像が現れる。

「全世界のオーロラファンの皆様、お待たせしました!あの美少女仮面オーロラが、皆様の前に帰ってきました!オーロラが地球侵略を企んだ悪の怪人組織を壊滅させ、平和な日々を取り戻してから一ヶ月経ち、そして今日、再び平和を脅かす凶悪な怪人が地球に現れ、人々を襲い始めました!ですがご安心ください、全世界の皆様待望の最強ヒロイン、美少女仮面オーロラが、怪人討伐の為、その美しい姿を現してくれました!我々毎朝放送局は地上波、衛星放送、NET配信、あらゆる媒体で皆様にオーロラの勇姿を、独占生中継でお届けいたします!それでは番組スタートです!」

オープニングテーマが流れ、画面いっぱいに「美少女仮面オーロラ生放送大バトル!!」とタイトルが表示される。テーマ曲、スタッフロールと共にオーロラが悪の組織から放たれた怪人を次々と倒し、組織を壊滅されるまでのバトルシーンがダイジェストで流される。汗だくになりながらも組織の親玉との死闘に勝利し、最後にその顔をカメラに向け、とびきりの笑顔と共にウィンクをしてオープニングは終わる。

(実際のオープニングテーマとして使って欲しいです)。


《シーン2・オーロラVSタコ怪人》
美少女仮面オーロラが、8本の触手を持つタコ型怪人と対峙している。オーロラは肩で息をし、全身は汗まみれである。持っているマジカルソードでタコ怪人を攻撃するが、怪人は素早い動きと滑る表皮で攻撃を受け流し、ダメージを与えられない。

「はあ、はあ…今までの怪人とは違う…この怪人、強敵ですわ…!」このまま攻撃を続けてもいたずらに体力を消耗するだけ、と判断したオーロラ。怪人と距離を取り、マジカルソードを持つ右手を高々と頭上にあげる。

リポーターが興奮気味に実況する。「この体勢は!今まで数々の怪人を葬ってきた、必殺技のオーロラフラッシュ!」カメラはオーロラの汗だくの顔をアップで映す。

今までも怪人とのバトルの度に、どこからともなくオーロラ達の前に必ず現れるカメラクルー。最初は戸惑っていたオーロラだが、カメラの奥の一般視聴者に不安を感じさせないよう、強いヒロインの姿を健気に演じてきた。カメラに自分の顔をアップで映されていることに気づき、精一杯の笑顔を向けるオーロラ。しかしその僅かな隙を、タコ怪人は見逃さなかった。

タコ怪人が伸ばした触手が、オーロラの首に巻きつく。「くぅっ!しまった!」苦悶の表情を浮かべるオーロラ。首から解こうと触手に手をかけるが、触手に付いている吸盤が強く吸いつき、全く離れない。「ぐはっ…うっ…うっ…」締め上げる力が更に強まっていく。オーロラの全身から汗が、口元からは涎が止めどなく流れ出す。その様子をリポーターが心配そうに実況する。「オーロラ、苦戦しております!大丈夫でしょうか?」カメラは、オーロラの虚になった目、汗や涎がダラダラ垂れる顔、汗まみれの胸元、ガクガク震える足等を、容赦なくアップで何度も映し出す。

(く、苦しい…い、意識が…)オーロラの視界がぼやけだす。体に力が入らなくなり、腕はだらんと垂れ下がり膝が崩れ落ちる。首がガクンと下がり、口元から涎が延々流れ続ける。オーロラが失神したと判断したタコ怪人は、トドメを刺そうとオーロラに近づいた。

タコ怪人がオーロラの目の前まで近づいた瞬間、オーロラはカッと目を見開き、マジカルソードを怪人の腹に当て、オーロラフラッシュを至近距離で浴びせた。断末魔とともタコ怪人は一瞬で消え去った。

