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ごー
タイムアスモデウス
ごー
Katherine
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ミス系マニア
■タイトル 

苗床ヒロイン ミス・グレイス – 怪人進化の生贄 [No.11091]

■プロット
デロスの女総帥サドメアは、一度は倒された四体の怪人を蘇らせ、ミス・グレイス――湊マリアの肉体を怪人進化の母胎にする計画を始動する。仲間と引き離されたミス・グレイスは、森の結界で怪人に包囲され、なすすべもなく捕獲される。連れ去られた実験場で、毒蛇・毒ムカデ・毒蛾・毒クラゲの怪人たちによる進化の儀式が繰り返される。苦痛と快楽の絶頂に追い詰められるたびに、ヒロインの身体から新たな怪人が生まれ、最後は四体の力が融合した究極の怪人「カオスビースト」が誕生する。究極の怪人を産み落として用済みとなったミス・グレイスに、サドメアは公開処刑を宣告する。仲間も助けに入れない結界の中、磔にされたミス・グレイスは、自分が産んだ進化体たちに嬲られ、絶望の淵へ追い込まれる。ついに変身が解けて湊マリアの姿に戻り、自らが産み出したカオスビーストの手にかかって、苦痛と快楽の絶頂で絶命する。断末魔と失禁に濡れた最期の姿は、都市の全スクリーンに映し出され、人々の心に深い絶望を刻みつけるのだった。

<あらすじ>

プロローグ
デロスの女総帥サドメアは、ミス・グレイスの肉体を利用し、より強力な怪人を誕生させる計画を始動する。かつて倒された四体の怪人が冥界から呼び戻され、再び姿を現す。使命はただひとつ――ミス・グレイスを捕らえ、その肉体をサドメアのもとへ差し出すこと。歓喜の咆哮をあげた怪人たちは、再び地上へと出撃していった。

第一章 森に閉ざされて
パトロール中のミス・グレイスは霧と結界に閉じ込められ、仲間との通信も遮断される。現れたのは、かつて倒したはずの四体の怪人たち。孤立無縁で包囲され、戦う前から恐怖で失禁してしまうミス・グレイス。ムカデ怪人ミリアペスが毒触手で全身を締め上げ、蛾怪人モルフォリアは鱗粉で視覚と呼吸を奪う。クラゲ怪人クラゲリオンの電撃が全身を痙攣させ、最後に蛇怪人バシリスクが牙で噛みつき毒を注ぎ込む。仲間に助けを求める絶叫も届かず、彼女は無様に失神し、怪人進化の母胎として連れ去られる。

第二章 蛇の儀式
目を覚ましたミス・グレイスは、サドメアの前で仰向けに固定されていた。怪物進化の母胎として利用される恐怖の中、毒蛇怪人バシリスクが現れ、蛇触手で胸と股間を同時に責め立てる。毒針から股間に注がれる灼熱と痺れに加え、乳房と乳首を吸われる苦痛と甘美が混濁し、錯乱の絶頂へと追い込まれるミス・グレイス。限界に達した瞬間、スーツの股間が裂け、体内から蛇の触手が飛び出して、異形の進化体「ネオ・バシリスク」が誕生する。力尽きて涙と失禁の中で意識を失うミス・グレイスを前に、サドメアは「実験の成功」を宣言する。

第三章 悪夢の進化
サドメアの命令により、ミス・グレイスはさらなる怪人進化の実験台とされる。ムカデ怪人ミリアペスの毒触手に侵されると、両胸を突き破って触手状の幼体が踊り出て、進化体ネオ・ミリアペスが誕生する。続く毒蛾モルフォリアの幻覚と毒によって、今度は口から幼虫が這い出し、ネオ・モルフォリアが生まれる。さらにクラゲリオンの電撃と触手の責めで、スーツの股間を破ってネオ・クラゲリオンが姿を現す。最後に四体の進化体が同時に襲いかかり、絶叫と絶頂の果てに、ミス・グレイスの口・胸・股間から漆黒の触手が次々と出現、最終進化体カオスビーストが誕生する。力尽き、涙と失禁に濡れながら意識を失ったヒロインに、サドメアは公開処刑を宣告する。

第四章 公開処刑 ― 絶望の終幕
都市のスクリーンを通じて公開されるヒロインの最終処刑。X字台に磔にされたミス・グレイスに、四体の進化体が次々に責めを加えていく。苦痛と快楽の絶頂で変身が解け、涙と涎に濡れた湊マリアの姿が晒される。マリアの必死の命乞いも虚しく、サドメアは究極の怪人カオスビーストに最終処刑を命じる。鋭い三本の触手がマリアの両胸と股間に突き刺さり、生命エナジーを徹底的に吸い尽くしていく。絶叫と快楽に狂わされながら、必死に命乞いするマリアだったが、最後の絶頂とともに力尽き、インナースーツの股間を失禁で濡らして絶命する。

