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ごー
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タイムアスモデウス
Katherine
ごー
ミス系マニア
■タイトル 

ヒロインvs女怪人 -苦痛と快楽の饗宴– (前編) [No.11040]

■プロット
天才女科学者・篠原ミサキは、若きヒロインを育成してきた指導者であり、ただ一人の理解者――だが彼女こそが、世界征服を企む敵、デロスの女総帥サドメアだった。その真実を知らぬまま、ミス・ユニバース=響レイナは、怪人たちの恐怖と快楽の罠に追い詰められていく。幻覚と毒、甘い霧と毒針、電撃と吸引――立て続けに襲い来る女怪人たちの圧倒的な力。苦痛と羞恥、そして抗えぬ快楽の中で、ミス・ユニバースは涙と絶叫を繰り返し、やがて膀胱さえ制御できぬほどに心身を壊されていく。ミサキに助けを乞うも、返ってくるのは「戦いなさい」という冷たい命令だけ。――味方のはずの存在こそが、最も冷酷な支配者であるという運命を、彼女はまだ知らない。そして、敗北と羞恥に塗れたその身体は、ついに敵の手へと堕ちていく……。ここから始まるのは、ヒロインの心身を徹底的に打ち砕く処刑劇――。

<あらすじ>

プロローグ:終焉の予兆
ぼろぼろに傷ついた姿で、科学者ミサキのもとへたどり着くミス・ユニバース=響レイナ。唯一の味方に抱きとめられ安堵するが、彼女の優しさの奥には、冷ややかな影が潜んでいた。誰も知らない――この女科学者こそが、ヒロインを絶望に突き落とす敵の総帥だということを。

第一章:苦痛と快楽の初敗北
新たな女怪人ヴェノム・ミラージュの毒と幻覚に囚われ、初めて無様な敗北を喫するミス・ユニバース。幻覚の中で味方であるはずのミサキに嬲られる悪夢を見せられ、心身を混乱させられる。涙と悲鳴を繰り返し、失禁と絶頂の果てに意識を失った彼女は、哀れな姿で瓦礫に横たわるが、敵はヒロインを見逃して去っていく。

第二章:新たなる毒牙、崩壊の幕開け
強化されたバトルスーツでヴェノム・ミラージュを打ち破り、勝利を掴んだかに見えたミス・ユニバース。だが安堵の間もなく、次の女怪人ベル・ポイズネアが出現する。甘い毒霧と鋭い毒針で身体を焼かれ、さらにスーツ越しに塗り込まれる粘液毒に絶叫するミス・ユニバース。通信でミサキに助けを求めるも、返るのは冷酷な「戦いなさい」の声だけ――最後の力を振り絞って敵を倒すが、もはや立ち上がることもできなくなったヒロインの前に、新たな怪人が出現する。

第三章:ヒロイン、墜つ
力尽きたミス・ユニバースの前に現れたのは、電撃と吸引を操るエレクトロ・ヒルジア。瓦礫の上に倒れたままミサキに助けを求める彼女に、ミサキは最後まで戦いなさいと冷酷に命令する。ヒルジアの触手から容赦なく電流が走り、吸盤からは吸引が始まる。苦痛と快楽の混濁に絶叫するミス・ユニバース。涙・涎・鼻水・失禁……すべてを垂れ流し、無様に喘ぐ姿は地に堕ちた天使。やがて失禁と絶頂の果てに意識を失い、変身が解かれたまま敵に連れ去られる――完全敗北の刻が訪れた。
(第四章以下は、後編へ)


プロローグ:終焉の予兆

深夜の工場地帯。
うち捨てられたパイプや鉄骨が、風に軋んで音を立てている。
その薄闇の中、ふらりと揺れる金髪が、無防備に倒れ込んだ。

「はぁ……っ、くぅ……」
ふらつきながらも必死に立ち上がり、再び歩き始める。

美人を象った金髪のマスクに、身体のラインを浮かび上がらせるハイレグのバトルスーツ。
――ミス・ユニバース。
だがピンクのバトルスーツは汚れ、膝には裂け目が浮かび、脚が小刻みに震えている。

