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路地裏ヒロイン譚
■タイトル
装甲執行官アイギス [No.11735]
■プロット
『あらすじ』
舞台は、先に撃たれるまで反撃が許されない法
「受動防衛原則」に支配された都市。
装甲執行官・彩星(あやせ)は、どんな攻撃も無効化する
銀色の鎧『アイギス』を纏い、完璧に任務をこなしていた。
だが、彼女の前にプロの殺し屋ノーマッドが現れる。
物理的な破壊、システムの抹消、そして――
絶対の誇りだった鎧を剥ぎ取られ
一人の無力な女へと堕とされていく彼女を待つのは
救いのない絶望だった。
【登場人物】
彩星(あやせ)
都市の平和を守る装甲執行官。鉄壁の防御力を持つ
『アイギス・シェル』を纏い、理不尽な法の盾として戦う。
ノーマッド
インター・ノヴァが雇う殺し屋。
彩星の無敵神話を崩壊させる、冷酷な解体者。
ACT-1
ここは神威(カムイ)厳戒都市。
かつてこの地は「神威大帝国」の名のもとに
圧倒的な軍事力で周辺諸国を支配した侵略国家であった。
だが、栄光は灰塵に帰した。
敗戦の代償として連合国がこの国に突きつけたのは
牙を抜かれた狼としての生き方
過酷な軍事制限法
『受動防衛原則(パッシブ・ドクトリン)』である。
「自国内であっても、相手の初撃を受けるまで一切の反撃を禁ずる」
それは、かつての侵略国家に対する国際的な「罰」であり
二度と歯向かわせないための去勢であった。
だが、時を経て、現政権はこの法を
「先進的な非〇〇の証」という甘美な言葉で塗り替えた。
平和という名の、美しい鎖。
特権階級はこの鎖を民衆に繋ぎ、支配の安定を謳歌している。
都市は守られている。
しかし、その平和はすべての人間に等しく
与えられているわけではない。
「撃たれること」を義務づけられた国で
いかにして治安を維持するか。
この矛盾した問いに対し、国家が出した唯一の回答が
「絶対の盾」であった。
弾丸を避けず、爆鳴に怯まず。
ただ撃たれ、耐え、その後にのみ鉄槌を下す。
その歪な平和主義を具現化したシステム。
多層防御構造・絶対防御装甲――アイギス・シェル。
敵の攻撃を受けても倒れない防衛装甲。
弾丸、爆発、衝撃。
あらゆる攻撃を受け止める多層防御構造。
避ける必要はない。
先に撃つ必要もない。
ただ撃たれ、
それから反撃する。
その思想を具現化した装甲
アイギス・シェル
神威内務省の地下。
深く閉ざされた区画、真っ白な換装室。
その中央に、
一人の女性が静かに立っている。
彩星(あやせ)
神威厳戒都市の治安維持を担う、武装執行官。
静寂の中、
バイザーの内側で通知音が鳴る。
感情を一切含まない電子音。
次の瞬間、文字情報が表示される。
[MISSION REQUEST]
地点:第4臨海倉庫
対象:テロ組織『インター・ノヴァ』構成員数名
指示:対象の制圧
制約:神威厳戒都市・平和維持特別法に基づき
受動防衛モードを厳守せよ
権限:被弾確認まで反撃ロック
無言の彩星
ただ画面をスワイプし、
「了解(ACK)」の表示を押す。
通信はそれだけで終わった。
彼女にとって指令とは
誰かとの会話ではない。
ただ実行すべきデータに過ぎない。
重厚なシャッターがゆっくりと開く。
外の冷たい空気と、街灯の光が流れ込む。
逆光の中に立つ、
シルバーの装甲。
都市の法を体現する存在。
装甲執行官アイギス。
彩星は振り返らない。
誰に命じられるまでもなく、
ただ指令に従い
単独で、
夜の都市へと歩き出す。
ACT-2
神威(カムイ)厳戒都市・第4臨海倉庫。
倉庫内に、三人の男が潜んでいた。
スラム地区出身のテロリスト。インター・ノヴァの構成員。
倉庫のシャッターが、ゆっくりと開く。
重い金属音。
冷たい外気と街灯の光が、闇の中へ流れ込む。
その逆光の中から、ひとつの影が現れた。
装甲執行官アイギス。
彩星は足を止めない。
倉庫の中央へ向かって、まっすぐ歩く。
バイザーの内側に文字が浮かぶ。
[TARGET CONFIRMED]
