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ごー
タイムアスモデウス
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Katherine
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とりこさん
■タイトル 

ヒロイン討伐 美少女戦士セーラーシャロンⅢ~青き希望の光の戦士~ [No.10807]

■プロット
(プロローグ)
 大魔王グアとの激しい戦いが続き、セーラー戦士たちは一人、また一人と命を落としていった。
 セーラーシャロンは仲間たちから月のプリンセスを守る使命を託されたが、グア軍団の激しい攻撃の前に、プリンセスはシャロンをかばって斃れ、シャロンは絶望の中、戦いに疲れ果て、セーラー戦士であることを捨てて身を隠していた。
 
 (本編①妖魔アマゾナイト編)
 女子校生、水咲あゆみとして生きるシャロン。最後のセーラー戦士をあぶりだすべく、グア軍団は人間界で妖魔に人を襲わせていたが、あゆみは見て見ぬふりをして過ごしていた。
 そんな中、あゆみは同級生の神田川君に密かに思いを寄せていた。
 しかし、仲間を喪って生き残り、戦いからに逃げ回っている自分に恋愛などする権利はない。あゆみは自分の気持ちを押し殺していた。

 そんなある日、あゆみは妖魔アマゾナイトに襲われる。変身することもなく痛めつけられるあゆみ。しかし、そこに通りがかったクラスメイトの神田川君があゆみをかばってアマゾナイトにとびかかった。
 一方的に痛めつけられる神田川。
 「このままじゃ、神田川君が殺されちゃう!でも変身したら…」葛藤するあゆみ。
 しかし、神田川君が殺されそうになった時、意を決して変身して妖魔アマゾナイトに立ち向かうセーラーシャロン。
 しかし、戦いを避けていたシャロンと妖魔の力の差は圧倒的だった。アマゾナイトに一方的に叩きのめされ、踏みつけられ、蹴り転がされるシャロン。
「あああっ!ぐあああっ!んああああああーっ!」
 悲鳴を上げて苦しむシャロン。
 「セーラーシャロン、今までどこを逃げ回っていた?しかし、うれしいぞ。俺様の前に現れてくれて。お前の首をグア様のところに持って帰れば、俺は大幹部だ。」
 アマゾナイトが放った触手がシャロンの身体と首を締め上げる。
 「ぐああ…あああ…くっ…苦しい…息が…できない…首が…折れそう…」
 白目を剥いて苦しむシャロン。
 「まだまだ終わりじゃないぞシャロン。もっと苦しめ。苦しんで、苦しんで、苦しみぬいて死ぬのだセーラーシャロン!」
 アマゾナイトが触手に電流を流した。
 「きゃあああああああーっ!」
 体を痙攣させて絶叫するシャロン。崩れるように倒れたシャロンにアマゾナイトが覆いかぶさる。
 「おっと、死ぬ前に新鮮なセーラーエナジーをいただいておくぞ。安らかには死ねんが悪く思うな」
 シャロンらからセーラーエナジーを吸収するアマゾナイト。
 「んあああああああっ!くっ!苦しい!あああああぅっ!」
 あまりの苦しみに白目を剥いて失神するシャロン。正義のセーラー戦士の敗北だった。
 しかし…
 「水咲さんっ!」
 突然飛び出した神田川がアマゾナイトに飛びつく。
 「このクソガキ!」アマゾナイトが神田川を弾き飛ばし、神田川の身体がシャロンに激突する。
 「うううっ!」
 はずみで失神から回復するシャロン。
 「神田川君!私のために…。アマゾナイト、許さない!」
 力を振り絞って立ち上がり、シャロン・ブリザードでアマゾナイトを凍結させ、シャロン・インパクトで爆散させるセーラーシャロン。
 倒れている神田川のもとに駆け付けるシャロン。
 「しっかりして!神田川君!」
 やがて神田川がゆっくりと目を開いた。
 「水咲さん…?君は?」
 「私はセーラー戦士の一人、セーラーシャロン。大魔王グアと戦っているの。助けてくれてありがとう、でも、もう二度とこんな危ないことはしないで。そして私に近寄ったり話しかけたりしないで。あなたまで危険な目にあわせたくないの」
 「僕なんかがいても何の役にも立たないかもしれないけど、それでも支えになりたいんだ」
 「神田川君…」
 神田川がセーラーシャロンの手を握る、
 「君は一人じゃないんだ。一人で戦わなくていいんだセーラーシャロン!」
 心の支えになる存在に、微笑むシャロン。

(本編②大魔王グア編)
 「お前の大事な人間を捕らえたぞ」
 神田川を人質に取ったグアのメッセージを受けて大魔王グアの神殿に入ったシャロン。
 神田川が触手に拘束されている。
 「神田川君!すぐに助けます!」
 「水咲!いやセーラーシャロン、油断しないで!」
 神田川の声で我に返り、ホールに飾られた壊れたセーラーブローチに衝撃を受ける。
 「これは…みんなのセーラーブローチ!」
 「セーラーシャロン、お前の仲間はみな斃れた。お前を倒せばセーラー戦士は滅びる。わしの生贄になるがいい!」
 「そんなことはさせない!負けるもんですか!命に代えてもあなたを倒します!そして、神田川君を絶対に助け出す!」

 しかし、グアの猛攻がシャロンを襲う。
 神田川の目の前で、格闘戦で徹底的の痛めつけられ、叩きのめされるシャロン。
 「ああっ!あううっ!ぐああっ!」
 「貴様の弱点は電撃だ。これでもくらえ!」
 電撃を浴びて苦しむシャロン。
 「ぎゃあああああああああああああああああっっっ!!!!」
 「苦しいだろう。しかし、まだまだ苦しむのだ」
 さらに巨大な竜巻がシャロンを襲う。凄まじいい風圧に飲み込まれ、なすすべもなく舞うように回転するシャロン。
 「くるしいっ!息ができない!」
 さらにツタ触手がシャロンを締め上げる。
 「うあああああああっ!身体が引きちぎられちゃう!くるしい!」

