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タイムアスモデウス
ごー
タイムアスモデウス
Katherine
ごー
モーリー夕
■タイトル 

ヒロイン夢幻奉仕~麗忍千代刃 幻術に堕ちたくノ一 [No.9570]

■プロット
●あらすじ

手にした者は世界を支配する力を得られるという謎の秘宝「ピコロ」を巡り、世界征服を狙う悪の忍者の末裔・魔忍一族が暗躍していた。国際秘密捜査官・望月ミレイは、沙隠流忍者の末裔であり、代々継承される戦闘用強化スーツを装着し、麗忍千代刃として、魔忍一族と戦っていた。
魔忍一族の首領・毒鬼斎の側近として潜入捜査を始めるミレイ。夜な夜な沙隠流に伝わる秘伝の香を使って毒鬼斎に幻術をかけ、捜査を行っていた。だが、魔忍一族に正体を見破られ、千代刃に変身し戦うが、魔忍一族の総攻撃に遭い敗北してしまう。
捕らえられた千代刃は、魔忍一族の幹部・乱牙に強襲され、さらに、秘伝の香により幻術をかけられ、自ら毒鬼斎に奉仕する。


●登場人物

【麗忍千代刃・望月ミレイ】
国際秘密捜査官。沙隠流忍者の末裔であり、捜査官の中でも特に優秀な者が選抜された特殊エージェントの1人。代々継承される戦闘用強化スーツを装着し、麗忍千代刃に変身して魔忍一族と戦っている。
元ネタは世界忍者戦〇ライヤの貴忍〇破ですが、名称等はGIGAさんの過去作から拝借しています。

【魔忍一族首領・毒鬼斎】
悪の忍者の末裔で世界征服を企んでいる魔忍一族の首領。

【乱牙(らんきば)、赤牙(せききば)、土蜘蛛(つちぐも)】
魔忍一族の幹部。


●ストーリー

1 プロローグ

国際秘密捜査官・望月ミレイは、魔忍一族出現の知らせを受け、強化スーツを装着し、麗忍千代刃に変身し駆け付けた。
「魔忍一族、あなたたちの悪事もここまでよ!」
「貴様は、麗忍千代刃!」
あっという間に魔忍一族の下忍たちを蹴散らした千代刃だったが、現れた中忍の強さに苦戦する。
「くっ、これならどう!?忍法・花吹雪!」
千代刃が放った無数の白い花びらが中忍を包囲する。
「なに!?グアアア!」
何とか中忍を撃退する千代刃だったが、表情は浮かない。
「はぁ、はぁ、魔忍一族の侵攻がどんどん激しくなっている…嫌な予感がするわ」
千代刃がその場を去って行った。


2 潜入捜査

魔忍一族のアジトでは首領・毒鬼斎が部下の報告を受けていた。
「幹部たちが世界中から続々とこの日本に集結しております」
「秘宝・ピコロはこの日本に眠っている。魔忍一族の世界征服に向け順調なようだな、乱牙」
乱牙と呼ばれた魔忍の報告によると、魔忍一族は世界征服に向け本格的に始動、ターゲットを日本に定め、全世界から幹部を招集していた。
「恐れながら毒鬼斎様、そのようなどこの馬の骨ともわからぬ女を魔忍一族の幹部にするなど…」
乱牙が毒鬼斎の傍らにいる女に目をやった。毒鬼斎の隣には千代刃、望月ミレイの姿があった。

~数日前~
ミレイが長官と話をしている。
「本気か、ミレイ。魔忍一族に潜入捜査をするなど」
「はい。魔忍一族の侵攻は日に日に激しくなっています。現れる魔忍たちも強くなっている。魔忍一族が本格的に侵攻を開始するかもしれない。何とかして奴らの計画や戦力を調べなければ手遅れになるかも…」
「だが、危険過ぎる。いくら忍の末裔であり特殊エージェントの君でも…」
「魔忍一族への潜入捜査は、同じ忍の末裔である私にしかできません。危険な時は強化スーツを装着して脱出します」