INTER-NOVA CELL / HOSTILES : 3
「……来やがったか、あの無敵の番犬が」
一人が叫ぶと同時に、二人がピストルを構え、引き金を引いた。
激しい銃声。
弾丸がシルバーの装甲に当たり、火花が散る。
[IMPACT DETECTED]
彩星は反応しない。
ただ歩き続ける。
HUDが更新される。
[STATUS]
PASSIVE DEFENSE MODE
COUNTERATTACK AUTHORIZED
反撃権、承認。
彩星が動いた。
一歩。
次の瞬間、距離が消える。
電磁警棒が振り抜かれる。
一人目の腕を叩き、銃を弾き飛ばす。
二人目が銃口を向ける。
彩星は最短距離で踏み込み、その鳩尾に警棒を突き立てた。
二人の男が床に沈む。
だが、残ったリーダー格の男が叫んだ。
「……何が平和維持だ! その装甲……
俺たちの家族が飢えている間に、
政府が作った血税の玩具だろうが!」
男は震える手でバズーカを担ぎ上げた。
「くらえ!!」
引き金が引かれた。
アイギスに直撃。
倉庫の内部が炎と煙に飲み込まれる。
鉄骨が震え、破片が床に散らばる。
沈黙。
だが、厚い煙の向こうから、一定のリズムを刻む足音が響いた。
カツン……カツン……
煙を割り、銀色の装甲が現れる。
[IMPACT DETECTED]
FORCE : 22.4kN / DAMAGE : 0.00%
男は戦慄し、予備のロケット弾を装填しようと手を動かす。
「……バケモノめ! もう一発……!」
その指が動くより早く、彩星が右腰のホルスターから銃を抜いた。
キィィィィィィン……!
放たれたのは実弾ではない。
高出力の非殺傷レーザー。
青白い閃光が、男の持つバズーカの砲身を正確に焼き切った。
「が、あぁっ!」
男は爆発の余波で吹き飛ばされ、床を転がる。
彩星は銃を収め、無言で歩み寄る。
床に這いつくばるリーダー格の男の腕を取り、
背後へ捻り上げ、床に押し付けた。
素早い身柄確保。
だが、その瞬間にバイザーの警告灯が赤く点滅する。
[WARNING]
TARGET LOST : 2
彩星の視線が、わずかに動く。
先ほど電磁警棒で叩き伏せたはずの二人の反応が
倉庫の奥にある隠し通路の先で消失していた。
リーダーの確保。
そのわずかな空白を突かれた。
彩星は追わない。
法に従い、手元の「確保済み対象」の制圧を優先する。
[PRIORITY]
SECURE CAPTURED TARGET
膝でリーダーの背を押さえつけ手錠をかける。
男がどれだけ罵倒を浴びせても
銀色のバイザーは一切の感情を返さない。
一方。
潮風の吹き抜ける倉庫街から数キロ。
スラムの廃ビルの一室。
「ハァッ……ハァッ……!」
足を引きずりながら、逃げ延びた二人がアジトへとなだれ込む。
机の上にある、旧式の通信端末を叩く。
「……ダメだ。本部に伝えろ。」
腕を負傷した男が、苦悶に顔を歪めながら画面を睨む。
「通常兵器じゃ……アイギスは倒せない。
あの盾は、物理法則を超えてやがる。」
モニターに映るのは、捕らえられたリーダーを淡々と処理する
アイギスの映像。
その無機質な姿が、彼らの憎悪をさらに加速させる。
「例の……殺し屋を呼べ。」
「神威(カムイ)の連中が誇るあの装甲を
紙クズみたいに抉れるのは……」
震える指が、暗号化された連絡先をタップした。
「……あの男だけだ。」
画面に一人の男のプロファイルが表示される。
コードネーム:ノーマッド。
報酬と標的以外、一切の関心を持たない解体のプロフェッショナル。
倉庫の奥で、再び冷たい海風が吹き込んだ。
ACT-3
スラムの廃ビル、インター・ノヴァのアジト。
逃げ延びた二人が、暗闇の中で一人の男と対峙している。
「……アイギスの受動防衛は完璧だ。
どれだけ高火力の弾丸を叩き込んでも
あの装甲内のシステムがすべてを無効化しやがる」
テロリストが悔しげに吐き捨てる。
その前で、ノーマッドが、右手の特殊な爪(クロー)の
手入れをしていた。
爪の表面には、まるで油のようにどろりとした