呼吸は荒く、マスクの中では血の混じった唾液が垂れている。
右手には力が入らず、左足は引きずるように動かしている。
まともに立っているのがやっとだ。

何とかたどり着いたのは、工場地帯の片隅にぽつんと建つ、小さな建物――
「ミ、サキ、さん……っ、たすけて……」

その扉を叩くように開いた瞬間、誰かの腕が彼女を抱きとめた。
「レイナっ!? 大丈夫!? こっちに!」

白衣の女が、あわてたようにヒロインの腕を肩に回し、室内に引きずり込んだ。
天才女科学者、篠原ミサキ。

彼女こそが、ミス・ユニバース=響レイナの育成者にして、唯一信じる味方だった。
小さな基地の中、応急用の診療装置が、レイナの身体に光を照射し始める。
変身が解け、ピンクのハイレグ型インナースーツに戻った彼女の身体は、あちこちに痣と傷が浮かんでいた。

「……もう、無理……かもしれない……」
酸素マスクを外し、うわごとのようにレイナが漏らす。
「どういうこと? 敵は倒したんでしょう? でもこの状態って……」

「勝てた……でも、ギリギリだった……っ。あれは……今までの怪人なんかと、違う……っ。動きも、力も……攻撃も……っ、なんであんなの……っ」
瞳が潤んでいた。唇は震え、喉は涙を飲み込もうとしている。

「レイナ……」
ミサキはそっと彼女の額を撫でた。
「ミサキさん……わたし、もう、怖くて……戦うのが怖くて……。わたし……次はきっと、殺される……」
訴えるように見つめてくるレイナの目を、ミサキはただ静かに見つめ返した。

「大丈夫よ、レイナ。あなたは……ミス・ユニバースなんだから」
やさしく、穏やかに。
だがその声の奥には、どこか――ひどく冷たい響きが隠されていた。
レイナは気づかない。
この女の優しさが、いずれ自分を最も深く突き落とすということに。

「いまは……休んで。ね? あなたには、まだ……やるべきことがあるから」
「……ミサキさん……」

その声を聞きながら、レイナはうっすらと目を閉じた。
震えるまつ毛が、汗に濡れた頬に落ちる。
そっと手を握りしめるミサキの指先が、少しだけ震えていた。

その震えが――感情によるものなのか、それとも愉悦によるものなのか。
誰にも、まだわからない。

ただこの時、世界は静かに、ヒロインの終焉へと向かっていた。
そのことに、レイナだけが――まだ気づいていなかった。


第一章:苦痛と快楽の初敗北

再び、戦場。
それは夜の住宅街――崩れたマンションの屋上。月明かりが砕けたガラスに反射し、幻のようにきらめいていた。
そして、瓦礫の上に立つのは、再び変身したヒロイン――ミス・ユニバース。
ピンク色のハイレグバトルスーツに、金髪のマスク姿。
引き締まった脚は緊張でこわばり、戦慄に似た呼吸が喉元で引きつっていた。

目の前に現れた“女”は、見る者の神経を溶かすような甘い香りを纏っていた。
紫の花弁状の外殻に包まれた艶めかしい肢体。腰や腕から伸びるのは、艶のある太い蔦のような触手。
その名は――ヴェノム・ミラージュ。

「なに……この女……!?」
「はじめまして、ミス・ユニバース♡ わたしはヴェノム・ミラージュ。 あなたを美しく咲かせるために、生まれてきたのよ」
「なにを……っ!? 貴女が……新しい怪人ってわけね……!」
「ふふ……そう警戒しないで。 さあ、あなたの“花”を、今夜……ひらかせてちょうだい♡」

甘く、滑るような声。見るだけで意識がぼやけそうな、ねじれた花蕊のような瞳。
その視線を浴びただけで、レイナ――ミス・ユニバースの背筋にぞくりと震えが走った。

(なに……この威圧感……っ)
(つ、強い……前回の怪人よりも、もっと……っ)