極秘に入手したルートから魔忍一族に接触し、ミレイは数日前から潜入捜査をしていた。
(まさか、秘宝・ピコロがこの日本に眠っているなんて…そして、魔忍一族の幹部が世界中から日本に集結するだなんて…この乱牙という男もただ者じゃない、幹部の一人に違いないわ。こんな奴らが集結しては手に負えなくなる…早く対策を練らなければ!)
「私はミレイ。ともに魔忍一族のために力を尽くしましょう」
ミレイが差し出した手を乱牙が払いのけた。
「訝しむのはわかる。だがこの女、ミレイの情報収集能力は本物。必ずや我ら魔忍一族の役に立つであろう」
毒鬼斎と共に立ち去るミレイを、乱牙が睨みつけていた。
(さすがは魔忍一族の幹部、用心深いわね。慎重に捜査しなくては)


3 毒鬼斎の部屋

ミレイと二人きりになると、毒鬼斎は徐にミレイの体を触り、衣服を脱がせていった。
「ミレイよ、お前の情報収集能力は素晴らしい。だが、私はお前の体の方が気に入っている」
毒鬼斎がミレイの胸を揉む。
「ぁん…毒鬼斎様、まずはこれを…」
ミレイが毒鬼斎を制し、香を焚く。
「この香を嗅げば、快感を何倍にも増幅してくれます」
部屋が香りで満ち、毒鬼斎が意識を失った。
「これは沙隠流に代々伝わる秘伝の幻術香。香を嗅いだ者に幻術をかけ、現実との区別がつかなくなる。毒鬼才は今頃幻術の中で私との行為を楽しんでいるはず。良い気持ちはしないけど仕方ないわね。今のうちに捜査を」
ミレイは服を着て部屋を出た。


