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ごー
タイムアスモデウス
タイムアスモデウス
Katherine
ごー
オムライス
■タイトル 

自信過剰ヒロイン 無様敗北 [No.9551]

■プロット
最強のカイザーファイブのヒロイン、カイザーイエローがかつてない強敵と対峙し無様に敗北。今まで培ってきた自信を砕かれて、肉体的にも精神的にも敗北してしまうというストーリー。
●キャラクター
カイザーイエロー ルナ・シルフィ
勝気な性格。自信過剰で自分が最強だと思っている。仲間に頼らず常に単独行動をする一匹狼な性格。
衣装はSPSA-15のような黄色のジャケットにデニムミニ、ニーハイソックスにショートブーツ

●ストーリー
カイザーファイブの一員であるカイザーイエローことルナはいつものごとく単独行動で街に現れたザンボーグの敵と対峙していた。

「張り合いがないわね。とっとと片付けてやるわ。」

カイザーイエローに変身してザンボーグの怪人を簡単に倒してしまう。

「あーあ、わたし強すぎ。相手になんない。」

場面は変わり、とある情報で未だかつてないお宝が遺跡にあるといった情報を手に入れたカイザーファイブ。

「よし。手分けして探そうぜ!」

「私が一番に見つけるんだから」

息巻くルナ。探索していると何やら怪しい光を放つ物体がある。

「怪しいわね、あれじゃないの!?」

「ふふふ。かかりおったな」

「誰?」

「俺はザンボーグの幹部、ドンカイゼルだ」

「あなたがザンボーグの幹部?あんな雑魚どもを従えている幹部なんてどうせ大したことないでしょ笑」

「ふふふ。どうかな。ザンボーグを倒して悦に浸っていたようだが送り込んでいたのはいずれも雑魚のザンボーグだ。そうとも知らず自信をつけた貴様が無様に俺様に敗北するのが見たくて送り込んでいたのだ。」

「そんなこと言って。どうせあなたも弱いんでしょ。少しは私を楽しませてくれるのかしら。」

戦闘が始まる。ルナは変身せず剣で応戦。

「少しはやるみたいね。でもそんな動きじゃ私には勝てないわよ」

徐々に推していくルナ。しかしどうやら相手の動きがおかしい。

「あぁ、この瞬間をずっと心待ちにしていた!かつてないお宝があると情報を流せば貴様は単独行動で探しに来ると思っていたんだよ。貴様の自信過剰な顔とプライドが無様に崩れていくのを拝みたくて今日まで計画を練っていたのだ」

とたんにドンカイゼルのギアが上がる。
ルナは劣勢になりついに首を掴まれる。

「しまった!」

ルナの首をきつく締め上げる。

「あああぁ……く、苦しい…今までのやつらとは…違う…」

締め上げる力はどんどんと上がっていく。

「さあ、この力、振り解けるかな?」

「や、やばい。このままじゃ気を失ってしまう…でも力が強すぎて振り解けない…」

締め上げる力はさらに上がっていきとうとうルナは白目を剥いて失神してしまう。

「おっと。ここで気を失ってしまっては楽しみがなくなってしまう。」

首を絞める力がゆるみルナは気を取り戻す。

「くっそ、よくもやってくれたわね、変身!」

カイザーイエローに変身するルナ。

「言っておくけどさっきは油断しただけだから。変身すればお前みたいなやつ瞬殺よ」

攻勢に転じるルナ。

「これで終わりよ!必殺!十文字斬り!」

カイザーイエロー得意の必殺技が炸裂する。

「どうした?その程度か?」

「えっ…十文字斬りが効かない…そんなわけない!」

「驚いているようだな。そんな攻撃では俺は倒れんぞ。」

実際に効いている様子はなく動揺を隠せないルナ。

「ではそろそろ反撃といこうか。」

ドンカイゼルはパワー、スピードあらゆる全てにおいてカイザーイエローを圧倒。倒れているカイザーイエローを踏んづけ

「どうだ、成す術もないだろう」

「く…強い…でもまだまだ行けるわ!」

すかさず足を振り解き体制を立て直す。

「今度こそ本気で行くわよ!十文字斬り!!」

放たれた十文字斬りはいとも簡単に弾かれてしまう。

「そ、そんな!!」

「さあて、ここからが絶望の始まりだ!」

再びカイザーイエローを圧倒し、ついにはバイザーが破壊されてしまう。

「これで貴様の絶望に打ちひしがられる顔を拝見できるぞ」
首を絞め上げ悲鳴を上げるルナ。

「ああぁぁ…」

そのあともドンカイゼルの攻撃は続き、ルナは精神的にも追い詰められていた。

「ああ、貴様のこの表情を見るために計画を練った甲斐があったわ」

破壊されたバイザー越しのルナの顔は恐怖と絶望で涙目になっていた。

「私、自信過剰になっていただけだったんだ…とてもじゃないけど私1人で勝てる相手じゃない…」

とうとうスーツはボロボロになってしまい変身が解除されてしまう。

追い詰められたルナにドンカイゼルはさらに追い討ちをかける。
殴打、首絞め、あらゆる攻撃でルナの体力は限界だった。

「楽しませてもらった。最後に命乞いをしろ。私の勝手な自信過剰でした。命だけはお許しください。と、そしたら命はとらん。」

「わ、わたしの勝手な自信過剰でした…い、命だけはお許し…ください…」

「ふっ、情けない女め、失せろ。」

ルナはその場から逃げるように立ち去り、岩場に隠れて止まらない震えを抑えるのに必死だった。

END

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