「はあ、はあ…何とか倒せましたわ…」オーロラは首に巻きついた触手を外し、地面に手をつけ四つん這いになりながら呼吸を整える。リポーターが興奮気味に実況を始める。「やりました!今日もオーロラによって、地球の平和は守られました!さすが我らの最強ヒロイン、世界のアイドル、美少女仮面オーロラ!!」

カメラは四つん這いになっているオーロラに近づく。オーロラは口元の涎を拭いながら、そのカメラにとびきりの笑顔を向け、立ち上がる。「それでは皆さん、ごきげんよう。」オーロラはカメラに向かってそう告げると、マントを翻してその場から去っていった。


《シーン3・毎朝放送編成室》
『ぐはっ…うっ…うっ…』オーロラ特番チーフプロデューサー田口は、オーロラが汗、涎を流しながら苦しむ姿を、編成室の大型モニターに大音量で流し、それをニヤニヤしながら眺めている。「オーロラの苦しむ姿…最高だよ…」

オーロラ特番ADの小松が田口の下へ駆け込んでくる。「チーフ、昨晩のオーロラ中継の視聴率が出ました!」田口は小松が持ってきた視聴率のグラフを眺め、小松に問いかけた。「この瞬間最高視聴率はどの場面なんだ?」小松は自信満々の笑顔でモニターを指差す。そこには、オーロラが脱力して腕がだらんと下がり、膝から崩れ落ちる場面がリピート再生されていた。「まさに、この場面ですよ!」

「コメントの反響も凄いです!」小松はパソコンを開き、番組のコメント欄を表示し田口に見せた。そこには、オーロラのピンチシーンの接写を絶賛するコメントで溢れかえっていた。田口はゲスな笑みを浮かべながら呟いた。「カメラマンの桑原には特別手当を支給しなければな…そしてどうやら視聴者様は、正義のヒロインが活躍するシーンではなく、少々過激なシーンの方がお好みのようだ。」


《シーン4・科学者ファルブルの実験室》
宇宙人科学者、ファルブル。あらゆる星の生物を凶悪な怪人に改造し、その星の人類を根絶やしにすることを生き甲斐にしている、マッド・サイエンティスト。そんな彼の標的となってしまった地球では、最強ヒロイン、オーロラが人類の平和を守る為戦っていた。それを知ったファルブルは、オーロラを倒すべく、地球上のあらゆる生物を研究し、怪人として改造していた。

「海の生物は失敗作でしたか…」自身が作ったタコ怪人が、オーロラによって倒されたことを知ったファルブル。しかし彼は、既に次の生物を怪人化していた。「地球では地上最強とされる動物では、どうでしょうかねえ。あー楽しい。フフフ。」ファルブルの背後には、マウンテンゴリラの改造怪人が立っていた。


《シーン5・オーロラVSゴリラ怪人》
「苦しい…ですわ…ゴホッ!」苦悶の表情で腹部を押さえるオーロラ。全身は既に汗まみれだ。バコッ!ゴスッ!ゴリラ怪人のパンチは、ガードするオーロラの腕を一発で吹き飛ばし、ガラ空きになったオーロラの腹部にパンチの連打を叩きこむ。パンチが入る度、オーロラは涎を吐き出し苦しむ。

「今日のゴリラ怪人はかつて無い強敵です!オーロラ、苦しそうです!」苦痛に顔を歪めるオーロラの姿を、カメラはギリギリまで近づきなめるように映し出す。「このままではやられてしまいますわ。何とかしなければ…!」オーロラは反撃に出ようと、ゴリラ怪人の背後に回り、マジカルソードを怪人の脳天目掛けて打ち下ろそうとした瞬間、ゴリラ怪人の肘打ちが、オーロラの腹に思い切り突き刺さる。

「あっ…ぐはっ…」ゴリラ怪人渾身の一撃をまともに食らったオーロラ。マジカルソードが手から滑り落ち、泡となった涎を大量に吐き、もんどり打ってうつ伏せに倒れる。ゴリラ怪人はオーロラの背中を大きな足で何度もストンピングする。「あっ!あっ!あっ…」踏まれる度、呻き声をあげ涎をピュッピュと吐き出すオーロラ。やがてオーロラは白目を剥き、踏まれても呻き声をあげなくなり、体も何の反応もしなくなった。