4 捜査

「赤牙と土蜘蛛の2人は間も無く到着する。その他の幹部も数日の内に到着するであろう。準備を怠るな」
乱牙が下忍衆に指示を出している。ミレイは身を潜め様子を伺っていた。
(あと2人、幹部が間も無く日本に到着する…そして数日の内に世界中から幹部が…何とうことなの)
ここ数日、ミレイは秘伝の香を使い、毒鬼斎に自分と営んでいる幻覚を見せ、その間に魔忍一族の基地内部、戦力、組織の構成などを調査していた。
(幹部たちが集結してはいつ私の正体がばれるかわからない。その前に計画の詳細を…)
「いつまで隠れているつもりだ!?」
身を潜めていたミレイに向け乱牙が手裏剣を放った。ミレイが間一髪で躱した。
「やはり鼠が紛れ込んでいたか。ミレイとか言ったな。何が目的だ」
「そんな、少し迷ってしまっただけよ」
「白々しい!」
乱牙がミレイに斬りかかった。ミレイが躱した。
「その身の熟し、やはりな。貴様の正体はわかっているぞ、くノ一捜査官・麗忍千代刃」
「な!?」
(こいつ、なぜ私の正体を!?)
ミレイは突然自分の正体を言い当てられ驚きを隠せなかった。
「国際秘密捜査官の中でも特に優秀な者が選抜された特殊エージェントの1人であり、沙隠流忍者の末裔。だが我ら魔忍一族のアジトに潜入するとは命知らずだな」
「そんな、違うわ!私はただ、魔忍一族の幹部として毒鬼斎様のお役に立ちたいと…」
必死に取り繕うミレイの背後から毒鬼斎が姿を現した。
「毒鬼斎!?なぜ…」
毒鬼斎の手にはミレイが使用した秘伝の香が握られていた。
「そ、それは…!」
「貴様がこの香を使って私を幻術にかけ、こそこそと嗅ぎ回っていることは気づいていた。だが残念だったな、この程度の幻術、私には通じない。貴様の正体や目的がわかるまで幻術にかかったフリをし泳がせていたのだ」
「そ、そんな…!」
「その身の熟し、香を使った特殊な幻術は沙隠流のもの。沙隠流忍者の末裔、麗忍千代刃。言い逃れはできぬぞ」
魔忍一族がミレイを取り囲む。下忍たちがミレイに斬りかかった。ミレイは下忍たちを華麗に捌き、距離を取った。
「どうやら、ここまでのようね…そんなに見たければ見せてあげるわ!装着!」
ミレイの声に呼応し、目の細かい網タイツのようにも見える濃い銀灰色の強化スーツと白を基調にしたレオタード状の強化スーツがミレイの体を包む。両肩にプロテクターが装着され、最後に頭部と目元を保護するヘルメット型のマスクが装着される。戦闘用強化スーツを纏い、麗忍千代刃に変身が完了する。
「麗忍千代刃、推参!」
「その強化スーツ、やはり沙隠流忍者の末裔、麗忍千代刃」
「そうよ。魔忍一族の野望、この麗忍千代刃が防いでみせる!」
「小娘が調子に乗りおって。生きて帰れると思うな!」
襲い来る下忍たちを蹴散らし、乱牙との戦闘が始まる。千代刃が優位に戦いを進めていく。
(魔忍一族、この程度の力なら、私1人でも十分戦えるわ!)
「口ほどにもないわね。魔忍一族の幹部の力はこんなものなの?情報を得たらすぐに脱出するつもりだったけど、予定変更よ。幹部が集結する前に、あなたたちを倒してあげるわ!やああ!」
千代刃が乱牙に攻撃を仕掛ける。乱牙が防戦一方になる。
「止めよ!はああ!」
千代刃が渾身の力で斬りかかる。仕留めたと思った瞬間、千代刃の刀が空を切る。そこに乱牙の姿はなかった。
「え、そんな!?」
千代刃が周囲を見回す。
「どこを見ている」
「は、い、いつの間に!?」
(動きが見えなかった!?)
「そんなに早く動いたつもりはないが、少し本気を出したら付いて来られないかな?」
「くっ…そんなことないわ!やああ!」
再び仕掛ける千代刃だが、攻撃が当たらない。
「私の動きが見切られている!?」
「どうした、麗忍千代刃。その程度か?ハアッ!」
「きゃああ!」
乱牙の攻撃で吹きとばされる千代刃。
「久しぶりに日本に来たと思ったら、何やら騒がしいな」
背後から声がした。千代刃が振り返ると新たな魔忍が1人立っていた。乱牙同様ただならぬ気配を発している。
「赤牙、到着したか」
「毒鬼斎様、お久しゅうございます。魔忍一族の幹部・赤牙参りました。この女が、沙隠流忍者の末裔、麗忍千代刃」
「そんな、新たな魔忍一族の幹部が…」
立ち上がり構える千代刃に、乱牙と赤牙が襲い掛かる。1対2の戦いを強いられ甚振られる千代刃。
「うああああ!これが魔忍一族の幹部の力…!」
乱牙と赤牙、さらには下忍衆も加わり千代刃を追い詰めていく。
「きゃあああ!」
地面に突っ伏し、囲まれる千代刃。
(このままではやられる…やはり、いったん退却を…)
千代刃が距離を取り、脱出の隙を伺う。
「今さら逃げようとしても無駄だ。この辺り一帯は完全に魔忍一族が包囲している。貴様がすぐに脱出しなかったおかげで包囲する時間はたっぷりあったからな」
「ま、まさか…私がすぐに脱出せずに戦うように仕向けるために、わざと手を抜いていたというの!?私を包囲する時間を稼ぐために…!」
「自分より弱い相手にやられるふりをするのはストレスが溜まるな」
千代刃は自分が魔忍一族の思い通りに誘導されていたことに焦りを隠せなかった。
(何て周到な…急がなければ、時間が経てば経つほど脱出は難しくなる!)
「忍法・花吹雪!」
無数の花びらが魔忍一族の視界を遮り、その隙に逃げる千代刃。
「逃げても無駄だ」


