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■タイトル
ヒロイン悪堕ちドS化 ーメタル装甲刑事クロムガードー [No.10679]
■プロット
◆概要
メタル装甲刑事クロムガードの一人であるエリは、シルヴァリスへと変身し悪の組織「邪薔薇」と闘うが、戦闘で捕らえられ、洗脳調教により正義の心を奪われる。そして淫乱で加虐的な性格へと変貌したエリは、邪薔薇の一員となりかつての仲間に襲い掛かる。
◆ストーリー
その都市は不穏な空気に包まれていた。
数週間前より突如出現した、犯罪組織「邪薔薇(ジャバラ)」によって、都市は混乱状態に陥っていたのだ。
邪薔薇の構成員たちは己の欲望を剥き出して、人々に襲い掛かった。
逃げ惑う人を捕え、縛り上げて鞭を打ち、犯した。
そしてその末路は、そのまま殺されるか、捕らえられて奴隷として扱われるか、あるいは邪薔薇に忠誠を誓い悪の一員となるか、この三つのパターンのみだった。
邪薔薇の残虐行為に、街は震えあがり、そして国は極秘の切り札の投入を決断した。
国家に脅威となる組織犯罪に対処するべく、警察内には秘密裏に設立された部署が存在した。
特殊犯罪防止課、通称「特防」。
その特防には、極秘に開発したメタル装甲スーツを装着して戦う刑事たち「特別装甲刑事クロムガード」が存在した。
彼らは犯罪組織を殲滅する任務のための特訓を受けた戦士であり、その力は国の治安を守る最後の切り札とされていた。
特別装甲刑事クロムガードである、コードネーム『クロノス』のタケルと『シルヴァリス』のエリの二人は、メタル装甲スーツを駆使した戦闘技術の向上を目指し、日々厳しい訓練に励んでいた。
そして、邪薔薇の出現によって、ついにその力を発揮する時が来たのであった。
****
邪薔薇の構成員たちは、日々、街に出現しては犯罪行為を繰り返していた。
タケルとエリは、その度に現場に駆け付け、激しい戦闘の末に鎮圧していった。
しかし、邪薔薇の勢いは衰える事なく、凶悪さもますます増大していった。
そんなある夜、特防の通信網に緊急通報が響いた。
「廃工場の周辺で邪薔薇の構成員が目撃された。人々が襲われている!至急出動を!」
タケルは通信機を耳から離し、鋭い目つきで振り返る。
「エリ、出動だ!」
「ええ、わかったわ!」
エリが駆け寄りながら応える。
特防の制服であるネイビーブルーのショートジャケットを手にとり袖を通し、手早く出動準備を整えた。
変身装置を手に握るエリの姿からは、強い正義の意志が滲み出ていた。
二人は準備を終えると、特防の詰所を出発した。
廃工場に到着すると、薄暗い敷地内に不穏な気配が漂う。
タケルは無言でエリに視線を送る。
エリのカーキ色のブーツが埃っぽい地面を踏みしめ、白いスカートが風に揺れた。
エリはタケルの視線を感じ、長い黒髪を軽く払いながら頷いて応えた。
「クロノス、起動!」
「シルヴァリス、起動!」
変身装置を手に掲げて声をあげると、白銀の光が二人を包み、メタル装甲が全身を覆う。
タケルは銀色のボディに赤いラインの走るクロノスの装甲に、シルヴァリスはより女性的な形状に青いラインが走る装甲に包まれた。
「クロノス、いくわよ!邪薔薇の悪事を阻止しましょう!」
「ああ、もちろんだ、シルヴァリス!」
二人は気合を入れあい、廃工場の奥へと入っていった。
二人は工場の奥から響く物音を頼りに慎重に進んでいき、そしてひとつの部屋に辿り着いた。
部屋の中を覗くと邪薔薇の男女の構成員たちが居た。
女性の構成員は、艶やかな黒レザーの衣装で全身を包んでいた。
上半身はタイトなレザーコルセットに覆われ、胸元は大胆に切り開かれて露わになり、辛うじて隠された乳首の位置には、棘付きのリングピアスがレザーの生地越しに装着されていた。
背中は編み上げで結ばれて大きく露出しており、肩から腰にかけて白い肌が覗いていた。
下半身はTバック型のレザーショーツで構成され、臀部を美しく際立たせ、股間の秘所には開閉可能なファスナーが施されている。
腰には鋭い鋲が光る幅広のベルトが巻かれ、強い加虐性を放つそのデザインに、しなやかな鞭が据え付けられて妖しく揺れていた。
顔は漆黒の仮面に覆われ、目元が隠されているが、仮面の模様が目を吊り上げて笑っている印象を与え、その淫靡な恰好にさらに邪悪さを付加していた。
髪は棘の付いた長い筒状の髪留めで高く留めたポニーテールにまとめられ、身長をより大きく見せて威圧感を増していた。
上腕ブレスレット、リストバンド、首輪も黒レザー製で、それぞれに鋭利な鋲が埋め込まれ、冷たい輝きを放っていた。
太腿までを覆う艶やかなレザーブーツには、足首と太腿のに鋲付きのベルトが巻きついており、高いヒールが歩くたびに冷たく乾いた音を響かせていた。
露出した乳房には黒いバラのタトゥーが刻まれ、彼女たちが邪薔薇の一員であることを明確に示している。
彼女たちは捕えた人々を鎖で縛り、鞭を打ちつけている。
悲鳴が上がるたびに、赤黒い艶やかな唇を歪ませ笑い声を響かせた。