「そんなに怯えちゃって……どうしたの? 私と戦うのが怖いのかしら?」
「……っ、うるさい……あなたを倒す……!」
震える声でそう言い放ち、ミス・ユニバースは突進する。
だがその足取りは、不自然なほど遅かった。 香りに含まれる毒が、すでに神経を蝕み始めていたのだ。

「きゃあああっ!」
地を這う触手が足首に絡みつき、ミス・ユニバースの身体が派手に横倒しにされる。
コンクリートに叩きつけられた衝撃に、胸がきしみ、身体が跳ね上がる。
「ひぎっ……あぐっ……なに……っこれぇ……っ」

触手が容赦なく四肢に巻きつき、身体を無理やり引き伸ばしていく。
首筋に絡みついた触手が、じくじくと毒液を滲ませるたび、神経が焼けつくような痛みが全身を駆け巡る。
「ぎゃあああああああッッ!!」
「うぐっ……がふっ……っ!!」
(だめ……だめっ、苦しい……っ、身体が……動かない……っ)

「苦しいでしょう? 馬鹿な子ね。あなたがこの私に敵うとでも思ったの?」
ヴェノム・ミラージュが、愉悦に満ちた笑みを浮かべながら、さらに触手をきつく締めつける。
「い゛ぎゃあああぁああッ!!」
「やっ……やめてぇっ、お願い……! やめてぇぇっ……!」

体の奥からせり上がる恐怖と痛みが、理性を蝕んでいく。
(やだ、こわい……こわい……こんなの、いやっ……!)

その瞬間――
ヴェノム・ミラージュの背後に、薄紫の花弁が咲く。そこからふわりと舞い落ちる、淡い光の花粉。
「ふふ……次は心を咲かせてあげる。気持ちよくしてあげるわ、ねえ……♡」

(……なに、これ……意識が……)
(頭の中が……泥の中に沈むみたいに……ぼやけて……っ)

花粉を吸った途端、ミス・ユニバースの瞳に映る世界がねじれ、幻覚が始まる。
目の前に現れたのは、白衣の女――ミサキ。
(……幻覚……なの……? でも……きっと、ミサキさんが……わたしを……たすけに……)

ミサキが優しく微笑んでいる。けれどその目は、まるで獲物を見る捕食者のように細く、鋭く、そして嗜虐的に歪んでいた。
「……ミサキさん……? ミサキさん、どうして、そんな顔……」
「……試させてもらうのよ、レイナ。
あなたの身体が、どれほど反応するのか、ね……♡」
「う……あ……ミサキさん、なに、いって……!?」

幻覚の中で、ミサキがミス・ユニバースの身体に手を伸ばす。
スーツの胸部をなぞり、股間を指でなぞるような錯覚が、現実のような快楽を伴って波打つ。
「やっ……やめてっ、ミサキさんっ……いやぁ……っ、そんなのっ……!」
(ちがう、こんなの……幻覚なのに、からだが……勝手に……っ!)

吐息が甘く漏れ、身体が震える。
バトルスーツの下、敏感な場所にまで錯覚が侵入していく――

「感じてるのね、そんなに。ふふ、壊れていく姿……可愛すぎるわ♡」
「あっ……っ、ああああっ……! やめてぇっ、ミサキさんっ……お願いっ……っ」

幻覚の中の“ミサキ”が、唇を寄せてくる――その感触すらリアルで、ミス・ユニバースはついに、現実と幻覚の境界を見失う。
「ひぐっ、あ……っ、っあ……んん、やっ……やだ……やめてぇ……っ!」

現実のヴェノム・ミラージュの触手が、バトルスーツ越しに胸部と股間をきつく締め上げ、先端から滴る毒液がスーツにじわじわ染み込んでいく。
「んぅぅっ……あ、熱い……なに、これ……! やっ……ああぁっ!!」

スーツの股間部がじわりと濡れ始める。
熱く、生温かい液体が、耐え切れなかった証として――脚を伝って滴り落ちる。

「失禁……しちゃったのね。ああ、可愛い……もう、たまらないわ♡」
「もっ、やめてぇっ……お願い、もうやめてぇぇっ……っ!!」

(だめ、狂っちゃう……っ! 身体が……勝手に……っ)
(わたし……わたし、おかしくなる……っ!)