5 敗走

千代刃は茂みに身を隠しながら逃げていた。
「はぁ、はぁ、甘かったわ。魔忍一族の幹部があんなに強いなんて…あのまま戦っていればやられていた。これ以上幹部が集結しては手に負えなくなる。何とか脱出してこのことを伝えなきゃ」
だが逃げる先々に魔忍一族が待ち構えていた。
「くっ、ここにも魔忍一族が…!」
徐々に逃げ場を失う千代刃。その時背後から何かが千代刃の首に巻き付き締め上げた。
「ああ、なに!?」
千代刃が振り向くと新たな魔忍が蜘蛛の糸のようなもので千代刃を締め上げていた。
「あなたは…ぐう…誰なの…うああ!」
「オレは土蜘蛛。魔忍一族の幹部」
「そんな…また、新たな幹部が…!?」
糸が千代刃を締め上げる。
「あああああ…!こ、こんな糸なんか…そ、そんな、斬れないわ!?」
刀で糸を斬ろうとするが、丈夫で斬ることができなかった。
「土蜘蛛よ、遅かったではないか」
乱牙と赤牙にも見つかり、さらに劣勢になる千代刃。1対3で甚振られる。
「ああああ!」
(幹部を相手に1対3では太刀打ちできない!)
「我ら魔忍一族の恐ろしさ、思い知れ!」
乱牙の号令で大勢の下忍衆が現れ、千代刃に襲い掛かった。普段なら相手ではないが、数が多いうえ、ダメージを受けた千代刃は下忍たちにも斬られた。
「きゃあああ!」
必死に戦うも多勢に無勢、いいように甚振られる千代刃。地面に突っ伏し、四方を魔忍一族に囲まれる。
「はぁ、はぁ…」
「ハッ!」
土蜘蛛が手を掲げると、四方八方から、蜘蛛の糸が千代刃の体を搦め取る。千代刃の体中に巻き付き、四方八方に千代刃の体を引っ張る。体が引き裂かれそうだった。
「ぅあああ…!」
四肢を四方に引っ張られ大の字状態になる千代刃。土蜘蛛の合図で蜘蛛の糸をエネルギーが伝わり、千代刃を襲う。
「きゃあああああ!」
「いい恰好だな、麗忍千代刃!」
「あ、ぐうう、こんな糸、なんか…うあああ!」
乱牙が徐に千代刃の尻を撫でまわす。
「きゃあっ!?」
「おっと、これは失礼。なかなか可愛い声を出すんだな」
乱牙がなおも千代刃の尻を撫でる。体の自由がきかない千代刃は為されるがままだった。
「我ら魔忍一族の恐ろしさ、たっぷりとその身に味わわせてやろう」
「下衆な!や、やめなさい…!」
千代刃は必死に抵抗しようとするが、蜘蛛の糸は千代刃の体をしっかりと締め上げている。乱牙が千代刃の顔を掴む。千代刃が乱牙を睨みつける。
「生意気な目だ。だがいつまで強がっていられるかな。たっぷりと可愛がってやる。土蜘蛛!」
土蜘蛛が蜘蛛の糸に再びエネルギーを流す。
「ああああああ!」
千代刃はそのまま意識を失った。