「オ、オーロラは、まさか負けてしまったのでしょうか!?」リポーターが神妙な声で実況する。カメラは恐る恐るオーロラに近づき、白目を剥いて涎を地面に大量に垂れ流すオーロラの気絶姿を長回しで映し続ける。

ゴリラ怪人はオーロラをネックハンギングツリーで持ち上げる。「ぐぅ…ふ…」僅かな吐息をもらし反応したオーロラだが、全身の力は失われ、ゴリラ怪人に体を揺すられても腕、足がブラブラ揺れるだけである。カメラマンは吊り上げられたオーロラを、足元から徐々にカメラを上げて映していく。汗と涎でびしょ濡れになったコスチューム、完全に失神して舌が伸び切っているオーロラの顔が、アップで映し出される。

「視聴者の皆様、オーロラを応援しましょう!頑張れオーロラ!目を覚ませ!」リポーターが絶叫する。その声に、オーロラの指先が微かに反応する。やがてオーロラは意識を取り戻し、ゴリラ怪人の顎に渾身のトーキックを喰らわせる。呻き声をあげてオーロラを手放し、目を回すゴリラ怪人。オーロラはマジカルソードを拾い上げ、オーロラフラッシュを発射する。真面に喰らったゴリラ怪人は悍ましい叫び声と共に塵となって消える。「勝ち…ましたわ…うっ…!」オーロラはその場に倒れこむ。

「や、やりました!皆さんの声援が力となり。今日もオーロラは怪人を蹴散らしました!」リポーターが勝鬨を上げる中、カメラマンは倒れたままピクピクしているオーロラの姿を、番組終了まで延々映し出していた。


《シーン6・上町アイコ自宅》
タンクトップ一枚とショートパンツ一枚の格好で、汗だくになりながら腕立て伏せをしている一人の女性。オーロラの変身前の姿、上町アイコだ。

上町アイコ自宅の、トレーニングルームに置いてあるテレビの画面には、録画していた先日のゴリラ怪人とのバトル映像が流れている。『あっ…ぐはっ…』上町アイコはそこに映し出される自身の無様な失神シーンを苦々しい表情で見ながら、〇〇の念に苛まれていた。(最近、怪人が急激に強くなっていますわ…私も…もっともっとパワーアップしなければ、番組を見ている方々を不安がらせてしまいますわ…)上町アイコは次なる戦いに向け、自己研鑽のトレーニングを続けている。


《シーン7・科学者ファルブルの実験室》
「とうとう発見しましたよ。地球最強の生物をね。フフフ。」ファルブルの背後には、ブンブンとうるさい羽音を鳴らす生物が大量に飛散し、その奥に、悍ましい姿をした怪人が立っていた。「では、この最強怪人をお披露目する最高の舞台を用意いたしましょう。」ファルブルは怪人を引き連れ、実験室を後にした。


《シーン8・毎朝放送局編成室》
「あのリポーターは首だ!」田口はリポーターの声援でオーロラが目を覚まし、逆転勝利したことに怒り心頭である。小松は精一杯田口を宥める。「オーロラが負けたら、地球が危機に陥るますから、仕方がないですよ!」小松の説得力にも田口は耳を貸さない。「もういい。次からは私自らがリポートする!番組名も変更だ!」怒りが収まらない田口に辟易し、小松は編成室を出ていった。

『ぐぅ…ふ…』編成室のモニターには、ゴリラ怪人にネックハンギングツリーされ、息も絶え絶えのオーロラが大写しされている。今回の特番での瞬間最高視聴率を叩き出した場面である。田口はゲスな笑みを浮かべながらその場面を何度もリピート再生している。「視聴者様のご期待に添うことが、我々マスメディアの努めだよなあ…」モニターのオーロラの失神シーンを見ながら、田口はズボンを下げ、アソコを弄り始めた。