「苦しいの? 気持ちいいの? 両方……でしょう?」
「お願いっ……お願いっ……もうやめてぇぇぇっ……!」
だがヴェノム・ミラージュの触手は、ヒロインのバトルスーツ越しに身体を締め上げながら、胸と股間をずりずりと嬲っていく。

(あっ……そんなっ……だめっ……こんなのっ……こんなのだめっ……!)
「ああイクっ……たすけてっ……たすけてっ……ああイクぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!!」

ピンクのバトルスーツをビクビク痙攣させ、絶頂に達してしまうミス・ユニバース。

「もうイっちゃたのね、可愛い子……でもまだ許さないわよ」
ヴェノム・ミラージュの触手がさらに身体を締め上げながら、胸と股間を愛撫する。

「いやぁぁっ……だめっ……もうやめてっ……だめぇぇぇぇっ!」
怪人の毒が全身に周り、苦痛と快楽がさらに激しくなっていく。

「たっ……たすけてっ……毒がっ……苦しいっ……苦しいのにっ……!」
意識が、白く塗りつぶされていく。
「だめっ……だめイっちゃうっ……苦しいのにっ……やだっ……やだっ……ああイクぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!!」

涙が、鼻水が、涎がマスクの中でとめどなくあふれる。
「い……いやぁっ……っ!! 発狂しちゃうっ……わたしっ……もうっ……発狂しちゃうよぉぉっっ!!」

(こ……ころされる……このままじゃ……わたしころされちゃう……っ)
「ころさないで……いやぁっ……死にたくないよぉぉぉっ……!!」

ヴェノム・ミラージュの触手が、ひときわ強く身体を締め上げ――
そのまま、ミス・ユニバースの身体は、蔦の花弁に包まれていった。

苦痛と快楽の絶頂の中で――ミス・ユニバースはついに、意識を失った。
「ふふ……可愛かったわ、あなた。次に会うときが楽しみね……もっと綺麗に咲いてちょうだい♡」

ヴェノム・ミラージュは解毒の花粉をひとふきかけ、踵を返して去っていく。
瓦礫の上には、静かに変身が解け、インナースーツ姿に戻った響レイナの身体が横たわっていた。

そして――その影を見つけた白衣の女が、静かに歩み寄ってきた。
「レイナ……間に合ってよかった……♡」

その微笑みは、いつもと変わらない。
けれど、ほんのわずかに――その目の奥に、見え隠れする“愉悦”の光に、誰も気づく者はいなかった。


第二章:新たなる毒牙、崩壊の幕開け

数日後――ミサキの基地。
白く無機質な修復カプセルの中、響レイナの裸身に光が降り注いでいた。無数の傷痕と痣が、光の粒子に吸い込まれていく。
だが、回復しきれないものがある。
それは、記憶にこびりついた――恐怖と快楽が混ざり合った、あの夜の感覚。

装置から出てインナースーツを纏ったレイナを、白衣の女――ミサキが迎える。どこか張り詰めた目をしていた。
「……気分はどう?」
「身体は、もう平気……でも……」

言葉を濁すレイナ。
スーツの股間を濡らしたあの瞬間、ぶざまな絶頂――思い出すたび、胸が締め付けられる。
「ミサキさん……もう……もう戦いたくない……次は……次はきっと殺される……」
震える声で訴えるレイナ。

「気にすることはないわ。あの怪人は、特殊だった。でも、もう同じことは起きない。だって――」
ミサキがスッと片手を上げる。
モニターに、新たなスーツ設計図が映し出される。