6 牢の中

千代刃が目を覚ますと、四肢が土蜘蛛の糸で拘束されていた。十字ではなくX字に磔にされ、大きく開脚させられている。まるで蜘蛛の巣にかかった蝶のようだった。
「これは…いったい!?」
乱牙が姿を現した。
「私を…どうする気!?」
「言ったはずだ、たっぷり可愛がってやると」
欲望をむき出しにした下衆な声だった。乱牙は千代刃の胸を鷲掴みにした。
「んん…んあ!やめて、触らないで…!」
「くく、見れば見るほど、良い体だ」
「ふざけないで!」
千代刃の美しい胸を激しく揉んだ。
「いや…やぁ…!」
千代刃は必死に体を捩り抵抗するが、手足を拘束され、為されるがままであった。
「本当は気持ちいいんじゃないのか?」
乱牙が千代刃の下半身に手を伸ばし、大きく開かれた股間を強化スーツの上から愛撫した。千代刃が思わず喘いだ。
「ふふ。いい声だ」
下忍たちがこぶ縄を持ち出し、千代刃の股間を刺激し始めた。
「はぁん!?な、何を…あ…あぁ、ん…!」
「クク、沙隠流のくノ一は卑猥な声を出すのだな」
「はぁ、あ、ん…おの、れ、卑怯な…あぁああん!」
乱牙は一頻り千代刃の体を弄び、千代刃を拘束から外した。千代刃のマスクを鷲掴みにする。
「何をする気!?」
「このマスクは邪魔だな」
力任せにマスクを外そうとする。
「や、やめて…ああ!」
マスクが外され千代刃の表情が露になる。
「美しいな」
乱牙が千代刃に近づく。
「近寄らないで…触らないで、離して!」
抵抗むなしく千代刃はあっという間に取り抑えられる。
「あ…あぁん!」
乱牙と下忍たちは、愛撫と呼ぶには荒々しい力で千代刃の体を弄ぶ。
「いや…やぁ…!」
千代刃は声を出さぬよう耐えていたが、それでも時折喘ぎ声が漏れた。
「ふふ。気持ちよさそうな声を出しおって」
「だ、黙りなさい…ああ…そこは…ん…気持ちよくなんか、ない…!」
(悔しい…こんな奴らに…!)
濡れ始めた千代刃の秘部をさらに弄くり回す。
「あ、あぁ…ん、ゆ、許さない…!あ、あぁ、いや、んんん、んあ…!いや、やめてええ!」
千代刃を光が包み込み、変身が解除された。
「あ、変身が…!」
「ついに変身も維持できなくなったか」
ミレイが乱牙を睨み付けた。
「許さない…魔忍一族なんかに、屈しない…」
そう言うと、力尽き意識を失った。

ミレイが意識を取り戻した。周りには見張りの下忍たちしかいなかった。下忍たちはミレイをもの欲しそうに見ていた。欲情しているのは明らかだった。
(下忍しかいない今がチャンスだわ…こんな手は使いたくないけど…)
ミレイが突然艶っぽい声を出し下忍たちを誘惑し始めた。
「あなたたちもしたいんでしょう?いいのよ?」
下忍たちはミレイの言葉に興奮し、我慢できずに牢のカギを開け、千代刃の拘束を外し、自由になった千代刃の体を弄繰り始めた。
「あっ、あっ、あぁん…!」
ミレイが一層色気のある声を出す。
(こんな声、出したくない…でも、今はこれしか)
ミレイの艶っぽい声と魅力的な体に下忍たちは夢中になっていた。ミレイは隙だらけの下忍たちの股間を蹴り上げた。下忍たちが声もなく倒れる。ミレイは牢からの脱出に成功した。