漆黒の液体が塗布されている。
「……あれは衝撃には強いが、化学反応には無防備だ」
ノーマッドが告げる。
その爪に塗られているのは、装甲内部の減衰流体を一瞬で
硬化・凝固させる「分子結合阻害剤」
「衝撃を逃がすための流体が、
これに触れた瞬間にただの脆い岩に変わる。
流動性を失ったアイギスは、もはやただの薄い鉄クズだ」
ノーマッドが爪を軽く振ると、漆黒の液体が鈍く光った。
「神威(カムイ)の連中は、自前の盾がガラス細工のように
砕けるなんて想像もしてないだろう。……依頼を引き受けよう」
特別執行官室・分室。
彩星は、アイギスのメンテナンス・ポッドの中で
静かに待機していた。
そこへ、バイザーのHUDに新たな文字情報が流れる。
[URGENT MISSION REQUEST]
地点: 第4臨海倉庫・B棟
状況: 未確認の武装個体(1名)を確認。
対象: テロリストの協力者と推定。
指示: 直ちに現場へ急行し、対象を制圧せよ。
[WARNING]
本任務においても『受動防衛原則』を継続適用する。
「相手の初撃を確認するまで、抜刀および攻撃を禁ずる」
彩星は無言でそのテキストを読み流す。
「未知の敵」であっても、
彼女に与えられたルールは変わらない。
ただ「撃たれ、耐え、それから打つ」
その絶対的なルーチンを信じ、彼女は再び夜の闇へと滑り出した。
第4臨海倉庫、B棟。
雨が錆びた鉄板を叩き、逃げ場のない行き止まりの空間に
冷たい音を響かせている。
彩星が足を踏み入れると、
そこにはテロリストたちの姿はなかった。
ただ一人、コンテナの上に腰掛けた男が、彼女を待っていた。
ノーマッド。
彼は、彩星がこれまで対峙してきたテロリストのような
政治的な叫びも、選民思想への憎悪も持たない。
ただ、標解(ターゲット)を解体することだけを目的とする
冷徹な「プロ」の空気を纏っている。
彩星は、男の数メートル手前で足を止めた。
沈黙。
彩星は無言で、法の命ずるまま「先制攻撃を待つ」姿勢をとる。
彼女のバイザーの内側には、事務的な文字情報だけが浮かんでいた。
[TARGET CONFIRMED]
UNKNOWN ARMED INDIVIDUAL / HOSTILE : 1
[STATUS]
PASSIVE DEFENSE MODE
WAITING FOR IMPACT
(待機中。物理攻撃の着弾を待機)
ノーマッドが地を蹴り、黒い爪がシルバーの胸部を深く抉る。
ガギィィィィッ!!
衝撃を逃がすはずの流体が、触れた箇所から瞬時に硬化し、
どろりと黒く変色していく。
「……!」
彩星の瞳が、わずかに揺れた。
肺を圧迫する物理的な衝撃。
それと同時に、バイザーの視界をシステムログが埋め尽くす。
[IMPACT DETECTED]
[ANALYZING THREAT LEVEL...]
[THREAT LEVEL: LETHAL]
[PASSIVE DOCTRINE: OVERRIDDEN]
[STATUS]
COUNTERATTACK AUTHORIZED(反撃権、承認)
認証の完了。
その瞬間に、彩星の身体を縛っていた法の鎖が弾け飛ぶ。
電磁警棒(バトン)を振り抜き、
最短距離でノーマッドの側頭部を狙う。
ノーマッドはそれをクローで受け流すが、彩星は止まらない。
重質量を乗せた膝蹴りを腹部へ叩き込んだ。
ゴンッ!!
重い打撃音が倉庫に響く。
だが、ノーマッドも同時に左の拳を彩星の側頭部へ叩き込んでいた。
ガキンッ!!
「……!」
互いに一歩も引かない。
シルバーの閃光と漆黒の影が、倉庫の中を縦横無尽に駆け巡る。
彩星の突き、払い、連撃。
本来、彼女の近接格闘術は都市警備隊の中でも最高峰だ。
機械的な正確さと超人的な反射速度がノーマッドを追い詰め
倉庫の壁際まで押し込んでいく。
しかし、ノーマッドは追い詰められながらも、
冷徹に彩星の動きを見切っていた。
彩星の打撃がノーマッドの肉体を打つたび、
ノーマッドの爪もまた正確にアイギスの装甲を捉え、
その表面を「削り取って」いく。
ガリッ、バシュゥッ!!