男性構成員は全身を黒いタイツの様な衣装で覆い、女性同様の鋲の付いた装飾品を纏い、仮面を被っている。
鞭やナイフを手に持ち、捕虜の首に当てたナイフから血が一筋滴るのを見て舌を這わせる仕草を見せる。
その姿は、人間性を捨てた残虐な獣のようだった。
暴行を受けた捕虜はうなだれ、鎖で繋がれた手が震えていた。
この光景を目の当たりにしたシルヴァリスは怒りの声をあげた。
「なんて酷いことを…!こんなこと、絶対に許せない!クロノス、行くわよ!」
「よし!俺は正面から行く。シルヴァリスは横に回り込むんだ!」
「わかったわ!」
シルヴァリスは部屋を回り込むように駆けだすと、クロノスが邪薔薇を指さし大声をあげた。
「そこまでだ!こちらは警察特殊犯罪防止課!これ以上非道な行為はやめろ!」
その声に構成員たちは顔をクロノスに向けた。
そして構成員たちは各々の武器を構えると、有無を言わさず襲い掛かってきた。
あっという間に複数の構成員に囲まれるクロノス。
そこに回り込んできたシルヴァリスは装甲に内蔵された警棒を伸ばし、男性構成員に攻撃を仕掛けた。
男はナイフで警棒を受け止め、鋭い金属音が響く。
シルヴァリスは間を開けずに回し蹴りを放ち、男を吹き飛ばした。
後ろから女の構成員が鞭を放ち、装甲をかすめるが、彼女は素早く身をかわし、警棒で反撃する。
一人の女性構成員が膝をつき、仮面の下で呻き声を漏らす。
一方、クロノスは男性構成員のナイフ攻撃を装甲の剛腕で受け止め、拳を叩き込む。
重い打撃音と共に、構成員が後退し、地面に倒れる。
戦闘力はクロムガードの二人が圧倒的に上回っていたが、数で上回る邪薔薇の攻勢にクロノスとシルヴァリスは徐々に疲労していく。
シルヴァリスが次の標的に向かおうとした瞬間、背後から女性構成員が鎖を投げる。
鎖が足に絡まり、彼女の動きが止まる。
「しっ、しまった…!」
よろけた隙に、男性構成員が素早く接近し、彼女の腕を押さえつける。
女性構成員が絡みつく鎖に電気を流し込むと、シルヴァリスの装甲スーツが火花を散らした。
変身装置が異常を知らせるアラームを発して、シルヴァリスが光に包まれると装甲が解け、エリの姿が露わになった。
エリは美しい長い黒髪を乱れさせ、特防の制服姿で地面に膝をつく。
クロノスが駆け寄ろうとするが、別の構成員が煙幕を放ち、視界が白く染まる。
煙の中でエリの叫びが響き、すぐに掻き消える。
構成員たちの哄笑が遠ざかり、エリは何処かへと連れ去られた。
「シルヴァリスーっ!!」
クロノスは煙を払い、彼女の名を叫び続けたが、応える声はなく、ただ静寂だけが残った。
****
廃工場から邪薔薇のアジトへと連れ去られたエリは、冷たく湿った空気に包まれた部屋に引きずり込まれていた。
彼女は両手と足首を拘束されたまま部屋の床に投げ出された。
特防の制服は乱れ、肩口が破れており、長い黒髪が汗と埃で顔に張り付いていた。
先ほどの闘いで受けたダメージは残るものの、エリは気丈に振る舞い、周囲を注意深く観察した。
無機質な静かな部屋には、さまざまな装置が設置されていた。
部屋の静寂を破るように、冷たいヒールの音を響かせ、邪薔薇の女ボスであるローズベラが現れた。
漆黒と深紅のロングコートが彼女の動きに合わせて揺れ、その下には鋭いラインのレザードレスが覗く。コートの胸部には金色の薔薇が描かれている。
腰には湾曲した鞭が垂れ下がり、鋲と鎖が妖しく光る。
左目だけを覆う仮面が冷酷で妖艶な美貌を際立たせている。
彼女の唇は赤黒く艶めき、口元に薄い笑みを浮かべている。
ローズベラはエリの前で立ち止まり、彼女を見下ろすように首をかしげる。
「ふふ、あなた正義のヒーローなんですって?それにしては可愛いらしいお嬢さんだこと。」
エリは唇を噛み、ローズベラを鋭く睨みつける。
「あなたが邪薔薇のボスってわけね!」
「初めまして、わたしはローズベラよ。」
ローズベラは低く笑い、エリの顎を細い指で掴んで顔を上げる。
エリはローズベラからの視線を逸らさず言う。
「あ、あなたたちの目的はなに!」
「目的?うふふ、そんなの簡単。楽しみたいのよ。」
「え…?」
「人々を虐めて遊ぶの。とーっても楽しいのよ?あなたも一緒にどう?」
オモチャで遊んでるだけと言わんばかりの物言いに、エリは怒りを露わにする。
「そ…そんな事で…。ふざけないで!そんな理由で人々を苦しめるなんて…絶対に許せない!」
ローズベラが手を離し、一歩下がって嘲るように笑う。
彼女の声は甘く、しかし底知れぬ冷酷さを孕んでいる。
「ふざけてないわよ。なら、あなたにも教えてあげる。」
「な、何を言って…」
ローズベラが手を振って合図をすると、控えていた手下たちがエリの拘束を解き、数名で彼女を押さえつけながら移動させた。
移動した先には、不気味な椅子が置かれていた。
座面からレバーの様にディルドーが突き出しており、椅子の横に設置されている装置から複数のコードが伸びていた。
エリは椅子を見るや、そのおぞましさに恐怖の表情を浮かべた。
構成員たちは、エリを椅子に跨がせると、スカートを捲り下着をずらした。
そして肩を掴んで無理やり座らせようとする。