エピローグ
都市のスクリーンが暗転し、広場に沈黙が訪れる。希望の象徴だったミス・グレイスの無残な最期を見せつけられ、人々は絶望に打ちひしがれる。処刑場には、汗と涙と失禁に濡れたインナー姿の亡骸だけが無残に晒されたまま。仲間のレッドたちは結界の外から叫ぶが、その声に応える者はもういない。サドメアは冷ややかに背を翻し、世界は正義を失い、闇に沈んでいく。


プロローグ

暗黒の玉座の間。
紫黒の炎が揺らめく中、デロスの女総帥サドメアが玉座に腰掛けていた。
「……いよいよ時は満ちたわ」
彼女の声が響き、床の魔法陣が赤く脈動する。
「ミス・グレイスのエナジーと肉体を器にして、より強力な怪人を誕生させる。失われた四体の尖兵を蘇らせ、進化の糧とするのよ」

魔法陣の光から、四体の怪人が立ち上がる。
毒蛇のバシリスク。毒ムカデのミリアペス。毒蛾のモルフォリア。毒クラゲのクラゲリオン。咆哮をあげ、再びこの世に姿を現した怪人たち。
「サドメア様……我らを呼び戻されたのは……」
「使命はただひとつ。ミス・グレイスを捕らえ、その身を器として差し出すこと」
冷ややかな命令に、怪人たちは歓喜の咆哮をあげ、霧の中へと出撃していった。


第一章 森に閉ざされて

深夜の森。
パトロール中のミス・グレイスは、足を止めた。
「……霧?」
月光をも遮る濃霧が、森を飲み込んでいく。
マスクの耳元に手をやり、仲間に通信を試みるミス・グレイス。
「こちらミス・グレイス……マリアです……レッド、応答して」
だが雑音しか返らない。
「ミス・グレイスです……マリアよ……レッド、みんな! 応答して!」
返事はない。突如青白い稲光が走り、結界が彼女を閉じ込める。
「しまった……!」

四つの影が霧の中から歩み出る。
「おまえたちは……倒したはずの!」
再生した怪人たち。四方から取り囲み、嘲笑が森に響く。
「ミス・グレイス……お前を葬るために、地獄から帰ってきたぞ」
「た……倒したはずよっ……おまえたちは倒したはずっ……」
怪人に包囲された恐怖で、ミス・グレイスの声が震える。
(そんな……ひとりじゃ勝てない……怖い……殺されちゃう……!)

「レッドっ、助けて……みんなっ、応答してぇぇ!」
涙混じりの声で叫ぶと同時に、恐怖に耐えきれず膝が震え、温かい液体が股間から地面にこぼれ落ちた。
「あ……いやっ……そんなっ……」
「ククク……正義のヒロインが、戦う前から失禁か」
怪人たちの笑い声が、彼女の絶望をなぞるように広がっていく。
(……わたしが……失禁なんて……でも怖いっ……これじゃ殺されちゃう……!)
「こっ、こないでっ……こないでぇぇっ!」

ヒロインの泣き声を無視して、最初に飛びかかったのは──毒ムカデ怪人ミリアペス。
腕から伸びたムカデ状の触手がミス・グレイスの全身に絡みつき、スーツの上から毒を注入する。
「やっ、いやぁっ……やめてぇ!」
「クククっ……震えているな……」
ミス・グレイスの全身に、ムカデの毒が回り始める。
「いやっ……毒っ、毒がっ……ああいやぁぁぁっっ!」
痛みと恐怖で脚の力が抜け、彼女は地面に膝を落とした。
(だめ……だめ立てない……毒が……毒が回って……!)

次に攻撃を仕掛けてきたのは──毒蛾怪人モルフォリア。
大きな翅を広げて羽ばたかせ、舞い散る鱗粉がマスクを浸透して目と喉を覆う。
「さあ……たっぷり吸い込みなさい」
「げほっ……いやぁっ、見えない……!」
咳き込み、視界を奪われ、膝立ちすら保てず前のめりに崩れ落ちる。
うつ伏せになり、必死に地を這って逃げようとする。
(いやだ……いやだ殺される……助けて……!)
「レッドっ……みんなっ……お願いっ……助けてぇぇっ!」
必死にSOSを送るが、通信は結界に阻まれて届かない。
「みんな助けてっ……殺されるっ……殺されちゃうよぉぉぉっ!」

そこへ忍び寄ったのは──毒クラゲ怪人クラゲリオン。
「ふふ……その身体、しびれるまで抱きしめてあげる……♪」
幾本もの触手が絡みつき、電撃を走らせる。
「きゃあああっ……! や、やめ……! いやぁぁぁぁぁっ!!」
クラゲ状の触手から、さらに電撃が走る。
「やああああああああぁぁぁぁっ!!!」
全身が痙攣し、無理やり仰向けに転がされる。
「いやっ……たすけっ……たすけてぇぇっ……!」
さらに電撃を浴びせるクラゲリオン。
「ああああああぁぁぁぁぁっっ!!!」