小松が血相を変えて編成室に戻ってきた。田口は慌ててズボンを上げた。「な、何の用だ!」小松は真っ青な顔をしながら田口に伝えた。「チーフ、お、お客様です…」


《シーン9・上町アイコ自宅》
上町アイコ自宅の、トレーニングルームのテレビに流れていたドラマ番組が、緊急特番と銘打たれた番組に突如切り替わった。「緊急生放送!美少女仮面オーロラ無様な大敗北!」トレーニング中の上町アイコはびっくりし、テレビ画面を凝視する。

テレビ画面には、田口がゲスな笑みを浮かべながら、マイクを持って現れた。「正義のヒロイン美少女仮面オーロラが、本日とうとう悪の手によって敗北をします。その模様を、地上波、衛生放送、NET配信にて緊急生放送いたします。オーロラが後1時間後、この場所に現れなければ、地球は怪人に侵略されてしまいます。オーロラ、まさか逃げませんよね?!」田口は声を震わせながら、カメラに指を突き立てた。

オーロラは瞬時に罠と判断したが、行かなければ地球が危ない。オーロラに変身し、決戦の地へと赴いた。


《シーン10・決戦の地》
「オーロラが現れました!」田口が絶叫して指差す先には、オーロラがマントを翻して立っていた。「怪人による悪行の数々、この美少女仮面オーロラが許しません!」降り立ったオーロラの目の前には、田口と小松、カメラマン桑原。そして、白衣を着た男と悍ましい姿の怪人が立っていた。

「お初にお目にかかりますオーロラ。私は宇宙科学者ファルブル。あなたにタコやゴリラの怪人を差し向けてきた者です。フフフ。」ファルブルはそう自己紹介をし、後で立っている怪人を指差した。「この怪人が、本日あなたを完膚なきまでに叩きのめします。お行きなさい、グランインセクト(G.I)!」

蚕の顔、蝶の羽、カマキリの腕、そして下半身におどろおどろしいイチモツを持った怪人が姿を表した。「この地球という星の最強生物は、体さえ大きければ、この蟲という生き物が一番だと気づきました。そして、折角なら色々掛け合わせてみようと思いまして、フフフ。」不敵に笑いながら、G.Iの背中に手を当てるファルブル。「さあ、あの美しい戦士の顔を、絶望に歪ませて差し上げなさい!」

G.Iと対峙するオーロラ。(タコ、ゴリラ…ファルブルが送り出してきた怪人はどちらも強敵でしたわ…こいつもきっと…)マジカルソードを持つ手に力が入る。「無駄に体力を消耗しては相手の思う壺!ここは先手必勝ですわ!」オーロラフラッシュをG.Iに向け発射する。G.Iは腕の鎌でそれを受け、あっさりと弾き返した。「そ、そんなっ!」必殺技が全く効かないことに動揺するオーロラ。G.Iは肩を揺らして不敵に笑うと、背中の羽根をバサバサ仰ぎ始めた。

霧のような鱗粉が辺りに漂い、視界が奪われた。G.Iを見失ったオーロラは辺りをキョロキョロ見回す。突然、オーロラの額から汗が流れ出し、すぐに全身が汗だくでびしょびしょになっていく。「くっ…なんですの?体が…熱いですわ…!」顔面、胸元、太ももと全身汗びっしょりとなる。(そ、それに…なんだか変な気分に…この霧を吸ったせいかしら?)股間と胸が著しく熱くなり、思わず吐息を漏らすオーロラ。そこに、G.Iの次の攻撃が飛んできた。

「一体何が起こっているのでしょうか?全く見えません!」田口は不満気にファルブルを見る。ファルブルは穏やかな笑みをたたえながら、田口にかたりかける。「フフフ。大丈夫ですよ田口さん。もうすぐ霧は晴れますから。」次にファルブルは、少し離れた場所にいるカメラマンに向かって叫んだ。「カメラマンさん!もうすぐ霧は晴れます!晴れた後のオーロラの姿を、しっかりと全世界の皆様に見せてあげなさい!」ファルブルに言われたまま、霧が晴れるのをひたすら待つカメラマン。やがて、G.Iとオーロラの姿が、ぼんやりと現れてきた。「こっこれは!」田口が絶叫した。