 触手によって磔のように拘束されたシャロン。
 「さて、そろそろ処刑の時だ、セーラーシャロン。これでセーラー戦士はすべて滅びる。死ぬがいい!」
 グアの手から怪光線が放たれれ、シャロンのセーラーブローチを直撃する。
 「きゃああああああああああああああーっ!」
 美少女戦士の絶叫が響き渡る。
 そして、シャロンのブローチが黒焦げになって大きくひび割れた。
 「あっ…ぐうっ…」
 シャロンの瞳から光が消えた。触手の拘束が解け、倒れこむシャロン。
  
 大魔王グアの前に転がるセーラーシャロンの遺骸。
 グアは満足げに笑うと、シャロンの壊れたセーラーブローチをむしろ取ろうと手を伸ばした。

 闇の中、倒れているセーラーシャロン。
 (私…死んだのかな…ごめんねみんな…私、みんなとの約束を守れなかった…)
 シャロンの瞳から涙があふれ、頬を伝う。
 その時、
 (あゆみちゃん、いえ、セーラーシャロン!)
 どこからか呼びかける声がする。
 (この声は…セーラーディオーレ!プリンセス!)
 (セーラーシャロン、あなたはまだ負けていないわ)
 (セーラーボルケーノ!)
 (あゆみちゃん、私たちがついてるわ!)
 (セーラーウェヌス!、セーラーユピテル!)

○セーラーシャロンの身体が凄まじい光に包まれ、グアがたじろぐ。伸ばした手が弾き飛ばされる。
 「なぬ!?」

○光が収まった時、更に進化したスーパーセーラースーツに身を包んだ戦士が立っていた。
 「水の戦士セーラーシャロン・セイントナイト!グア、私はあなたを許さない!海の神ポセイドンに代わって私が退治してあげます!」

○「セーラーシャロン!今度こそ殺す!」
 セーラーシャロン・セイントナイトとグアの死闘。激しく斬りあい、殴り合い、光線を放ちあい、相互にダメージを受けながら互角の戦いを演じる。ボロボロになっていく二人。

〇ついに2人とも最後の力を振り絞る時が来た。
 「地獄に落ちて魂まで燃え尽きるがいい、セーラーシャロン!」
  グアが巨大な炎を放つ。
「セーラーシャロン、余は不死身だ。お前は絶対に勝てん!」
 ボロボロに傷つきながらも、最後の力を振り絞って立ち上がり、よろめきながらもグアに立ち向かうセーラーシャロン・セイントナイト。
 「みんな…わたしに力を貸して!アクアフラッシュ・セイントウェーブ!」
 シャロンに全セーラー戦士の聖なるエナジーが注ぎ込まれ、凄まじい水の魔法が形成される。
 シャロンの放った青い水の魔法がグアの炎を飲み込む。
 「なにいいっ!」
 「これで終わりよ!ポセイドン・タイタルストラッシュ!!」
 セーラーシャロン・セイントナイトの聖剣がグアの弱点である青い鉱石を砕き、首を刎ねた。
 爆散し、消滅するグア。
 力を使い果たし、崩れるように倒れこむシャロン。セイントナイトの変身が解け、ボロボロのノーマルスーツに戻った。
 拘束が解け、駆け寄る神田川。

(エピローグ)
 「水咲…、いやセーラーシャロン。もう戦いは終わったんだろ。これ以上戦う必要があるのか?もう身体はボロボロじゃないか。普通の女の子に戻って、僕の彼女になってくれよ!好きなんだ!」
 シャロンを抱きしめる神田川。
 「神田川君、ごめんなさい。私は正義のセーラー服美少女戦士・セーラーシャロン。魔王グアは滅んだけれど、グアが放った妖魔があちこちで人間を襲っている。私は月のプリンセスを守り切れなかったけれど、あの方が守りたかった平和な地球の人間界を絶対に守りたい。守らなくちゃいけない。だから全ての妖魔を滅ぼすまでは戦い続けなくちゃいけない。…。でもね、本当に最後の妖魔を倒したら…生きて勝つことができたら…私はあなたのところに戻ってきます。戻ってきたい。その時は、抱きしめて。キス…しようね。それまでは、お預け。ごめんなさい。」

 満身創痍のまま、よろめきながら歩きだすセーラーシャロン。
 その後姿を黙ってみていることしかできない神田川。
 その時、シャロンがくるっと振り向くと、ニコッと笑ってウインクし、親指を建てた。
 「私以外の女の子とキスしちゃダメだぞ!」
 それを言い残し、シャロンは闇へと消えていった。
 「帰ってくる。あの子は…セーラーシャロンはきっと帰ってくる!」

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 ハッピーエンドを書きたかったけど、これはハッピーエンドなのか?
 でも、絶命エンドではないので、バッドエンドではないでしょう。
 セーラーシャロンはどうなったのか?は描かれずに終わりますが、筆者自身は最後の妖魔を倒して、神田川君のところに帰ってきて結ばれるというハッピーエンドになると信じています。
 (エンドロールで描くのもありか)
 あと非エロ作品で完全討伐ものです。

 この物語は大好きな愛河ぬいさんに捧げます。(あて書きです)
 体調を崩したり、いろいろ悩みを抱えている愛河さんをセーラーシャロンに重ねました。
 挫折しても、心が晴れなくても、何かがうまくいかなくても、あなたが元気でいてくれるだけで幸せです。
 凛々しくてかっこよくて可愛いセーラーシャロン・愛河ぬいの苦しみ、そして復活と希望の物語です。

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