「いっ、いやぁ!」
拒絶の言葉を無視して肩を押す力を込めると、エリの腰は徐々に沈んでいき、ディルドーを飲み込んでいく。
「あぁぁぁ…!」
ディルドーが根元までエリの体内に収まると、構成員たちはコードを手にする。
それらのコードをエリの乳首や頭に接続した。
「ふふふ、さあ、始めなさい。」
構成員たちがスイッチを操作すると、装置が低い稼働音を響かせ動き始めた。
「あっ、ああっ…!」
それは肉体を甘く蝕み、心を屈服させる調教装置だった。
ディルドーがリズミカルに振動し始め、乳首と頭につないだコードからは快楽のパルスを流し込んだ。
エリの身体が微かに震え、彼女の息が乱れ始める。
「どう、気持ちいいでしょ。この装置はあなたが快楽を感じるほど、邪薔薇への忠誠心を身体と精神に刻み込むのよ。」
「こっ、こんな…。わたしは…負けない…!」
彼女は必死に耐えようとするが、快楽の波が押し寄せる。
(なっ、なに…これっ!あああぁぁ!!)
ローズベラは椅子に腰掛け、エリの苦悶する姿を楽しそうに眺める。
「まだ抵抗する?でも、あなたの声、とっても気持ちよさそうよ。素直になれば楽になれるわよ。」
「いや…よ…!絶対に…屈しない…!」
エリは額に汗を浮かべながら必死に堪える。
しばらく静観していたローズベラが立ち上がり、エリの前に近づく。
エリは快楽に流されそうになっても、強い精神力で踏みとどまっていた。
ローズベラの冷たい手がエリの頬を撫で、妖艶な笑みを浮かべる。
「ふふふ、頑張るわね。でもまだまだこんなものじゃないのよ。もっと出力をあげなさい!」
ローズベラは構成員の方を向いて指示を出すと、その指示に従って構成員は装置を操作する。
すると、ディルドーは動きを早めていき乳首と頭のプラグからはさらなる快楽のパルスが送り込まれていった。
「んんぁぁ?!ぁぁぁああああぁぁ!!」
装置からは絶えず快楽を注入され、エリの汗ばんだ身体が激しく揺れる。
涙が頬を伝い、視界がぼやける。
(な…なに…これ……。き、きもち…よすぎるっ……!)
快楽が理性の壁を打ち砕き、エリの抵抗を押さえつけようとする。
エリは歯を食いしばり、声を漏らさないように耐える。
(だ、駄目よ!私はクロムガードのシルヴァリス…!こんな事に負けちゃだめ…!)
気持ちを強く持ち、快楽に流されまいと堪える。
しかし、エリの心を折るまで永遠に続く洗脳装置の快楽攻めに、抵抗する精神力も衰えて行った。
いつしかエリは堪える事を忘れ、大きな喘ぎ声を部屋に響かせる。
ローズベラは立ち上がるとエリのもとへと近づき、耳元で囁く。
「ほら、気持ちいいって認めなさい。そうすれば、楽になれるわよ。」
その声は甘く、毒のようにエリの心に染み込む。
「気持ち良くなんて…なぃああっ!」
否定する言葉を吐こうとした瞬間、乳首に接続したケーブルから電撃の様な刺激が襲い、その凄まじい快楽に言葉が続かなかった。
「気持ち良いのでしょう?」
「そ、そんなことぁぁ…!でも…もう…耐えられない…。きもち…い…い…。」
エリは、ついに快楽を認める言葉を発してしまった。
ローズベラはニヤリと笑い、構成員に目を向けると、装置を停止させた。
「えっ…な…なんで…。」
もう少しで絶頂を迎えるという直前に、突如として装置が動きが止まった。
それでも快楽を得ようとエリは身体を捩らせる。
「おっ、お願い…もう少し…もう少しで。」
「もう少しでイケそうなんでしょ。であれば、わたしにお願いしなさい。『邪薔薇に忠誠を誓います。だからイカせてください。』とね。」
「そっ…それだけは…だ…だめぇ…」
快楽に溺れた表情のまま、かろうじ抵抗の意思を示す。
「ふぅん、じゃあずっとそのままでいる事ね。」
(ず、ずっとこのまま…?そんなの…。口で言うだけでいいのよ…、こ、心までは従わない…!だ、だから…。)
本来のエリであれば、本意でないにしてもその様な事は考えもしなかったであろう。
しかし、洗脳装置によって精神を歪められつつあるエリは、言ってはならない言葉を口にしてしまう。
「……邪薔薇に…忠誠を…ち…誓い…。」
エリが小さい声でボソボソ呟く。
「なぁに?全然聞こえないわよ。」
「邪薔薇に…!忠誠を誓います…!!だから、もっと気持ちよくしてぇ…!!」
エリは必死に声を張り上げた。
「ウフッ、合格よ。」
ローズベラのその言葉にを合図に、再び装置が作動した。
「あぁぁぁぁぁーっ!!ぁぁぁあっっ!」
エリは声を抑える事なく、絶叫に近い喘ぎ声をあげる。
「さあ、思いっきりイクのよ!!」
「ぁぁああ!!ぁぁ…イクっ……イクゥーーっっ!!」
エリは激しい絶頂に身体を仰け反らせ、そしてグッタリ項垂れた。
装置が停止し、エリの拘束が解かれる。
「休んでる場合じゃないわよ。さっき忠誠の言葉、忘れたわけじゃないわよね。」
ローズベラがそう言いながら、膝をついたエリに黒レザーのボンデージを差し出す。
「あなたは今日から邪薔薇の一員。それに相応しい格好に着替えなさい。」
(わ…わたし…なんて事を…。……いまだけ相手に合わせて、隙を見て脱出しなければ…!)