「これは、あなたのバトルスーツを再構築した新型。
 毒素耐性・神経防御を徹底的に強化したわ。これさえあれば、恐れる必要はない」
「……本当に、これで……勝てるの?」
「勝てるわ。あなたは――ミス・ユニバース。あの女怪人に、屈するようなヒロインじゃない」

静かに頷くレイナ。怯えは残っている。だが、立ち向かわなければならない。
それが“正義のヒロイン”としての役目――

***
戦場。
都市開発地区の廃ビル群――夜。崩れた看板が風に揺れ、砂埃が舞う。
その中央に、再び現れる――ヴェノム・ミラージュ。

「ふふっ……また来たのね? わたしに“咲かされる”ために♡」
甘い声が夜に溶ける。けれど、ミス・ユニバースは、もう怯えていなかった。

「前回のわたしじゃない。今度は、あなたを散らせる!」
再戦が始まる。

ミラージュの花粉を、スーツが弾く。蔦触手を軽やかに避け、逆に撃ち落とす。
強化フィールドが毒を打ち消しながら、迫る――
「……このっ、ヒロインがぁっ!」
「さようなら、ミラージュッ!」

渾身の拳が花弁を貫き、ミラージュが悲鳴を上げて爆散する。
やった――勝った……!

ミス・ユニバースはその場に膝をつき、ようやく息を吐いた。
「これで……もう、あんな思いをしなくて……済む……」

だが――
「……おめでとう。でも、それで終わりだと思った?」

低く妖艶な声が、背後から降ってきた。
振り返るとそこには、艶めく毒鱗のドレス、紫の唇、しなる腰――
ベル・ポイズネアがいた。

「私はベル・ポイズネア。あなた、本当に可愛いわねぇ。さっきの戦い、ずっと見てたのよ。疲れきって、汗に濡れたバトルスーツ……そそられるわ♡」
「くっ……あなたも、怪人……!」

ミス・ユニバースはぐっと歯を食いしばり、震える足で立ち上がる。
だが足元がふらつく。ヴェノム・ミラージュとの戦闘ダメージが残っていた。
それでもミス・ユニバースは立ち向かう構えを崩さなかった。

「さあ、わたしの“香り”……たっぷり吸ってちょうだい♡」
ポイズネアが腰を揺らすと、空気中に薄紅色の霧が広がる――

「な……ん、だ……っ……これ……っ!?」
呼吸とともに甘い毒が身体に入り込み、神経を侵していく。
身体が熱い。脚が震える。頭がぼんやりと白く染まっていく。

「く……くるしい……っ! な、なんなの……この匂い……っ!」
「ふふっ、そんな声も可愛いわねぇ……。さあ、感じてちょうだい♡」

ポイズネアの指先がスッと伸びる。鋭い毒針が、ミス・ユニバースの腹部と太腿を貫いた。
「ぎっ……い、た……っ!! ひぎぃっ……ああああッ!!」

焼けるような熱と鋭い痛みが、神経を伝って脳を突き刺す。
逃げようとするも、足がもつれ――動きが止まった瞬間、

「あら……今度はここに、たっぷり塗ってあげるわねぇ♡」
ポイズネアの指が、スーツの股間部をなぞるように動く。
バトルスーツの布越しに、粘液状の毒が塗り込まれていく。

「っあ゛ぁあああっ!? あつっ……っ、いやっ、やめてっ……!!」
皮膚を這うような灼熱が、じわじわと神経を焼き尽くしていく。
スーツの股間部がじわりと濡れ、そこから熱い液体が垂れていく。

「……もう、逃げられないわよ。あなたのすべて、毒で蕩けさせてあげる♡」
「うっ……ひぐっ……や、やめっ……やめてぇっ……っ!」
「だめよ。可愛い悲鳴、もっと聞かせて。あなたが壊れていく音、わたし……大好き♡」

毒の作用で呼吸はどんどん荒くなり、マスクの中で涎が滴る。
ミス・ユニバースはよろめき倒れ、手を地面について四つん這いになる。

「いやああああっっ……! こわい……っ、やだああっ……!」
「ふふ、声も震えてるわ。可愛い♡」
(た、すけて……ミサキ、さん……っ、もう……いや……っ!)