7 対峙

ミレイが再び茂みの中を駆けていた。
「包囲が手薄になっている今のうちに脱出しなきゃ…!」
脱出の目前でミレイの目の前の空間が歪み出した。歪みから魔忍一族の首領・毒鬼斎が現れた。
「毒鬼斎…!」
「逃げられると思ったか」
脱出を目前に敵の首領が現れ怯むミレイ。
「麗忍千代刃、我ら魔忍一族には敵わずとも、沙隠流の末裔の名に恥じぬ戦いぶり。我らは同じ忍びの末裔、私に忠誠を誓うなら、魔忍一族として迎え入れよう」
「私が、魔忍一族に?ふざけたこと言わないで!首領であるあなたを倒し、この世界を守って見せるわ!」
ミレイは毒鬼斎の迫力に気圧されながらも必死に強がった。
「グハハハ!小娘が強がりおって。では仕方ない、嬲り殺しにしてくれる!」
「何というオーラなの!?でも…でも、負けないわ!装着!」
再び麗忍千代刃に変身する。
「麗忍千代刃、推参!」
千代刃が刀を抜き構える。
「乱牙たちにも敵わぬ貴様が、首領である私に勝てると思うか!」
「やってみなければわからないわ!」
毒鬼斎に斬りかかり斬撃を浴びせる。華麗な動きで次々と攻撃を炸裂させる千代刃。しかし、毒鬼斎はダメージを受けている様子はない。
「こ、攻撃が、効かない!」
動揺する千代刃をめがけて、毒鬼斎が衝撃波を放つ。
「きゃあああァ!!」
千代刃は吹っ飛ばされ、地面を転がる。
「ああぁ…くっ、うぅ…!」
「少し遊んでやる」
毒鬼斎が手を翳すと、禍々しい形をした漆黒の刀が出現した。
「何ていう禍々しい刀なの…!?」
「ぬぅん!」
毒鬼斎の斬撃が容赦なく千代刃を襲う。毒鬼斎の斬撃は一太刀一太刀が重く、受けるだけで千代刃にダメージが蓄積していく。
(何ていう重たい攻撃なの…乱牙たちとは比べ物にならないわ…!)
必死にこらえていた千代刃だったが、体勢を崩され、斬りつけられる。
「あああぁぁぁ!!」
強化スーツが火花を上げる。片膝をついてこらえる千代刃に、容赦なく毒鬼斎が襲い掛かる。斬られるたび強化スーツから火花が上がる。
「ああぁぁ…そ、そんな…強化スーツの防御機能を、超えているなんて…!」
力を振り絞って毒鬼斎の刀をいなし、距離を取る。
(このままではやられてしまうわ…何とか、何とかしなきゃ…!)
千代刃がエネルギーを集中させる。
「忍法・花吹雪!」
エネルギーを帯びた無数の花びらが毒鬼斎に炸裂する。だが毒鬼斎は千代刃の放った花びらを全て弾き飛ばす。
「この程度の技で、私を倒せるとでも思ったか」
「うぅ…なら、これはどう!?」
千代刃は沙隠流に伝わる忍者刀・紅にエネルギーを集中させ、毒鬼斎に斬撃を放った。
「ぐぅ!?」
斬撃を受け、毒鬼斎が膝を付く。
「はぁ、はぁ、やったわ」
だが毒鬼斎はゆっくりと立ち上がる。
「なかなかの技だ。少し痛かったぞ」
「そ、そんな…そんな…!」
「そろそろ、終わりにしてやる」
毒鬼斎の猛攻に千代刃は防戦一方になる。毒鬼斎の強烈な一撃が千代刃を一閃する。
「きゃああああァ!!」
攻撃が左肩を直撃し、左肩のプロテクターが破壊される。
「ああ、うぅ…そ、そんな…強化スーツが…破壊されていく…!」
千代刃はこみ上げてくる絶望感を必死に抑え、やっとの思いで立ち上がる。しかし毒鬼斎の刀が千代刃を蹂躙する。強化スーツから激しく火花が散る。
「あぁ!きゃあぁ!きょ、強化スーツが、耐えられない…!」
毒鬼斎の攻撃でついに刀までも折られてしまう。
「ああ、そ、そんな!?沙隠流に伝わる忍者刀・紅が折られるなんて!?」
「武器もなく、どう戦う?」
「たとえ、武器がなくたって…やあ!」
体術で挑む千代刃だったが、毒鬼斎に通じるはずもなかった。毒鬼斎が千代刃の首を締め上げる。
「うああぁ…かはっ…あ、ああああぁぁ!」
千代刃の足が宙に浮く。
「うぅ、ああぁ!」
必死に足をバタつかせるが、無意味な抵抗であった。
「クハハハ、無様だな麗忍千代刃よ」
毒鬼斎が千代刃を放り投げる。力を集中させた一撃を放つ。千代刃に避ける術はなかった。
「きゃあああああああ!!ああああぁぁぁ!!」
地面に倒れ込む千代刃。強化スーツは傷だらけになり、マスクも半壊し素顔が露になっていた。
「はぁ、はぁ…ぐ、うぅう…へ、変身が…!」
千代刃の変身が解除された。
「さすがに変身を維持できなくなったかそろそろお楽しみの時間だ」
「な、何ですって…いったい何を…!?や、やめなさい…やめて、離して…!」
毒鬼斎が力を集中すると、空間が歪み、入り口が現れた。毒鬼斎がミレイを連れ歪みへ消えていった。