絶頂を経て、冷静さを取り戻したエリは、先程の自身の口にした言葉を後悔した。
しかし、気を取り直して現状の打破を模索する。
(あくまで従うフリをするだけよ…。)
エリは差し出された衣装に手を伸ばす。
震える手で衣装を受け取り、立ち上がる。
改めて手元の衣装を見つめる。
いままで倒してきた、忌むべき邪薔薇の女構成員たちが身につけていたものと同じ、攻撃的な鋲の付いた黒光りのレザーボンデージは、邪悪さと淫靡さを最大限にアピールするための衣装であった。
(こ…こんな卑猥な服…。)
躊躇してしまい、動きを止めてしまうエリに、ローズベラは圧をかけるような視線を送る。
エリは意を決し、制服を脱ぎ捨てた。
床に落ちた特防の制服を見下ろしつつ、恐る恐る黒レザーのコルセットに腕を通す。
胸元が大胆に開き、背中の編み上げが肌を締め付ける感触に息を呑む。
次にTバック型のレザーショーツを履き、鋲付きの幅広ベルトを腰に巻いた。ショーツが臀部に食い込み、ベルトから垂れ下がる鞭が重みを感じさせた。
鋲が光るリストバンドを両腕に嵌め、太腿まで覆うブーツに足を滑り込ませると、鋭いヒールが床を叩き、乾いた音が響いた。
首輪などの装飾品も次々と身に着け、少しずつ邪薔薇の一員としての姿が形成されていった。
部屋に用意されている鏡に映る自身の姿には、清楚だったエリとは別人の様な妖艶さがあった。
ローズベラが近づき、エリの肩に手を置く。
「ふふふ、似合っているわよ。これでどこから見ても、立派な邪薔薇の一員よ。」
「わたしは邪薔薇の…一員…」
ローズベラの言葉を反復して小さく呟いた。
自身の発した言葉にハッとするエリ。
(ち…違うわ!私は特装刑事クロムガードのシルヴァリスよ…!)
しかし、肌に密着する冷んやりとしたレザーの感触に、心までも冷えてくるような感覚を覚えた。
「そうよ。これから貴女には邪薔薇の一員として、邪悪で淫乱な精神をしっかり身につけてもらうわよ。」
ローズベラはエリの本心を見透かすような鋭い視線を向け微笑むと、エリの手を引き部屋の外に向かっていった。
****
エリは小さな部屋に連れられ、鉄製の椅子に座らされた。
部屋は無機質で、壁には無数のモニターが埋め込まれ、微かな電子音が響く。
邪薔薇の構成員たちが装置を調整し、エリの身体中に装置から伸びるコードが繋がれる。
「こ…これは…?」
困惑しているエリをよそに、次々と装置から伸びるコードがエリの身体中に接続されていく。
両手、両足に腹部と両乳房、そしてコードの接続されたヘルメット状の装置を頭に被せる。
「貴女には邪薔薇の思想を心の奥底までしっかり刻んでもらうわよ。」
ローズベラは楽しげに言う。
頭を覆ったメットの前面は真っ黒なバイザーとなっており視界が塞がれてしまった。
エリは真っ暗闇の中に恐怖を感じた。
装置のスイッチが入ると、目の前のバイザーが眩い光を放ち、徐々に街並みの映像が映し出される。
まるで自身がその場にいるかのようなリアリティがあった。
「こ…これは…?!」
エリの頭の中に声が響く。
「人々を襲い、捕獲するのよ。それが貴女の使命。」
目の前には人々が邪薔薇の構成員たちに囲まれていた。
エリも他の女構成員と同様に鋲の付いた黒いレザーの格好をしていたが、エリだけが髪を下ろし、仮面を装着しておらず、戸惑いを浮かべた瞳が晒されていた。
しかし、そんなエリに対しても人々からは恐怖の視線を向けられていた。
ふとエリの心にかつての記憶がフラッシュバックする。
エリは特防の制服姿で、困っている人に笑顔を向け、手を差し伸べる。
平和を守るという自身の使命を胸に、タケルと共に訓練に汗を流す日々。
邪薔薇の構成員たちと対峙し、非道な邪薔薇の行いに憤り、立ち向かった自身の姿。
そんな光景が頭をかすめ、エリの抱く正義の気持ちを思い返した。
(こんな事は許しちゃダメ!みんなを助けないと…!!)