震える指でリストの通信装置に手を伸ばす。
「ミサキさんっ……助けて……助けて、くださ……いっ!!」
「レイナ!?」
いつもの声……だが、どこか冷たい。
「……諦めないで。あなたなら、きっと勝てるわ」
「む、無理っ……わたし、もう、戦えない……っ」
「レイナ。あなたは“正義のヒロイン”。絶望に負けてはいけない。最後まで、立って戦いなさい」
通信は――切れた。

「っ、ひぃ……いや……っ、ミサキ、さん……っ……!!」
うつ伏せに倒れ込み、太腿の間から再び熱い液体が流れ出す。

「ふふっ、あらあら……また濡らしちゃって。ほんと、可愛い♡」
「やっ……やだあっ!!お願いっ、たすけてえぇっ……もうやめてええええっ!!」
「いいわ、その悲鳴……ゾクゾクしちゃう。もっと聞かせて♡」

ポイズネアの指が、倒れ伏した背中と大腿をなぞるように動く。
バトルスーツの布越しに、粘液状の毒がさらに塗り込まれていく。
「ああっ……いやっ……っ! い、いやぁっ……っ!! 発狂しちゃう……わたし……もう……!!」

それでもミス・ユニバースは最後の力を振り絞って、
震える足で立ち上がる――

涙と絶叫を引き裂くように、ベル・ポイズネアへ向かって叫んだ。
「わたしは……ミス・ユニバース……! 絶望なんかに……屈しないッ!!」

全身を粘液で焼かれ、泣き叫び、嬲られながら――
それでも彼女は、毒液の嵐を突破し、拳を叩き込んだ。
ついに、ポイズネアの身体が爆ぜ、毒の香りとともに崩れ落ちる。

「――はぁっ、はぁっ……終わった、の……?」
その瞬間、力尽きて膝から崩れ落ちるミス・ユニバース――
だがそこに、また新たな影が降り立つ。
電流がビリビリと空気を震わせる。
艶やかな黒の装甲、艶笑を浮かべた美しい顔。
――エレクトロ・ヒルジア。

「んふふふふ……♡
 あらあら、もうクタクタ? でも、これからが一番楽しい時間よぉ?」


第三章:ヒロイン、墜つ

「っ……うそ……」
崩れ落ちた瓦礫の隙間から、光沢のある漆黒の脚がゆらりと現れた。
ぬめるような艶肌、くねる腰、胸と腰から脈動する吸盤状の器官――
その名は、エレクトロ・ヒルジア。

「私はエレクトロ・ヒルジアよ。ふふ……ようやくあなたに会えたわ♡
ああ……この匂い……絶望と恐怖と……うっすら滲む“興奮”。たまらないわねぇ♡」

ゆらり、ゆらりと踊るように迫るヒルジア。
レイナ――ミス・ユニバースは、瓦礫の隙間でうつ伏せに倒れたまま、一歩も動けなかった。
立ち上がろうという意志は、確かにある。だが、筋肉は動かず、四肢は重く、神経は痺れていた。
視界はかすみ、息は浅く乱れ、股間部はじっとりと濡れている――ベル・ポイズネアの毒が、未だ身体の内側に巣食っているのだ。

(……動けない……このままじゃ……やられる……っ)
指が、震えながらリストの通信装置に伸びる。
必死だった。反射だった。考える前に、助けを求めていた。

「ミサキさんっ、お願い、お願いたすけてっ……! たすけてぇっ、殺されちゃうっ、殺されちゃうよぉぉっ!!」

通信が、繋がった。
『……レイナ』
静かな、けれど冷たい声だった。
『あなたは“正義のヒロイン”。正義は、逃げてはならない。命が尽きるまで、戦い抜くのよ』
「ちがう……そんなの、ちがう……! わたし、もう立てないのっ……!」