[WARNING]
ARMOR BREACHED: LEFT SHOULDER
**INTEGRITY: 88%**
一見すると五分の攻防。
だが、ダメージの質が決定的に異なっていた。
最初の一撃で胸部を抉られた際に生じた損傷が
アイギスの装甲を消耗させていく。
ノーマッドの肉体への打撃は着実に蓄積している。
しかし、アイギスの装甲は、爪が触れるたび機能そのものを
失っていく。
「……ッ……、……!」
彩星は一旦バックステップで大きく距離を取り
右腰のホルスターからレーザーガンを抜く。
バトンを構え直しつつ、逃げ場のない胴体中央を狙った精密射撃。
キィィィィィィン……!
青白い閃光が一直線にノーマッドの胸元へ伸びる。
だが。
ノーマッドは微動だにせず、右手の黒い爪を無造作に、
払うように振るった。
ジュッ、ガッ!!
「……甘いわ!」
吐き捨てるような言葉と共に、
青白いレーザーが黒い爪の表面で激しく火花を散らし、
左右へ霧散した。
彩星の瞳に、初めて明確な動揺が走る。
ノーマッドは止まらない、再び彩星の懐へと潜り込む。
彩星は即座にバトンを構え直し、迎撃の旋回を繰り出した。
ガギィィィィィィンッ!!
黒い爪と電磁警棒が激突し、火花が激しく飛び散る。
彩星はそこから間髪入れず、密着状態からの連撃を叩き込んだ。
だが、ノーマッドはその一打一打を、
肉を切らせて骨を断つような冷徹さで捌き、
カウンターの爪をねじ込んでくる。
ガシュ、ガリィィッ!!
[WARNING]
ARMOR BREACHED: RIGHT SIDE
INTEGRITY: 75%
「……っ……、く……ッ!」
彩星の脇腹、銀色の装甲が剥げ、
火花と共に黒い破片が床に転がった。
衝撃は流体で逃がせなくなっている。
装甲を突き抜ける鈍い痛みに、彼女の呼吸が一段と激しくなる。
互いの打撃が交錯するたび、
彩星の拳はノーマッドに傷を負わせるが
ノーマッドの爪はアイギスの装甲の物質構造を殺していく。
五分に見えた攻防は、装甲が削れるたびに、
わずかずつ、だが致命的な傾きを見せ始めていた。
「は、……はぁ、……っ、……はぁ……」
バイザー内の彩星の視界に、警告色が点滅し続ける。
ノーマッドの右足が彩星の膝を蹴り、体勢を崩した。
そこへ黒い爪が突き出される。
彩星は左腕で防ごうとしたが、
脆くなった装甲はその一撃に耐えきれず、粉々に砕け散った。
ミリミリ、バキィッ!!
[CRITICAL DAMAGE]
LEFT ARMOR DESTROYED
**INTEGRITY: 51%**
「……ッ、あ……!!」
肩から肘にかけて、シルバー装甲が完全に消失する。
露わになったのは、彼女の肢体を包む漆黒のラテックススーツ。
ノーマッドは、なおも怯まない彩星のバトンを
最小限の動きでかわし、彼女の胸元へ飛び込む。
右の爪が閃き、彩星の胸部装甲を十字に切り裂いた。
火花と共に装甲の破片が飛び散り、
そこへ渾身の左拳が叩き込まれた。
ドォォォォンッ!!
[SYSTEM CRITICAL]
INTERNAL DAMAGE DETECTED
**INTEGRITY: 38% AND DROPPING**
衝撃波が彩星の身体を貫き、背後の壁まで一直線に吹き飛ばす。
バイザーは激しくひび割れ、片方のレンズが脱落して、
苦痛に歪む彩星の瞳が剥き出しになる。
「……はぁ、……っ、……はっ……」
彩星は震える手でなおも立ち上がろうとする。
だが、ノーマッドはすでに彼女に背を向けていた。
彼は右手の爪を軽く振り、付着した銀の粉を払い落とす。
「……盾は壊した。あとは連中の仕事だ」
冷徹な一言。
彼は彩星の命に興味を持たない。
ただ依頼されたプロとして、暗闇の奥へと消えていった。
ACT-4
ノーマッドが去った静寂の中、錆びた鉄扉が荒々しく開く。
逃げ延びた二人のテロリストが、
勝利を確信した足取りで踏み込んできた。
倉庫の闇に沈む彩星。
装甲の大部分を喪失し、ラテックススーツが剥き出しになった肢体。
だが、その一部にはまだ、歪にひび割れたシルバーの装甲が、
まるで彼女の誇りにしがみつくように残っていた。
「……ハッ、いいザマだ。神威の犬が、
ずいぶんと可愛らしい姿になったじゃねえか」
テロリストたちが下卑た笑いを浮かべ、無防備な彼女に近づく。
彩星は、軋む音を立てて身体を震わせ、フラフラと立ち上がった。
割れたバイザーの隙間から、
消えぬ意志を宿した瞳がテロリストを射抜く。
「……おいおい、まだやる気かよ。見てろ、今楽にしてやる」
一人が嘲笑いながら、予備のバズーカを肩に担ぐ。
彩星が完全に無力化したと確信し、
男が引き金に指をかけた――その瞬間。
彩星の右手が、跳ね上がった。
そこにはレーザーガン。
キィィィィィィンッ!!