最後に迫るのは──毒蛇怪人バシリスク。
倒れたミス・グレイスを蛇の触手で締め上げ、触手の先端を開いて牙を剥く。
「さあ……もっと泣き叫ぶがいい」
「いやぁぁぁっ、助けてっ! 誰かぁぁっ!」
その叫びも虚しく、バシリスクの触手がヒロインの身体に牙を突き立てる。スーツ越しに肩口と太腿へ噛みつき、毒を流し込む。
「ひっ……あぁぁぁっ!」
全身を走る激痛に、マスクの中で涙を溢れさせるミス・グレイス。
「たすけ……たすけてっ……もうだめっ……ころさないでぇぇぇぇっっ!!」
蛇の締め上げがさらに強まり、酸素が奪われていく。
「助けてレッドっ……ころされるっ、ころされちゃうっ……みんなたすけてぇぇっ!!」

触手の締め付けがどんどん激しくなり、もはや息をするのも苦痛になっていく。
「やめっ……くるし……たす……け……」
掠れた声を最後に、股を広げさせられた無様な姿勢のまま、意識を手放した。
ピンクのバトルスーツの股間が暗く濡れ、再び失禁が流れだす。
「器は確保した。サドメア様のもとへ」
怪人たちは失神した彼女を持ち上げると、霧の中へと消えていった。


第二章 蛇の儀式

目を覚ましたとき、ミス・グレイスは冷たい石床に横たえられていた。
頭上には赤黒い光を放つ魔法陣、周囲には奇怪な装置が並ぶ。鉄の枷で手足を固められ、仰向けに身体を広げさせられたまま、身動きは取れない。
「……ここは……?」

視線の先、玉座に腰掛ける女がいた。
紫の衣を纏ったデロスの女総帥、サドメア。
「ようこそ、我が実験場へ」
彼女の声は優美にして冷酷。
「サ……サドメアっ……!」
「お前のエナジーと肉体は、より強力な怪人を生み出すための器。今宵、その最初の儀式を始めましょう」
「器……? そんな……!」
ミス・グレイスは必死に身をよじるが、枷は軋むだけ。
「助けてっ……レッドっ、みんなっ……誰かっ……誰か助けてぇぇっ!」

その声をかき消すように、床から這い出す影。
毒蛇怪人バシリスクが再び姿を現した。
蛇状の触手をくねらせ、先端の鋭い牙と毒針を誇示する。
「クク……我らの進化の器として相応しい。お前の恐怖は甘美だ」
触手が彼女の腰へ巻き付き、締め上げる。
「く……あぁぁっ……やめて……!」
さらに、股間へ毒針つきの触手が突き立った。
灼熱の毒液が注ぎ込まれ、全身に痺れと熱が広がっていく。
「ひぎぃぃぃっ!! だめぇっ……中が……燃える……!」
(やだ……いやぁ……こんなの……わたし……おかしくなる……!)
灼熱と痺れ、そして理解できないほど甘美な震えが同時に押し寄せる。
「ちがうっ……苦しいのに……なんで……きもち……いい……の……っ!」
(だめ……いやなのに……熱くて……変になっちゃう……!)

次の瞬間、二本の蛇触手が左右から胸を狙いすましたように迫り、花のように口を開くと――
スーツ越しに乳房へ深く食いついた。
布地の下で乳首にぴたりと吸い付いた感覚が走り、激痛と甘美な震えが胸の奥を突き刺す。
「ひあぁぁぁっ……だめぇっ……そこは……ぁぁっ!」
(いやぁっ……乳首……吸われて……気持ちよすぎる……! 苦しいのに……!)
「ひゃあああああぁぁぁぁぁっっ!!!」
全身を痙攣させ、ミス・グレイスは絶叫した。
苦痛と快楽の境目が曖昧になり、意識が混濁していく。
「いやぁぁぁぁっ……だめぇ……あああっ……!」
(わたし……だめ……きちゃう……! きちゃうっ……!)
股間の毒針から注ぎ込まれる毒液と、胸を責め立てる吸引が重なり、彼女の身体は激しく跳ね上がった。
(やめて……イッちゃう……こんなの……いやぁ……!)
「いやああああっ……! ああっ、あああああっ! イっちゃうぅぅぅっっ!!」

絶頂に痙攣した瞬間、バトルスーツの股間部が裂け、内側から蛇状の触手が飛び出した。
「いやああああああぁぁぁぁぁっっ!!!」
空中でのたうち、先端が二本に分かれる。花が開くように口を広げると、再び両胸に食いつき、エナジーを吸い始める。
「だめっ……吸わないで……わたしの……力……っ!」
必死に叫ぶが、力は奪われ続ける。
「いやぁぁぁぁ……っ、もう……だめぇ……っ!」
(からだ……こわれる……でも……また……イク……!)
涙と嗚咽の中、彼女は再び絶頂に引きずり込まれた。
「ああああぁぁぁぁっっ!!! イクぅぅぅぅぅぅっっ!!!」