邪薔薇の構成員に囲まれた人々を救おうと前に出る。
しかし、怯えている人々に手を差し向けようとした
瞬間、エリの取った行動は鞭を握り、振り下ろす事であった。
鋭い音が響き、男が地面に倒れ、叫び声を上げる。
「ギャアーッ!」
傷を負った男の姿を見て、自身がとった行為に愕然とするエリ。
(なっ、なんで…?!こ、こんな事を…あぁん!)
その瞬間、エリの身体を激しい快楽が襲いかかった。
現実のエリに接続された装置が、快楽を注ぎ込んでいた。
椅子に座るエリの手が震え、涙がバイザー越しにこぼれる。
血を流し倒れた男の姿を見て、怯えたもう一人が逃げだそうと駆け出す。
エリはすぐさま、その男に向けて鞭を振り、その背を打った。
(わ、わたし…また…!)
エリは意に反して動き出す自身に対して、絶望を深める。
しかし、その一方で男が悲鳴をあげ倒れた瞬間に、またしても快感が身体を熱くする。
(ま、またっ…き…気持ち良すぎる……)
恐怖に硬直し、エリを見上げる残りの人々に、彼女はゆっくりと近づく。
その瞳には絶望の涙と共に快楽に染まった狂気を孕んでいた。
気がつくと、エリの視界には傷つき倒れた人々の姿があった。
静寂が訪れ、エリは息を荒げ、鞭を握る手に力を込める。
すでに涙は乾き、口元が歪んでいた。
快楽が心を塗り潰し、正義の心が隅に追いやられようとしていた。
「人に鞭を打つことが…こ、こんなに気持ちいいなんて…あぁぁん…」
仮想の世界で、エリの心は加虐の快楽に目覚め始めていた。
「ふふ…うふふ…。」
エリは手に持つ鞭をながめ、自然と笑みが溢れる。
それは、かつてのエリとは別人の様な悪意のこもった笑みだった。
「まだ…まだ…足りない…。もっと快楽を……。」
彼女は鞭を握り直し、倒れた市民を見下ろし更なる快楽を欲した。
椅子に座っている現実のエリも、メットで顔を覆われたまま、「もっと…もっと快楽を…。」と呟いていた。
****
突然、ゴーグルの映像が切り替わる。
薄暗い空間には、手足を鎖に繋がれ壁に大の字に張り付けられているクロノスの姿があった。
エリは黒レザーの装束に鞭を携え、クロノスに視線を向ける。
クロノスのメタル装甲は傷だらけになっており、ヘルメットは脱がされて目隠しをされていた。
彼の息は荒く、装甲の隙間から汗と血が滴る。
「く、くそっ!お前たちの目的は何なんだ!」
目も前にエリが居る事にも気づかず、クロノスが鎖を揺らしながら叫ぶ。
(タケル……なんて…なんて無様な姿なの……)
クロノスの姿を見て、エリは興奮した表情を浮かべる。
(彼を痛ぶったら…もっと気持ちいいのかしら…。)
エリは鞭をしっかりと握り、クロノスに近づいて振り下ろした。
金属音が響き、クロノスの呻き声が上がる。
「うぐぁっ!」
その声がエリの耳に届き、より一層の快楽が身体を貫く。
彼女の手が鞭を握り直し、次の攻撃を加える。
「ぐっ…いまに見てろ…仲間が…シルヴァリスがやってきて、お前たちをかならずやっつける…!」
その言葉は、共に厳しい訓練を重ねてきたシルヴァリスへの深い信頼から出たものだった。
その言葉に、エリの瞳が揺れる。
(クロノス…。)
彼女の手が鞭を握る力に迷いが生じる。
「ほら、この反抗的な男にはもっとお仕置きが必要よ。」
後ろから現れたローズベラが、エリの背後に密着して耳元で囁いた。
「で…でも…。」
「でもなぁに?」
ローズベラはそう言って、突然エリの乳房を揉みしだいた。
「あ…あぁん…」
正気に戻りかけたこころも、あっという間に快楽に揺り戻される。
「さあ、もう一度、この男を痛めつけてやりなさい。」
「は…はい…。」
ローズベラの指示に、再び鞭を持つ手を上げて、そして振り下ろす。
「ぐあぁ!」
エリに加虐の快楽が蘇り、表情に再び狂気を帯びていく。
「もう一度よ!」
鞭を再び振り下ろし、クロノスの身体を打つ。
「もっと!!」
ローズベラの指示のまま、何度も鞭を打ち続ける。
いつの間にかローズベラの姿は消えており、エリは自発的に鞭を振るっていた。
「うぐぅ…シ…シルヴァリス……。」
クロノスは息も絶え絶えに、仲間の名を呟く。
エリはクロノスの鎖を外すと、クロノスは力無く床に倒れ込んだ。
何とか起き上がろうとするクロノスをエリは足で押さえつけた。
さらに足でクロノスを転がし仰向けにすると、クロノスの胸をヒールで踏みつけた。
苦悶の声をあげるクロノスを、エリはうっとりした表情で見下ろす。
グリグリと抉る様にヒールに力を込めると、メタル装甲が火花を放ち、クロノスの変身が解除された。
そしてボロボロに傷んだ特防の制服姿のタケルが姿を現した。
エリは屈んで、目隠しされた顔を覗き込むように顔を近づけて、ペロリと舐める。