青白い閃光が走る。
閃光はバズーカを構えた男の胸元を正確に貫いた。
男は声も上げられぬまま倒れ、物言わぬ肉塊へと変わる。
カラン……。
彩星の手からレーザーガンが滑り落ちた。
「……て、てめぇ……!!」
残された一人が、驚愕の後に烈火のごとき怒りに顔を歪めた。
今のそれが、彼女に残された最後の一撃。
それを確信した男は、震える手でもう一基のバズーカを
彩星に向けた。
彩星は、逃げない。
いや、一歩も動くことができなかった。
駆動系はすでに沈黙し、剥き出しの身体は、ただ迫り来る運命を見据える。
ドォォォォォォォンッ!!
猛烈な爆発音が倉庫を震わせ、紅蓮の炎が彩星の身体を飲み込んだ。
凄まじい爆風が周囲の瓦礫を吹き飛ばし、真っ黒な煙が視界を遮る。
……静寂。
立ち込める煙がゆっくりと風に流されていく。
そこには。
爆風に耐え、直立したままの彩星のシルエットがあった。
かろうじて残っていたシルバーの装甲は、
もはや輝きを失った瓦礫同然の残骸と化している。
バイザーの隅に、システムログが流れる。
[SYSTEM STATUS]
DEFENSE VALUE: 0.00%
ALL FUNCTIONS: CEASED
(全機能、完全停止)
「…………あ…………、っ…………あ、ぁ……!!」
静寂を切り裂いたのは、彩星の喉の奥から絞り出された、
震えるような悲鳴だった。
その声と共に、彼女を支えていた最後の糸が切れた。
重力に抗う力を失い、彼女の膝が折れる。
一部に壊れた装甲を纏ったまま、
一人の女が冷たい床の上へと、無残に崩れ落ちた。
「……ハハ、……ざまぁみろ。これでお前の正義も終わりだ」
崩れ落ちた彩星を見下ろし、
テロリストが歪な笑みを浮かべて膝をついた。
男の汚れた指先が、彩星の白い首筋に触れる。
「…………っ……!」
ビクリと肩が跳ねる。
指先がゆっくりと喉元をなぞり、そのまま這い上がるようにして
彼女の剥き出しの肌を、湿った舌がねっとりと舐め上げた。
「……あ、……、……ッ!」
声にならない拒絶。彩星は身体を捻ろうとする。
だが、駆動系が完全に沈黙したアイギスの残骸は、
彼女の意志を物理的に封じ込めていた。
男の手が、胸部にわずかに残ったシルバーの装甲へと伸びる。
男はその冷たい金属の上から、彼女の胸を鷲掴みにした。
ギチ、ミリ……。
「……クッ…………!!」
ひしゃげる装甲の感触が、直接胸に伝わる。
彩星は割れたバイザーの隙間から、
憎悪を込めた瞳で男を睨みつけた。
「そんな目で見るなよ。もう、守ってくれる『殻』も
ボロボロじゃねえか」
男が装甲の継ぎ目に指をかけ、力任せに引き剥がした。
ガシュゥッ!!