やがて、触手は急速に成長し、股間から抜け出て床に落ちると、黒い鱗を持つ異形へと変貌していった。
頭部は三つに裂け、同時に噛みつき・締め付け・毒針を繰り出す異形の怪人。
ネオ・バシリスク。
「我は新たに生まれし進化体、ネオ・バシリスク……お前の絶望より生まれた者だ」
その誕生を見届けたサドメアは、優雅に微笑んだ。
「実験は成功ね。これでまず一体。さあ、まだ始まったばかりよ」
(か……怪人が……わたしの……中から……そんな……)
「そんな……い……や……レッ……ド……たすけ……て……」
力尽きたミス・グレイスは、痙攣したまま無様に失禁し、意識を失った。
「すぐに治療して、バトルスーツも元通りにしてあげるわ。お前の役目はまだこれからよ」


第三章:悪夢の進化

再びデロスの実験室。サドメアの冷たい笑みの前に、完全に修復されたバトルスーツを纏ったミス・グレイスが、左右から腕を押さえられて立たされている。さきほどまで股間を裂かれ、ぼろぼろで倒れていたのが嘘のようだ。だが、マスクの奥の瞳には、深まっていく恐怖が宿っていた。

「さあ、残りの者たち。お前たちもこの女の身体を使って、己の進化を遂げなさい」
総帥サドメアの命が響き渡る。
「ククク……では俺さまからいくぞ」
巨大なムカデ怪人ミリアペスが迫る。その触手には無数のムカデ脚が蠢き、ミス・グレイスの身体に絡みついて這い回る。毒を注入されて刺すような痛みが走り、彼女は立ったままガクガクと震えた。
「ひっ……いやぁぁっ! なっ、なにっ……やめて、やめてぇっ!」

次の瞬間、胸の奥に灼熱の痛みが走る。両胸の内部が蠢き、膨れ上がる。
「や、やだっ……やだっ、やめてっ!……ぎゃああああああああっっ!!」
絶叫とともに、スーツの両胸を突き破って、二本の触手状の幼体が踊り出た。
「いやあああっ……やだっ、やだぁぁっ……たすけてぇぇぇぇっ!」
(胸がっ……胸からっ……出てくるっ……胸の中からっ……!)
「いやぁぁぁっ……胸がっ……胸がぁぁぁぁっ!」
必死に両手で触手をつかみ押し留めようとするが、触手は暴れ、乳房を内側から押し広げる。
(痛いっ……痛いのにっ……きもち……いっ……あそこ……みたいっ……)
灼熱と痺れと苦痛に、乳首を突き破られる異様な快感が重なり、彼女の悲鳴は快楽混じりに濁っていく。
「い、いやぁっ……あっ……だめっ……おかしくなるっ……!」
(痛いのに……熱いのに……きもちいい……! やだ、こんなの……いっちゃう……!)
「だめイクっ……イっちゃうっ……ああイクぅぅぅぅぅぅっっ!!」

両胸から触手が完全に抜け出した瞬間、ミス・グレイスは背を反らせ、こらえきれず床に両膝をついた。
ヒロインの乳房から抜け出た幼体はたちまち合体し、凶悪なムカデ怪人の進化体――ネオ・ミリアぺスが誕生する。
「我はネオ・ミリアぺス。お前のエナジーによって生まれた進化体」
(そんな……わたしの身体から……また怪人が……こんな……こんなのっ……!)
「ひあっ……ひあっ……いや……いやぁぁっ……!」
破れたスーツからこぼれでた乳房を両手で隠し、泣きながら震えるミス・グレイス。
「いやだよっ……こんなのいやだぁぁぁっ……!」
膝立ちで震えるミス・グレイスのマスクが輝いて消失し、湊マリアの素顔が晒される。
「いやっ……マスクっ……マスクがっ……!」
マスクの消えた顔に手を当て、涙と涎で濡れた素顔を震わせるマリア。

「ふふ、可愛い顔をしてるじゃない。次はわたしの番よ……幻と現を区別できるかしら?」
艶めいた声とともに、毒蛾怪人モルフォリアが羽ばたく。鱗粉が舞い、マリアの視界に自分が無残に処刑される幻覚が湧き上がる。
「やっ……いやぁぁ……やめてっ……やめてぇぇっ!」
麻痺毒が肺に染み込み、膝立ちのまま身体が痺れる。
次の瞬間、マリアの喉を蠢く幼虫がせり上がる。
「んぐっ、んぐぅぅぅっ……!!」
必死に口を押さえるが、蠢くものが喉を這い上がり、不気味な幼虫が口から這い出してくる。マリアのエナジーを吸い、成長しながら這い出す幼虫たち。
「んぐぅぅぅぅっっ! げほぉぉっ! ……や……やめでぇっ!」
(で、出てる……わたしの口から……! やだ、きもちわるい……でも……体の奥がしびれて……!)
「い、いやぁっ……あっ……だめっ……おかしくなるぅ……!」
(痛いのに……熱いのに……きもちいい……! やだ、こんなの……イっちゃう……!)
苦痛と羞恥で顔を歪めつつ、快楽が脳を焼き、理性が崩れる。
「ひぃぃっ……やだぁっ……ああああっ……! いっ、イクぅぅぅぅぅぅぅっっ!」