『――ミス・ユニバース。あなたは負けてはいけない。わたしの“誇り”なのだから』
通信は、無情にも、そこで切れた。

「ぁ……ああぁっ……」
ミス・ユニバースは、嗚咽した。
マスクの内側で涙が溢れ、喉はひくつき、瓦礫に突っ伏したまま、少女のように泣きじゃくる。

「ふふふっ……いいわぁ……見て、この哀れな姿……♡
絶望って、本当にヒロインに似合うのねぇ……♡」

ヒルジアの鞭状の触手が、電流を纏いながらしなる。
パチ、パチ、と火花を散らしながら、地面を這う。
次の瞬間――

「っぎゃあああああああッ!!!」
うつ伏せのミス・ユニバースの太腿に絡みついた触手が、凄まじい電撃を流し込む。
びくんっと全身が痙攣し、ミス・ユニバースの背が跳ね、喉が苦しげにひくついた。

「いやあああっ……あっ、がああああっ……やめてえええっ!!!」
地面に押しつけられていた身体が、無理やり仰向けに返される。
触手が器用にミス・ユニバースの身体を転がし、脚と腰をねじるように捻り上げる。
仰向けになった瞬間、再びビリリッと電撃。

「ぎい゛やあああああッ!! やめてえっ、殺さないでっ!!」
そのときだった。
スーツの股間部が、びしょりと濡れ、その中心から生温かい液体がじょろじょろと流れ出す。
膀胱の筋肉が、痙攣し、力を失ったのだ。

「やっ……あっ……ぁああ……いやああああ……っ!!」
スーツの布地を染めながら、脚の内側へ、熱い雫が伝っていく。

「ふふ……失禁♡ 膀胱の制御まで、壊れちゃったのね?
もうなにもかも“垂れ流す”しかできないなんて、ほんっとに、可愛い……♡」

「や……だめっ……やめてぇ……ミサキ……さん……たすけっ……っ……」
嗚咽まじりの命乞い。声が震えている。だが、ヒルジアは嗤う。

「もっと吸わせて……♡ あなたの身体、神経、意識……ぜんぶ、わたしの中に溶かしてちょうだい♡」
吸盤が、スーツ越しに両胸にぴたりと吸着する。
さらにもう一つが、スーツの股間にも吸いつく――ちゅうっ、ちゅうっ、と濡れた音を立てながら、“吸い始めた”。

「っあ、やっ、やめ……あああっ……っ!! なにこれっ……だめっ、なにか、吸われてる……っ!!」
電撃が流れる。吸引と電流の複合攻撃――サンダーヴァンパイア。
激痛と、否応ない快楽の波が、同時に神経を焼く。

「ぎゃああああッ!! く、苦しいっ……いやああああああッ!!」
ミス・ユニバースの身体が、痙攣しながら宙に浮き上がるように反り返る。
目が裏返り、涎が口元から溢れ、マスクの中で悲鳴と喘ぎが混ざり合う。

(くるしいっ……くるしい……誰か助けて……誰かぁ……)
(なんで……なんでっ……こんなに……くるしいのに……)
(……でも……きもちいい……? ……やだ、なにこれ……きもちい……っ)

「ふふ……苦しそうねえ、でも本当は気持ちがいいんでしょう……♡.
さあ、認めてしまいなさい、ミス・ユニバース♡」
「か、感じてないっ……わたし、感じてなんかいないっ……!! やめてっ、やめてよぉぉぉぉっ!!」
「うふふ……強情ねえ、でも隠したって無駄よ? 身体は正直だもの♡」

サンダーヴァンパイアの強度が、さらに跳ね上がる。
ミス・ユニバースの喉からは、もはや絶叫とも喘ぎともつかぬ声が漏れ続け――
「だめっ……だめっ……きもちいのっ……きもちいいのやだぁぁぁぁっ……!」
「やっ……やだっ……もうっ……こわいっ……こわいのっ……助けて……っ、たすけてぇぇええっ!!」