8 奉仕

「はぁ、はぁ、何をされても、私は魔忍一族なんかに屈しないわよ…!」
「効かなかったとはいえ、私を低俗な幻術に陥れようとした貴様には報いを受けてもらう。今度は貴様に幻術をかけてやろう」
毒鬼斎が、ミレイが使った秘伝の香を取り出した。
「そ、それは、沙隠流に伝わる秘伝の香!?」
「貴様が使った香の成分を分析し、より強い香を精製した。これを使って貴様に幻術をかけてやろう。自分から私に奉仕したくて堪らなくなる幻術を」
「な、私があなたに、そんなことあるわけないでしょう!?」
毒鬼斎がミレイに香を嗅がせる。ミレイの意識が遠くなる。
「う…これ、は…!?意識が…」
ミレイは必死に意識を保とうとするが、朦朧としてくる。
「やめ、て…いや…!」
(いや!毒鬼斎に奉仕したくなるなんて、そんなの…!)
抵抗していたミレイが突然動かなくなった。徐に厭らしい声を出した。
「毒鬼斎様…あなたのため、私に奉仕させてください…」
「この私に奉仕したいと?」
「魔忍一族の首領・毒鬼斎様を慰めることができるなんて、身に余る光栄。どうか毒鬼斎様にご奉仕することをお許しください」
「好きにするが良い」
「ありがとうございます」
ミレイは自ら着衣を脱ぎ、毒鬼斎の体を、肉棒を自ら愛撫し始めた。
「毒鬼斎様、毒鬼斎様も…」
求められ、毒鬼斎もまたミレイを愛撫した。正義のヒロインと悪の首領がお互い積極的に絡み合っていた。
「毒鬼斎様…あぁん!」
ミレイは毒鬼斎の性欲を処理した。幻術にかかっているとはとても思えない、積極的な絡み方だった。
「はぁ、はぁ…毒鬼斎様…!」
ミレイは毒鬼斎の一物を咥え、優しく刺激し始めた。
「はぁ、はぁ、良いぞ!」
「毒鬼斎様…私に入れて、入れてください!」
毒鬼斎は、肉棒をミレイに挿入した。
「あ、あ…あぁん!」
毒鬼斎はミレイの胸を揉みしだきながら、腰を振り続けた。ミレイが喘ぐ。毒鬼斎の快感が頂点に達しようとしたその時、ミレイが懇願した。
「毒鬼斎様、毒鬼斎様の精液を、私に!」
「クク、良いだろう」
毒鬼斎がミレイの中に出した。
「クッハッハ!なかなか良かったぞ、ミレイ。これからも貴様を私のそばに置き奉仕させてやろう!」
毒鬼斎がその場を後にした。しばらくして幻術が解けミレイが我に返った。
「私、なぜ裸で…これは…まさか…いや、いやああああ!」
ミレイの悲痛な叫びが響いた。


9 エピローグ

ミレイが、麗忍千代刃に変身した姿で、押さえつけられ香を嗅がされている。
「今度は、その姿で奉仕してもらおうか。麗忍千代刃よ」
「ぐうぅ…誰が、誰があなたなんかに…幻術になんか、負けない…!」
千代刃は必死に自我を保とうとするが、徐々に意識が遠くなる。
「あぁ…意識が…いや…い、や…」
意識を失ったかと思うとすぐさま立ち上がる。
「毒鬼斎様、この麗忍千代刃に、奉仕させてください」
「ハッハッハ、良いだろう、この毒鬼斎に存分に奉仕するがいい!」
千代刃が奉仕を始めた。千代刃の艶めかしい声が静かに響いていた。




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