絶頂の痙攣に突き動かされ、うつ伏せに倒れ込む。倒れ伏したマリアの口から、幼虫が次々と蠢き出て、床を這い回る。
「うぶっ……うぶぅぅっ……!」
やがて幼虫はひとつに合体し、妖艶で禍々しい毒蛾怪人に成長する。
「わたしはネオ・モルフォリア。お前が自分で産んだ進化体よ、ふふふ」
「うあっ……うえっ……」
床に倒れ伏したまま、弱々しく痙攣するマリア。
(だめ……また……新しい怪人が……わたしの中から……)
「もう……やめて……おねがい……やめて……」

「最後はわたしよ……感電と進化の快楽を味わいなさい」
毒クラゲ怪人クラゲリオンの触手が伸び、うつ伏せのマリアを仰向けに転がす。絡みついた触手から、強烈な電撃が走った。
「ぎゃああああっ! や、やめっ……ひぃぃぃぃぃぃっ!」
全身を仰け反らせ、痙攣しながらのたうち回る。何本もの触手がスーツの股間へ突き刺さり、灼熱と痺れが奔る。
「ひぐぅっ……あぁぁぁ……いやぁぁっ!」
(だめ……あそこが……っ……あつい……きもち……いい……! もう、壊れる……!)
電撃の痙攣とともに、のたうつクラゲの触手が、スーツの股間を突き破って踊り出た。
「いやぁぁっ……出てるっ……わたしから……で、でちゃうぅっ!」
触手はヒロインのエナジーを吸って明滅し、のたうちながら成長していく。
「いやぁぁぁっ! だめぇっ……吸わないでっ……吸わないでぇぇっ!! 」
絶叫は次第に歓喜にも似た声へと変わり、苦痛と快楽の混濁の中で絶頂に叩き落とされる。
「だめイクっ……イっちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」
身体を痙攣させながら涙と涎を垂らし、狂ったように絶頂に達するマリア。
「ひあっ……ひあっ……あっ! いっ……いやぁぁっっ!」
絶頂の余波に痙攣するマリアの股間から、触手が完全に這いずり出ると、見る間に成長して美しくも凶悪なクラゲ怪人に姿を変える。
「わたしはネオ・クラゲリオン。お前の恐怖と絶望から誕生した進化体よ」
破れたバトルスーツ姿のマリアは、むきだしになった乳房と股間を晒して、床の上でビクビク痙攣する。
(わたしの身体……利用されてる……怪人の進化に……そんな……)

サドメアは冷酷にその姿を見下ろす。
「ミス・グレイス、よく耐えたわね。でもこれからが本番よ。さあお前たち」
四体の進化体がマリアを持ち上げ、黒い祭壇に寝かせていく。
祭壇に載せられたマリアは、手枷足枷で大の字に固定される。
「もう……ゆるして……もう……たえられ……ない……」
「さあ、進化体たち。お前たちの“力”を、この女の身体に刻みつけなさい」
冷酷な総帥の声に呼応し、四体の進化怪人が進み出る。
「さあ……融合の時よ」
サドメアの号令とともに、四体が一斉に襲いかかる。毒針、無数の脚、幻覚の羽、電撃の触手。
「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
苦痛と快感が幾重にも重なり、彼女は錯乱に陥った。
「いやぁぁっ!たすけて!もうむりぃぃっ!」
(しにたくない……でも……また……きちゃう……!)

「あああああぁぁぁぁぁぁっっっ!!! イクううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!!!」
背を反らし、絶叫と絶頂を繰り返す。
涙、涎、汗が混ざり、石床を濡らす。
「ゆるしてぇぇっ……おねがいゆるしてえええぇぇぇっっ!!!」

やがて彼女の身体が震え、異形の誕生が始まった。
まず――痙攣するマリアの口から、漆黒の触手が踊り出る。喉を裂くように伸びた触手が宙を踊る。
「んぐっ、んぐぅぅぅぅぅっ!!!」
声を奪われたまま痙攣するマリア。
「んぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!!!!」
苦悶するマリアの口から伸びた触手が、宙をうねる。
「んぐっ、んぐうううっ」
白目を剥いて涎を垂らし、ガクガク痙攣するマリア。
やがてその触手が完全に抜け出ると、口を解放された彼女は荒い息を吐き絶叫する。
「いやああああっ!もうやめてぇぇぇっ! もうやめてぇぇぇぇぇぇっっ!!」

続いて両胸が内側から突き破られ、左右の乳房から触手が踊り出る。
「ひあああああっ!いやぁっ……だめぇぇぇっ!」
(胸が……また……あそこっ……みたいっ……イ……イクっ……!)
「イクっ、イクっ……イっちゃううううううううぅぅぅぅぅぅぅっっ!!!」
乳首を内側から抉られる感触に、彼女は絶頂を繰り返す。
(こんなの……もう……狂っちゃう……っ!)
「いやだっ……ああイクっ……イクうううううううぅぅぅぅぅぅぅッッ!!」