反応が乏しくなっているタケルの頭を跨ぐ様に立ち上がり、ゆっくり腰を落としていく。
「むっ、んぐぅ…!」
エリは息も絶え絶えのタケルの顔を股間で塞ぎ、呼吸を封じた。
タケルはジタバタ手足を振って悶絶する。
しかしエリは、興奮した面持ちでお構いなしに腰を前後にグラインドさせ、タケルの顔をさらに強く圧迫させた。
そしてしばらくすると、タケルは身動きを取らなくなった。
****
現実に戻ったエリ。
ローズベラがメットを外す。
エリの顔からは清楚だった面影は消え、瞳を熱っぽく潤ませている。
彼女の息は荒く、レザーの装束が汗で光っている。
「うふふ、いい表情になったわね。」
「ロ、ローズベラ様ぁ…」
その声は甘く、媚びる声色だった。
彼女の瞳には、正義の光はもう宿っていなかった。
ローズベラは満足げに頷くと、手下が部屋の隅に鎖で繋がれた捕虜を連れてくる。
男の瞳に恐怖が宿り、エリにすがるように呟く。
「おねがいです…助けて…!何でもしますから…!」
ローズベラがエリに鞭を渡し、耳元で囁く。
「こいつを好きにしていいよ。たっぷり楽しみなさい。」
エリは妖しく微笑み、鞭を手に持つ。
「やっ、やめて…。」
男が後ずさり、壁に背をつけるが、彼女はゆっくり近づく。
鞭を軽く振り、鋭い音が部屋に響く。
男が悲鳴を上げ、地面に膝をつく。
その声がエリの耳に響き、彼女は目を細めて快楽に浸る。
「もっと…もっと泣き叫びなさい…!とってもいい声よ…。」
鞭が何度も振るわれ、男の身体に赤い痕が刻まれる。
エリは鞭を振り続け、男の腕に、背に、腿にと、次々に鋭い一撃を浴びせる。
男が地面を這って逃げようとするが、エリはヒールでその手を踏みつけ、動きを封じる。
「逃げないで。まだ楽しみたいのよ。」
彼女が鞭を高く掲げると、男の肩に深く食い込む一撃が響き、彼の服が裂けて血が滲む。
男が喉を絞るような悲鳴を上げ、エリはそれを聞いて唇を歪める。
彼女は鞭を捨て、男の頭を掴んで引き起こすと、自身の股間に擦り付ける。
「ほら、舐めなさい。」
男が苦悶の声をあげ弱々しく抵抗する。
エリはますます強く押さえつけるが、男の反応が鈍くなると、彼を再び地面に倒した。
弱々しく転がる男を見つめながら、エリは息を荒げ、自身の身体に手を這わせる。
片手を胸に当て、もう片方の手は股間に這わせ、湿り気を帯びた秘所を弄る。
クチュクチュと淫らな音をたて、指で刺激を与え、そして絶頂を迎えた。
淫汁で濡れた指先を舌でペロリと舐めると、うっとりとした視線をローズベラに向ける。
その姿を見て、ローズベラがエリに近づいてきた。
「とっても素敵よ。すっかり邪薔薇に思考に染まったようね。」
「はい、ローズベラ様。人をいたぶる事が、こんな気持ち良い事だったなんて。私しりませんでした。」
「うふふ、悪から人々を守る事に躍起になっていた、正義の戦士とは思えない言葉ね。」
その言葉にエリはクスリと笑って見せる。
「ふふっ。少し前の正義を気取った私は本当に愚かな人間でした。悪に身を委ねる事の素晴らしさを教えてくださり、感謝いたします。」
「それなら、もっと邪薔薇の一員に相応しくしてあげるわ。」
ローズベラが化粧道具を取り出し、エリの顔に手を添える。
ローズベラは黒いアイライナーを手に持つと、エリの顎を軽く持ち上げ、鋭い線を瞳の上下に引いていく。
筆先が目を縁取るたび、エリの視線が鋭さを増し、妖艶さが際立つ。
最後に、黒いアイシャドウを取り、エリの瞼に軽く叩き込むように塗る。
目の周りが黒く塗りつぶされ、エリの顔が邪悪な印象となる。
「さあ、あとは貴女自身でしなさい。」
そういうと、ローズベラはエリに赤黒いリップを手渡した。
興奮した面持ちで受け取ると、ゆっくりと自身の
唇に丁寧に塗り始める。
筆が唇をなぞるたび、エリの息が微かに震え、邪悪な色に染まっていく。
自身の手で、正義を闇に塗り替えていく様な感覚にエリは明らかに興奮していた。
そして、清楚だった顔立ちが、強力な化粧によって強制的に邪悪な見た目に仕立て上げられた。
「これも付けてあげるわよ。」
乳首を隠す様に辛うじて胸部を覆う
レザー生地越しに、棘の付いたリングのピアスを装着する。
「あぁっ…!」
乳首を貫通する針の痛みに小さく悲鳴をあげるが、痛みはすぐに治り、今度はピアスが絶え間ない快楽を送り込んだ。
ますますうっとりとした表情を見せるエリ。
さらに美しい黒髪は鋲のついた筒状の髪留めでたくしあげられ、ポニーテールに纏められた。
「どう?もはや正義の戦士の面影は1ミリも残っていないわよ。」
そう言いながら、ローズベラが手鏡でエリの顔を映して見せる。
「これ…私…?とても…とても素敵…。」