《シーン11・敗北のオーロラ》
姿を現したオーロラは、全身汗でびしょびしょとなり、目は虚、舌はのびきり、そこから涎がダラダラと垂れ流れ続ける。そして全身を、G.Iの口から発射された太い糸でぐるぐる巻きされ、ギリギリと強く締め付けられていた。「ぐっ…あっ…熱い…苦し…」マジカルソードが手から落ち、身動き一つ取れないオーロラ。

「フフフ、カメラマンさん、もっと近づいていいですよ。G.Iはオーロラ以外を攻撃しないように脳をプログラムしてありますから。」ファルブルはそう言ってカメラマンを促した。田口もカメラマンに近づき、二人で恐る恐るオーロラに近づく。

「んっ…くっ…う…」頬を紅潮させ、悶え苦しむオーロラの顔を間近で凝視する田口。「素晴らしい…」何とか〇〇を解こうと、よがっているかのように体を捻ってもがく姿、その度に汗が飛び散り涎がポタポタ落ちる姿は実に艶かしく、田口は興奮して思わず股間を抑えてしまう。カメラマンは、オーロラのぶるぶる震える足元から徐々に全身を映していく。びしょびしょのスカート、糸で巻かれたことによってコスチュームが少しはだけ、汗だくのおへそ周り、胸元、二の腕、肩、頸、そして今にも気を失いそうな弛緩したオーロラの顔。垂れ下がった舌から垂れ落ちる涎の一滴一滴を、各部位をこれでもかと長回しし、アップで映すカメラマン。

ちょっと離れたところでサブのカメラを回していた小松ははっと我に返り、パソコンの視聴者コメント欄を確認した。そこには非難のコメントはほとんどなかった。「ブラボー!!」「もっとやれー!」「表情をもっと見せて!」称賛の声がさまざまな言語で飛び交っている。小松は安心したと同時に、人間の身勝手さに思わず身震いした。

「あっ…へっ…」息も絶え絶えのオーロラはそれでも地球の平和の為、勝負を諦めない。「負け…ませんわ…」何とか指先を動かして、落としたマジカルソードを拾おうともがく。それを見た田口は、落ちているマジカルソードを拾い上げ、懐に隠した。「チーフ!何をやって…」小松の問いかけを、田口は制し、「これで万が一でもオーロラに勝つチャンスは無くなっただろう?」と言い、いやらしい笑みを浮かべ、必死にもがくオーロラの姿を凝視する。「どうせもう地球は怪人に支配されるんだ。だったら、世界中の男が望む最高のシーンを冥土の土産に残そうじゃないか!」田口の言葉に、呆気にとられる小松。

その様子を、彼らの後ろでファルブルが興味深く見つめていた。「フフフ!地球人の欲深さは、宇宙一ですね。G.I!彼らの望み通り、オーロラを更にボロボロにしてあげなさい!」
ファルブルの指令を受けたG.Iは、糸の〇〇に力を込めた。「がはっ!あっ…」泡上となった涎を吐き出し、オーロラの目は生気を失い、首をだらんと下げた。ぽたっぽたっと口元から垂れ落ちる涎の音が静かに響く。カメラはその一部始終を全て映す。

糸の〇〇が解かれ、オーロラは力無く仰向けに倒れる。「んぐ…ぐほ…」鯨の潮のように涎を吐きあげながら、ピクピクと体を痙攣させ失神するオーロラ。完全敗北のその姿を、カメラが何度も何度も映し出す。