ミス・ユニバースの叫びは、完全にパニックに陥った少女そのものだった。
(ああいやっ……わたしっ……ああだめっ……だめっ……!)
「いやぁぁイクっ……イっちゃうっ……やだっ……やだっ……イっちゃうっ、イクっ、イクぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」

胸と股間に吸着した吸盤は、びくびくと脈動しながら電撃と吸引を繰り返している。
「うふふ、可愛い子……さあもっと気持ちよくしてあげる……♡」

絶頂に達したヒロインに、電撃と吸引の責め苦が続く。神経を焼く苦痛。脳を揺さぶる快楽。
「こわれちゃうっ……こわれちゃうよっつ……もうやだっ……もうやだぁぁああっ……!」
混濁する感覚の中、ミス・ユニバースの意識はぐらぐらと傾いていた。
(やだっ……これ以上は……だめっ……っ)
(快楽なんて……認めたくないっ……わたし……ヒロインなのに……っ)

「うふふ……まだ言えるのね、“やだ”って♡
でもね、それは――“もっと”っていう意味よ♡」
ヒルジアが甘く囁いた瞬間、サンダーヴァンパイアの強度がさらに跳ね上がる。

「ぎぁあああああああああッ!!!」
全身が仰け反り、スーツの内部に響くような絶叫がマスク越しに漏れ出す。

(ああまたっ……またっ……怪人にイカされるっ……いやだっ……いやだよっ……!)
「ああイクっ……またイクっ……いやっ……いやぁぁぁぁっっ! だめ、だめイクぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!!」
涎がこぼれ、目は焦点を失い、指はひくついて硬直する。

「やっぱり身体は正直ね、可愛いユニバースちゃん」
「い、いやぁっ……でも気持ちいのっ……壊れちゃうのに……っ、もっと……もっとぉぉっ……!!」

その時、再び――
股間部のスーツが濡れる音がした。
じわり、と。そして、じょろじょろと……

膀胱が痙攣を繰り返し、完全に制御を失っていた。
スーツ越しに流れた生温かい液体が、脚の間を通って広がっていく。

「ふふ……また失禁♡ 何回でも、漏らしていいのよ?
だってもう、“壊れかけてる”んですもの♡」

言葉通り、ミス・ユニバースの意識は崩壊の縁にあった。
(もう……やだ……こわい……こわいよっ……!!)
(壊れちゃう……壊れちゃうよ……っ……なのに……っ……なのにきもちいっ……)
「だめイクっ……イっちゃうっ……もっとしてっ……もっとっ……ああイクぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!!」

電撃と吸引は、容赦なく続いていく。
「んふふ……いい声よ、ユニバースちゃん……♡」
「こわれちゃうっ……わたし、こわれちゃうよっ……もうゆるしてぇ……ゆるしてぇぇえええええっ!!」

涙、鼻水、涎、そして失禁――
すべてを垂れ流しながら、ヒロインは仰向けに倒れたまま、四肢を小刻みに痙攣させていた。

その姿はまるで、地に堕ちた天使。
ヒルジアの視線が、恍惚に濡れる。

「ねぇ……もっと、可愛くなっていくあなたを、あたし、ずっと見ていたいの……♡」
そう呟いた時――
ヒルジアの動きが、ぴたりと止まった。

「……サドメア様より、“回収”の命令よ。
ふふ、あなたの“最期”は、あの方にとっておきなさいって♡」
「……っ、え……?」
最後の力で顔を動かそうとしたミス・ユニバースの意識が――
ぷつり、と途切れた。

変身が解け、ピンク色のインナースーツ姿へと戻ったレイナの身体は、ヒルジアの腕の中に、脱力したまま収まる。
胸も股間もびしょ濡れになったインナースーツは、涙と涎と汗と失禁で、暗く染まっていた。

その無様で、哀れな姿のまま――
レイナは、静かに闇の中へと連れ去られていった。










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