ローズベラが笑い、最後に他の構成員たちも装着している漆黒の仮面を渡す。
手に取った仮面をエリは自ら装着すると、その瞬間、胸に黒 いバラのタトゥーが浮かび上がる。
タトゥーが脈打つように広がり、エリの肌に深く刻まれる。
そして妖艶に歪める赤黒い唇と、邪悪に吊り上がった目つきに見える仮面の模様が合わさると、そこには完璧なる邪悪な邪薔薇の女の姿が完成した。
エリは立ち上がり、鏡に映る全身を見つめた。
レザーコルセットの胸部の膨らみの頂きにトゲトゲしく存在を強調するピアス、大胆に切り開き露出された胸元に刻まれたバラのタトゥーは、邪薔薇の一員であることを誇示している。
太腿まで覆うブーツの高いヒールが床を叩き、鋭い音を響かせ、漆黒の仮面が顔を覆い、邪悪な笑みを浮かべる模様が彼女の堕落を際立たせていた。
高く結い上げられたポニーテールが背に流れ、鋲付きの髪留めが冷たく光るその姿は、もはや正義の戦士シルヴァリスの面影を一切残さず、完全なる邪薔薇の構成員として生まれ変わっていた。
「ローズベラ様、私は貴女様の忠実なるしもべです。」
エリは改めて忠誠の言葉を口にした。
「そうよ。貴女はもう、邪薔薇の一員。」
ローズベラがエリに近づき、彼女の顎を掴んで顔を寄せる。
「クロムガードのクロノスを葬り、この国を邪薔薇の手中へと収める為に、貴女には役に立ってもらうわよ。」
ローズベラがエリの腰に手を回し、唇を重ねる。
二人の唇が触れ合い、熱い吐息が絡み合う。
ローズベラが片腕をエリの背に回し、強く抱き寄せる。
もう片方の手でエリの乳首ピアスを引っ張り、そして乳房を揉みしだく。
「ローズベラ様…。あぁん…気持ちいいです…。」
エリが吐息を漏らし、お返しとばかりにローズベラの胸に手を這わす。
「ローズベラ様…もっと…もっとください…!」
エリが喘ぎ、ローズベラの首に舌を這わせる。
二人は互いの身体を貪るように触れ合い、快楽の波に溺れる。
正義の戦士であったエリは、いまや完全なる悪の一員と変貌してしまっていた。
****
邪薔薇の侵攻はますます激化していった。
エリは邪薔薇の一員として人々への襲撃に加わっていた。
「うぐっ、た、助けて…。」
彼女の足元には、倒れた男がいた。
エリは他の女構成員たちと同様な姿に、漆黒の仮面をつけた姿で鞭を手にした。
胸にはバラのタトゥーが浮かんでいる。
エリは足元の男を冷徹に見下ろし、容赦なく鞭を振るった。
鞭の洗礼を受け、男が動かなくなるとエリは興味をなくした風に前を向く。
すると、そこにクロノスが現れた。
クロノスはすでに戦闘を繰り返したあとで、装甲は傷ついていた。
「くっ、まだ居るのか!」
新たに邪薔薇の構成員たちを見つけ、声を張り上げたが、その中にエリが混ざっていることに気づかなかった。
「シルヴァリスはどこだ!お前たち、何か知っているんだろう?!」
その言葉にエリは仮面の下で妖しく微笑み、構成員たちを率いてクロノスに近づく。
まるで獲物を楽しむ獣のように、ゆっくりと歩み寄る。
構成員たちがクロノスを囲み、戦闘が始まる。
クロノスは装甲の剛腕で男性構成員を弾き飛ばし、拳を振り上げるが、動きが鈍かった。
エリが鞭を振り、彼の足を絡め取る。
クロノスは足を引っ張られて倒れ込んだ。
すぐに立ち上がろうとするクロノスの肩に、エリは針の様に鋭利なヒールを乗せた。
クロノスが顔を上げ、睨みつける。
「お前達の目的は何なんだ?!シルヴァリスをどこにやった?!」
「ふふ……あははははっ!」
クロノスを抑えてる女が突然笑い出した。
その瞬間、エリは仮面をゆっくり外す。
画面の下からは鋭いアイラインが浮かぶ妖艶な顔が現れる。
その瞳には、かつての優しさは微塵も残っていなかった。
「久しぶりね、クロノス。元気にしてた?」
クロノスが目を見開く。
「と言っても、その様子じゃあ元気とは言えないわねぇ。」
「お、お前は……シルヴァリス…。いや…エリなのか…?!」
その驚愕の声に、エリは哄笑する。
「当たり前でしょ。わたしの顔、忘れちゃった?と言っても以前の私は化粧気もなく、正義バカだったから…ふふ…私って分からないくらい、変われたという事ね。」
ベットリとアイシャドウが塗りたくられた目を鋭くして笑いった。
「エリ…邪薔薇の奴らに洗脳されてしまったのか…?!」
「ふふふ、悪の素晴らしさに気づいただけよ。」
そう言って、エリは再び鞭を振るった。
度重なるダメージをうけ、ついにクロノスの装甲が解除されてしまった。
露わになったタケルの頭からは血が流れている。
膝をつくタケルに、エリはヒールのブーツで蹴りを加えた。
「う…ぐぁ……エ…エリ……正気に戻るんだ…。」