オーロラの失神姿を興奮しながら見ていた田口は、オーロラの体のある異変に気づく。


《シーン12・欲の暴走》
「おい、オーロラの乳首…立ってねえか?」脇に立つ小松に問いかける。「た…確かに…」小松も同意する。カメラマンはコスチュームの上からでもはっきりわかる、そそり立つオーロラの乳首のみををアップで撮る。「蝶の鱗粉は高音を保つ為に存在します!その効用を、G.Iの鱗粉を吸った者は体温が急激に高まり、そして性的興奮も同時に高まるように、少し改造しました!フフフ!」ファルブルの声が響く。「小松さん、その突起物に触れてみてください!」ファルブルに指名された小松は、恐る恐るオーロラのそそり立つ乳首の先端をそっと撫でてみた。

「はああああんっ!」気絶しているはずのオーロラが乳首を触られた瞬間、大きな喘ぎ声をあげた。体は思い切りくの字に反り返った。小松はもう一方の乳首も撫でてみる。「はああああっ!」意識を失ったまま、またも体が揉んどり打って反り返える。明らかに感じているのだ。「おい、小松、どけっ!俺にもやらせろっ!」田口は小松を押し退けると、オーロラの両乳首をつまんで、コリコリ動かした。「ああんっ、ああんっ、ああっ!」体をドッタンバッタン上下させながら、感じまくるオーロラ。ゲス笑いを浮かべた田口はおもちゃを弄ぶように、長い時間乳首をコリコリしオーロラの反応を楽しんだ。カメラマンはその様子を実直に撮り続ける。

そんな田口の行為を見ながら、ふと我に帰る小松。「チーフ、いけません!」そう言って、小松はオーロラから田口を引き剥がした。「お前何をするんだ!いいとこなのに!」怒鳴る田口。「この行為は公共の電波に流せません!18禁です!」小松の進言に、はっと我に返り思案する田口。「いい考えがある。」田口はそう言うと、マイクを持ってカメラの前で話し出した。

「全国で視聴されている皆様、ただいまからこの番組はネットの有料チャンネルでのみ視聴できます!続きをご覧になりたい方は、今から画面に出るQRコードから、有料チャンネル登録の手続きを始めてください!」田口はその場でパソコンを操作し、毎朝放送の有料チャンネル案内を表示してカメラに映し出した。

数秒後、爆発が起きたかのような勢いで、有料チャンネルへの登録が全世界から殺到した。恐ろしい額がどんどん振り込まれていく。田口は発狂したような笑い声をいつまでもあげ続けた。

「何だか楽しそうですね。フフフ。」ファルブルは田口に近づき、声をかけた。「す、すみません!許可なく勝手に…」謝る田口に対し、「構いませんよ。寧ろ、あなた方のお手伝いをいたしましょう。G.I!」ファルブルに命令されたG.Iは、腕の鎌でオーロラのコスチュームを切り裂いた。ブラが取れ乳首が露わになる。スカートも裂かれ、パンティが露わになった。「フフフ、これでやりやすくなりましたでしょう?」ファルブルは満足気に笑った。

オーロラのはだけた姿に、田口の興奮はピークに達し、オーロラに覆い被さりむしゃぶりつく。口に舌を捩じ込む。「へっ…んくっ…!」オーロラも舌を出して返してくる。鱗粉の影響が全身に及び、性的興奮を制御できなくなっていた。そのまま舌で乳首を直に舐める田口。「はあああっ!」それだけでイってしまうオーロラ。パンツを剥ぎ取り、アソコを舐めます田口。オーロラは体を、バタバタさせながら、何度も何度もいってしまう。いくたび涎がダラダラ流れ落ちる。カメラマンは田口の姿を極力映さないよう、巧みなカメラワークでオーロラとの情事を撮り続ける。

田口は懐に隠したマジカルソードを取り出し、オーロラのアソコへ捩じ込む。「あああああっ!!」オーロラは気絶したまま、潮を吹き出してしまう。暫くの間、呆気にとられ傍観していた小松も、徐々に興奮が抑えられなくなり、オーロラの口に自分のイチモツを捩じ込む。そしてその一部始終を律儀に映し続けるカメラマン。有料チャンネルの登録者数は、今日一日で10億人を優に超えていた。