最後に股間からも触手が突き出し、両胸と股間の三本が同時に宙をのたうつ。
「だめっ……ああああああああッ!!イクうううううううぅぅぅぅぅッッ!!!!」
悪夢のような絶頂と錯乱。涙、涎、汗にまみれ、無様に痙攣し続ける。
「たすけてっ……誰かっ……イクッ……イっちゃうううううぅぅぅぅぅッッ!!!!」
やがて三本の触手も彼女の身体から完全に抜け出し、口から抜け出た触手とも絡みあって、融合を開始する。
異形の影が形を取り――「カオスビースト」が誕生した。

蛾の複眼、蛇の牙、肩から伸びるクラゲ触手、腕はムカデ状の触手、そして胴体からは無数の蛇状触手がうねり出ている。
「我はカオスビースト。お前を処刑し、この世を完全に征服する者だ」
(……こんな……化け物が……わたしの身体から……もうだめ……もうおしまい……)
絶望の儀式を終えたマリアの変身は完全に解け、バトルスーツが消えて可憐なボディスーツ姿が晒される。
「ひあっ……ひあっ……たすけ……て……」
無防備なインナースーツを汗と涙、そして羞恥に濡らし、股間を広げて痙攣するマリア。ピンクのインナーの両胸は破れて乳房がのぞき、股間もあられもなく剥き出しになっている。
「うふふ……ミス・グレイス。究極の怪人を産み落とした気分はどうかしら」
「い……いや……わ……わたし……」
「お前の役目はこれで終わりよ。後はゆっくり処刑してあげる」
「……そ……そんな……ころさ……ないで……」
剥き出しになったマリアの股間から、じょろじょろ失禁が流れだす。
「……いやだ……こんな……の……い……や……」
涙と涎を垂れ流し、失禁に濡れたインナー姿のまま、マリアは脱力して意識を失った。
「お前たち、さあ公開処刑の用意をしなさい」
サドメアが進化体に命令する。
「最後は正義のヒロインとして、人類どもへの見せしめになってもらうわ」


第四章 公開処刑 ― 絶望の終幕

処刑場は結界の内部。観衆は都市の大スクリーンを通して、その光景を余すことなく見せつけられていた。X字型の台に磔にされた湊マリアは、股間を大きく開かされ、両腕も両脚も磔台にしっかりと固定されている。インナーの胸と股間は破れたまま、乳房と股間が剥き出しになっている。

項垂れていた顔を上げると、透明な結界のすぐ外にレッドたち仲間の姿が見えた。
だが結界は鉄壁。救出は不可能。
「レッドっ! みんなっ! ここよ……ここにいるの! 助けてっ、お願い助けてぇぇっ!」
必死に叫ぶ声は嗚咽に濁り、全身が震える。
「助けにきてっ……おねがいっ……助けにきてぇぇぇっっ!!」
「マリアッ!」
仲間が目の前にいるのに、決して救われないという絶望が、胸を引き裂く。
「死にたくないっ……死にたくないよぉぉっ……レッド助けてっ……みんなぁぁっ!!」

結界の中央、サドメアがゆるやかに立ち上がった。優雅に結界の外を見渡し、結界の外のレッドたちに向けて声を響かせた。
「見なさい。この女は自らの身体を器にし、怪人を産み落とした哀れなヒロイン。その末路は、自ら産み出した究極の怪人に処刑されること……まさに正義の終焉にふさわしいわ」
嘲笑の余韻を引き、サドメアの冷たい視線がヒロインに注がれる。
「さあ変身しなさい……そんな無様な姿で死にたくはないでしょう。最後は正義のヒロインとして死なせてあげる」
磔のマリアは震える唇を噛む。
(変身するの……? 殺されるのに……処刑されるだけなのに……でも……こんな姿で……死にたくない……!)
涙がこぼれ落ちる。やがて彼女は、恐怖に震えながらも変身の言葉を口にした。「バトル……チェンジ……!」
光が弾け、身体は磔のまま、金髪のマスクとピンクのバトルスーツを纏ったミス・グレイスに変身する。

「あれは、ミス・グレイスだ…!」
大スクリーンを見上げて呆然とする市民たち。
「ミス・グレイスが処刑されるぞ……!」

「それでいいわ。さあ、自分の産んだ怪人たちの手で、あの世に送ってもらいなさい」
磔のミス・グレイスの前で、サドメアが冷酷に告げる。
「お願い……お願いゆるしてっ……ころさないでっ……ころさないでぇぇっ」
だが、その願いは聞き入れられない。
「さあお前たち、その力で、たっぷり嬲ってやりなさい」
彼女の指揮に従い、進化怪人四体が残酷な責めを開始する。
「いやぁぁころさないでぇぇぇっっ!!」