タケルは弱りきった声で訴えかけ、手をエリの方に伸ばす。
エリはそんなタケルの手を足蹴にして跳ね除ける。
タケルはそのまま力なく地面に倒れ込んだ。
「タケル…もうちょっと頑張ってよ。私を元の正義の味方に戻したいんでしょ?」
そう言いながらもエリは邪悪な笑みを浮かべてタケルを見下ろす。
彼女は鞭を捨て、倒れたタケルに跨った。
タケルは、微かに残る意識の中、エリを見つめた。
「痛かった?ごめんね。お詫びに今度は気持ちよくしてあげるから。」
少しだけ、以前のエリを思わせる優しい口調で言うと、エリは腰を下ろし、タケルに身体を這わせる。
そっとタケルの乳首に指をあて、耳元で囁く。
「あなたも正義なんて忘れて、邪薔薇の奴隷になりなさい。」
甘い口調で堕落を誘い、顔をタケルの眼前に近づけ、舌舐めずりをしてみせる。
タケルはすっかり邪悪な女と化してしまったエリの痴態に顔を背けようとした。
しかし、エリはタケルの顔を両手で押さえると、タケルの口に唇を重ねた。
そして、無理やり舌を挿し入れた。
タケルの口内を蹂躙して、満足すると口を離した。
「どう?私とこう言う事、したかったんじゃない?」
タケルは目を閉じて、エリの問いには答えなかった。
「うふふ、じゃあ素直にさせてあげる…。」
エリはタケルのズボンを下ろし、下着からタケルの逸物を取り出した。
そして膝立ちの姿勢になり、タケルの股間の真上に移動して狙いを定めた。
そしてゆっくりと腰を落とし、タケルの逸物を飲み込んだ。
「なかなか立派なものを持っているじゃない。」
そう言いながら、腰をグラインドさせるエリ。
自分本位に、快楽のためにタケルの身体を貪る姿は、正義心を持った戦士であるシルヴァリスとはかけ離れたものであった。
暫くタケルの身体を堪能して、十分な快楽を味わったエリは、グッタリとしているタケルには目もくれずに立ち上がった。
そして周りにいる他の邪薔薇の構成員が人々を陵辱している景色を楽しげに眺めた。
****
ーーー邪薔薇のアジト
ローズベラの目の前にエリがかしずいている。
「ふふふ、いい表情よ。もはや正義の戦士の面影すらないわね。」
言葉を受けてエリは立ち上がった。
「全てはローズベラ様のお陰です。邪薔薇の素晴らしさを教えていただき、ありがとうございます。」
鋲のついた黒レザーの衣装を身につけ、はだけた胸に浮かぶバラのタトゥー。邪悪な目つきを思わせる模様の仮面と、露わにされている赤黒く妖しく煌めく唇はニヤリと歪んでいる。
ハイヒールのブーツと高く纏めたポニーテールによって彼女は以前よりも長身に見えた。
腰に手をおいて、胸を張るその姿はどこから見ても完全なる邪薔薇の一員のものであった。
突き出した胸に光るピアスを指で摘み、快楽に表情を綻ばせた。
エリが鞭を振るい、パシッと渇いた音を立てると、手綱を持った邪薔薇の女が部屋に入ってきた。
手綱は四つん這いの男の首輪に繋がっていて、女に引っ張られるままに歩みを進めた。
「いまやクロノスもこの有様。もはや邪薔薇の妨げになるものはありません。」
エリは楽しげに話す。
「ぅぅ…エリ…し……正気にもどって…くれ…」
タケルが苦しげに声をあげた。
そんなタケルにエリは容赦なく鞭を振るい、足蹴にする。
エリは手綱を女から受け取り、ローズベラの前に引き連れてきた。
ローズベラに目配せすると、ローズベラは笑みを浮かべて応え、四つ這いのタケルを椅子代わりに腰を下ろした。
「ローズベラ様。邪薔薇の一員として一層の忠誠を誓います。」
エリは改めて忠誠の誓いを口にする。
その言葉にローズベラは満足気に頷き、そして声高な笑い声をあげた。
エリはローズベラの満悦な様子に、手綱を持っている手に一層力を込めた。
そしてもう一方の手を股間に伸ばし、腰をくねらせる。
これから自身の行うであろう悪事を思い浮かべ、邪悪な快楽が身体を駆け巡り、すぐに絶頂を迎えてしまうのであった。
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21人
がいいねと言ってます
係長
まさに自分が求めていた作品がここにありました。 是非、採用いただき映像化されることを強く願っています。
みかん
今回は相棒の男性ヒーローをじっくり痛めつけて、逆レ、ペット化までしてしまう展開が新鮮ですね!
TGN2G
係長さん>ホントですか!そう言ってもらえると嬉しいです!
TGN2G
みかんさん>私の趣味的に展開がいつも似通ってしまうので、少しは以前の投稿作品と差異が出る様にと思ってます。有難うございます!
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