《シーン13・G.Iの巣となるオーロラ》
長時間に渡りオーロラを弄び、魂が抜けたようになった田口と小松。「そろそろ…いいですか?」ファルブルはそう言うと、抜け殻になった田口と小松を退かし、オーロラの両足を掴んで引き摺り、G.Iの前に運んだ。

乳首と下半身を露出し、全身精液まみれとなっているオーロラに向かって、G.Iはイチモツから大量の泡を噴射した。その泡がオーロラの体に付着した瞬間、オーロラは激しい痛みに意識を取り戻した。「いやあああああっ!熱い!苦しい!」目を見開き、全身を激しく痙攣させながら、悶え苦しんだ。「この泡の中には、目には見えない程小さいG.Iの幼虫が無数に生息しています。幼虫は寄生して、宿主のエナジーを根こそぎ吸い取ります。この哀れな美少女戦士の体は、今からG.Iの繁殖の為の”巣”となるのです!フフフフフ!」

泡によって広がったオーロラのアソコに、G.Iの巨大なイチモツが捩じ込まれていく。アソコから体内に、無数のG.Iの幼虫が送り込まれる。「あ、熱い…誰か…助けて…」オーロラの体は、地球を滅ぼす怪人を次々に成長させて産み出す、”巣”となってしまった…


《ラストシーン・毎朝放送別スタジオ》
マイクを持って、神妙な顔つきで配信画面に現れる田口。「全世界の皆さん、まもなくオーロラの体からG.Iの成虫が次々に誕生します。彼らはG.Iのように、”オーロラ以外を襲わない”というプログラムが脳に埋め込まれておりません。つまり、誕生した瞬間から、地球は滅亡のカウントダウンに入ります。」淡々と状況説明をする田口。画面には田口と小松、そして十字架磔されたオーロラの三人が映っている。

オーロラは心も体も完全に壊され、顔は弛緩しダラリとしたが垂れ、目は虚になっていて生気は全くない。G.Iの幼虫が蠢くのか、時折思い出したように、苦悶の表情とともに大量の泡を口から吐き出す。

田口が続ける。「それまでに、我々は少しでも皆さんに楽しんでもらうべく、こういった催し物を用意しました。」小松がスタジオ後ろの垂れ幕を外すと、そこには「オーロラ私物オークション」と書かれた看板が現れた。「今から皆さんが大好きオーロラの、コスチュームを剥ぎ取ってオークションにかけたいと思います。全世界の皆様、オークションのご参加をお待ちしております。」

田口の発言後、有料チャンネルへのログイン登録が、全世界から行われてきた。小松は自虐的な笑みを浮かべながら、続々と増え続けるログイン数を見つめていた。「ありがとうございます。早速始めます。まずはこの、オーロラが四六時中履いていたブーツ!中を嗅いでみましょう。うわ!とてもくさ…いえ、甘美な臭いがします。100ドルから!」画面上に高額の入札が相次ぐ。10000ドルを裕に超えても留まる気配はない。「ありがとうございます。どんどんいきます。次はこの、ストッキングです!ボロボロですが、確かに今の今までオーロラが着用していました!」

パンティ、スカート、キャミソール、ブラ、手袋、帽子と次々オークションにかかり、いずれも信じられない高額で入札されていく。次々にコスチュームがひん剥かれ、オーロラはとうとう一糸乱れぬ姿となった。

「次は…ああもう身につけているものがありませんね…?いや。すみません!もう一つだけありました。」田口はそう言うと、オーロラの顔からマスクを雑にむしり取り、高々と掲げた。「さあ、最後の目玉商品!美少女仮面オーロラの象徴、マスクです!100ドルから!」

素顔を晒され、虚な目で涎をダラダラ垂れ流すオーロラの姿を、カメラはただ延々と映してしる。もうすぐオーロラの体からは、G.Iの幼虫達が溢れんばかりに排出され、抜け殻になったオーロラは、そのまま二度と目を覚ますことはないだろう。

THE END

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