蛇怪人バシリスクの進化体――「ネオ・バシリスク」が、うねる蛇触手を誇示しながら迫る。幾つにも分かれた蛇頭が一斉に襲いかかり、磔のミス・グレイスの腕や脚、胴体に噛みつきながら、全身を締め上げる。
「いやぁっ……! やめてっ……おねがいやめてぇぇぇっ!」
蛇触手の一本が変貌し、先端が鋭い毒針となって股間へ突き立つ。
「ひぃぃあぁっ! いやぁぁぁっ! そこは……そこはだめぇっ……!」
灼熱と痺れ、そして理解を拒む甘美な震えが同時に押し寄せ、ミス・グレイスは脚を震わせた。
(いやっ、いやなのに……!熱い……でも……っ!)
「だめっ……もう……だめえぇぇっ! イっちゃう……イっちゃうううううぅぅぅぅっっ!!」
背を反らし、こらえきれず絶頂へと追い込まれた。

次に進み出たのは、無数の触手を蠢かせるムカデ型進化体、「ネオ・ミリアペス」。
触手が伸びてヒロインの身体に絡みつく。触手に生えたムカデ脚が一斉に彼女の身体を這い、無数の突き刺しと這い回る感触がスーツ越しに襲う。
「いやあああああッ!!痛いっ……痛いぃぃぃっ……やめてぇぇ!」
全身に走る刺痛と、痺れるような快感。
(痛いのに……きもち……い……こんなの……おかしくなる……!)
やがて花のように口を開いた触手がスーツ越しに両胸へ噛みつき、さらに強い刺激が走る。
「いやぁぁっ……胸っ……胸がぁぁっ……! 助けてっ、レッドぉぉ!」
背筋を痙攣させながら、苦痛と快楽に絶叫するマリア。
(……きもちいっ……きもちいっ……胸が……ああイクっ……)
「だめイクっ、イクっ……ああイクううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!」

さらに毒蛾型進化体、「ネオ・モルフォリア」が、羽を広げて舞い降りる。
「美しく散りなさい……幻と苦痛の狭間で」
妖艶な羽ばたきで、鱗粉が舞い落ち、ミス・グレイスの全身にまとわりつく。皮膚が焼けるように痺れ、呼吸すら灼熱に変わる。
「くっ……あああああッ!からだが……焼ける……!」
さらに羽の眼模様が輝き、幻覚が心を侵す。幻影の中で、自分自身が無数の蛾に貪られる。しかも痛覚が共有され、現実の苦痛に重なる。
「いやぁっ!やめて!食べないでぇぇっ!」
(幻なのに……痛い……!本当に食べられてる……っ!)
幻覚の蛾たちはヒロインの乳首をかじり、股間にも群がって敏感な部分を貪り始める。
「いやぁぁっ……そこはだめっ……そこはだめぇぇっっ!!」
身体を反らせ、苦痛と幻覚の快楽に翻弄され、限界の絶頂が走る。
「ひあああああああああああッ! イっクぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!」
彼女は絶頂と嗚咽の狭間で崩れ、ぐったりと脱力する。

最後に進み出たのはクラゲ型進化体、「ネオ・クラゲリオン」。
「痺れと甘美……その身に刻み込みなさい」
無数の触手がうねり、全身を絡め取りながら電撃を浴びせる。
「ぎゃああああああああッ!!やめぇぇぇぇッ!」
痙攣し、全身が跳ねる。電流は肉体を焼き、同時に毒素が流し込まれる。
灼熱の痛みと、抗えない甘美な麻痺。
「いやぁぁっ!きもち……悪い……っ、でも……っ!」
(苦しいのに……ああっ……身体が……おかしい……っ!)
身体をのたうたせながら、涙と涎を垂らし、官能に狂ったように絶頂に達する。
「痛いっ……痛いっ……痛いのに、きもちっ……イっちゃうっ、イっちゃうぅぅぅっっ!!」

四体の攻撃は、あくまで「前座」。
だが、彼女の心身はすでに錯乱寸前に追い込まれていた。
「だめっ……もう変身がっ……変身がっ……」
ミス・グレイスの身体が一瞬輝き、涙と涎で濡れたマリアの素顔と、可憐なピンクのボディスーツ姿が晒される。
「あらあら、結局変身が解けてしまったわね。まあいいわ、その無様なインナー姿で死になさい」
「こ……ころさないで……なんでもします……なんでもするからぁぁっ」
涙と涎でぐちゃぐちゃに濡れた素顔を震わせ、サドメアに命乞いするマリア。
「何を言っても無駄よ。さあ、お前自身が産んだ、究極の怪人に殺されなさい」

サドメアの合図で四体の進化体が退き、舞台の中心に異形が姿を現す。
「……用意はいいわね、カオスビースト」
サドメアの囁きとともに、究極の融合怪人が立ち上がる。
蛾の複眼がぎらぎらと輝き、口には蛇の牙が覗き、肩からはクラゲの触手が波打ち、腕にはムカデ脚の触手が蠢く。胴体からは蛇状の触手が幾筋も伸び、うねりながら空気を震わせた。
「い……いや……いやだ……いやだよぉぉぉっ……!」
恐怖で膀胱が制御を失い、熱い液体がインナースーツの股間を濡らす。漏れ出した失禁がこぼれ落ち、処刑台を濡らした。

異形の怪物が、ゆっくりとマリアに迫ってくる。
「やめてぇぇぇ! 近寄らないでっ! 殺さないでぇぇっ!」
ヒロインの必死の悲鳴を無視し、カオスビーストの触手が迫る。
のたうつ触手がマリアの口をこじ開け、口内へ侵入する。
「んぐぅぅっ!んぐっ、んぐっ……!」
息が詰まり、喉を侵す触手の振動が頭蓋を震わせる。
カオスビーストが触手を抜くと、口が解放され、絶叫がほとばしる。
「いやああああッッ!助けて、レッドぉぉ!みんなぁぁぁッッ!助けてぇぇぇぇッ!」
だが泣き叫ぶマリアの口に、再び触手がねじ込まれる。
「んぐっ、んぐっ! んぐうううぅぅぅぅぅっっ!!」
再び口内から喉まで触手に侵入され、ビクビク痙攣しながら苦悶するマリア。
「んぐぅぅぅぅっ……んぐぅぅぅぅぅぅぅっっ……!!」
再び触手が口から引き抜かれると、苦しげにむせかえる。
「げほっ……げほっ……みんなぁぁッッ……助けてっ……助けてぇぇぇぇッ!!!」

次の瞬間、のたうつ三本の触手が、容赦なくインナースーツの両胸と股間に突き刺さった。
「ぎゃああああああああッッ!!!」
乳首を突き破り、乳房を貫き、股間を深々と穿つ。そこから一気にエナジーが吸い上げられていく。
「いやぁぁぁっ……やめっ……抜いてぇぇっ……! レッド、みんなっ、助けてっ! 死にたくないっ! 死にたくないよぉぉぉッッ!」
絶叫と命乞いが交互に迸る。
吸引は止まらない。灼熱の痛みと痺れるような快感が同時に流れ込み、意識は溶け崩れていく。
「やだっ……あぁぁ……きもち……いや、こんなの……っ、ああああぁぁっ!」
苦痛と快楽が境を失い、絶叫と嗚咽が入り乱れる。
(……きもち……いいっ……死ぬのに……ころされるのに……きもち……)
「やめてぇ……吸わないでっ……私の……命……あ、あぁぁっ……イ、イクッ……イクぅぅぅぅぅぅっっっ!」

錯乱した悲鳴はやがて甘美な絶頂の声に変わり、全身が激しく痙攣する。
「死ぬのにっ……死ぬのにぃっ……イッちゃうぅぅぅぅッ!!」
涙と涎を散らしながら、彼女は自分でも信じられないほどの快楽絶頂に何度も叩き落とされる。
「吸われちゃうっ……全部……全部吸われちゃうのにッ……!あッ、イくっ、イッちゃうぅぅぅッッ!」
「いやだっ、死ぬのにっ……死ぬのにイッちゃう……!しにたくないッ、助けてぇぇぇッ!」

触手はさらに深く突き刺さり、残る力を容赦なく吸い尽くす。
「やだ……お願いっ……助けて……誰か……しにたく……な……」
必死の命乞いも、次第に声を失い、全身から力が抜けていく。
「しぬっ……しぬのにっ……イ、イクッ……イクううううううううぅぅぅぅぅぅぅッッッ!!!」
最後の絶叫とともに、マリアの身体は大きく痙攣し、完全にエナジーを奪い尽くされて絶命した。
失禁の染みがインナーの股間に広がり、絶命した彼女の姿が全スクリーンに映し出された。
サドメアは冷ややかに結界の外を見渡し、スクリーンの向こうの観衆に告げる。
「これが正義のヒロインの末路……人類に未来などない。諦めなさい」
結界の向こうでレッドたちが絶望の叫びを上げる中、都市のスクリーンは暗転し、処刑場には哀れなヒロインの亡骸だけが残された。


エピローグ ― 絶望の街

都市の大スクリーンが暗転してから、しばしの沈黙が街を支配していた。
人々は広場に集まり、先ほどまで映し出されていた惨劇の余韻に打ちひしがれている。
希望の象徴だったミス・グレイス___湊マリアが、あまりにも無残に処刑された光景。それは誰の心からも消え去ることはなかった。
「……終わったのか」
誰かの声が掠れる。
「もう……私たちには、守ってくれる者がいないのか」
誰も答えられない。

一方、処刑場。
結界の内部には、ただひとりの亡骸が残されていた。
汗と涙と失禁に濡れたインナースーツ姿のまま、湊マリアの身体はX字型の台に無残に晒されている。力なく垂れた両腕、光を失った瞳、もう二度と動くことはない。
その光景を、結界の外でレッドたちは茫然と見つめていた。
「マリア……っ!」
声を張り上げても、もう彼女は答えない。永遠に隔てられた死の壁が、彼らの心を引き裂いていた。

サドメアは冷ややかにその姿を見下ろし、背を翻す。
「哀れなものね。正義の名を背負ったヒロインは、ただ苦しみと絶望を撒き散らして死んだだけ」
──正義のヒロイン、ミス・グレイスの物語はここに終わる。
残された世界は、闇に飲み込まれていくだけだった。








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