金属の破片が乾いた音を立てて床に転がる。
アイギスを失い、剥き出しになった彩星の胸元。
男の掌が、スーツ越しに熱を帯びた肉を執拗に揉みしだく。
指先がその中心を探り当て、薄いラテックス越しに、
尖り始めた先端をコリコリと弄び、強くつまみ上げた。
「……、……あ、……、……ッ!!」
懸命に奥歯を噛み締め、彩星は声を押し殺す。
だが、その強烈な刺激に対し、薄い漆黒の生地は彼女の
生理的な反応を隠すことはなかった。
胸の先端が鮮明に浮かび上がる。
彩星は羞恥に顔を歪めながらも、
言葉を発することなく男を鋭く睨みつけた。
しかし、男はその視線に怯むどころか、先端を指先で弾き、嘲笑う。
「……ほう。体は随分と素直じゃねえか」
男の低い声が至近距離で響き、彩星の鼓動を跳ね上げる。
「こんな絶望的な状況で、まさか……興奮してんのか?」
「…………ッ!!」
否定の言葉を飲み込み、ただ「クッ!」と喉を鳴らすのが
精一杯の彩星。
男は顔をさらに近づけ、隆起したその一点をスーツごと
口内に含んで激しく吸い上げた。
「……ん、……っ、……ふ、……あ……」
ジュブ、と下卑た音が響く。
男は嘲笑いながらナイフを取り出すと、
その切っ先を彼女の胸元へと押し当てた。
スゥッ……と、何の抵抗もなく刃が滑る。
弾丸をも弾いたはずのスーツは、
今やただの「薄い物質」へと成り果てていた。
ナイフが描く軌跡に沿って、漆黒のラテックスが
無残に左右へと別れる。
剥き出しになった胸。
男は剥き出しの肌へ直接、指を這わせ、その先端を挟み込んだ。
「…………ッ!!」
声にならない悲鳴が彩星の喉を跳ねる。
指先で執拗にねじり上げられるたびに、
彼女の脳裏には強烈な火花が散り、意識が白く染まっていく。
男はさらに顔を近づけ、その赤く熟れた熱を直接、
自らの舌で掬い上げた。
彩星の身体は抗いようもなく震え、床を掴む指先は力なく、
ただ冷たいコンクリートの上を滑るだけだった。
だが、男の興味はすでに、彼女の肢体のさらに奥へと移っていた。
男の手が、腹部のスーツをなぞりながらゆっくりと下りていく。
その先にあるのは、下腹部を保護する最後の一枚、
股間のシルバーアーマーだ。
「……ッ、……く……!」
男の手がその金属の感触を楽しむように、
ゆっくりと、執拗にアーマーの上から股間を圧迫した。
彩星は奥歯を噛み締め、
鼻から漏れ出る短い呼気を懸命に制御して抵抗を示す。
「ここも、もうお役御免だな」
男がアーマーを指先で弄り、強引にこじ開ける。
カラン、ッ……
乾いたコンクリートの床に、シルバーのパーツが虚しく転がった。
そこにあるべき盾が消え、露わになったのは、
股間の曲線に完璧に密着した漆黒のラテックス。
男は歪んだ笑みを浮かべ、その漆黒の生地の上から、
手の掌全体で彼女の最奥を包み込んだ。
「……ほう」
男の指先が、ラテックスの表面を滑る。
だが、その表面には、先ほどまでの激しい刺激によるものか
吸い付くような生温かい湿り気が、薄く、だが確実に広がっていた。
男は指先で嘲笑うように撫で回す。
「……随分と正直なこった」
男の低い声が、至近距離で響き、彩星の鼓動を跳ね上げる。
男は次の瞬間、ナイフを再び手に取った。
無機質な刃の光が、股間のラテックスへと向けられる。
「……ッ、……!」
冷たい鋼の感触が、下腹部に触れる。
男は嘲笑いながら、ピンと張り詰めた股間の生地に、
ナイフの刃をゆっくりと、躊躇なく沈めた。
チリッ……と、湿った生地が断たれる鈍い音が響く。
隠されていた熱い粘膜が、直接晒され、
微かな湯気を立てるかのように赤らんだ姿を露呈させた。
今度はその露わになった柔肌へ直接、指先を深く滑り込ませた。
「……、……っ、…………ぁ……!!」
直接肌に触れる男の指の熱。
彩星は懸命に声を堪える。
睨みつける瞳には涙が滲み始めているが、
それでもなお、彼女の意志は抗いを拒んでいなかった。
しかし、男の指が中心の蕾に触れ、粘膜を直接弄り始めると、
彼女の身体は残酷な反応を返していく。
彼女から熱い蜜が溢れ出した。
「……へぇ、感じているのかよ。
いくら強くても、結局はただの女なんだな」
指先が蜜を絡め取り、濡れた粘り気のある音が静かな倉庫に響く。
彩星の肢体が、官能と拒絶の狭間でビクンと小さく跳ねる。
漏れ出る吐息は次第に湿り気を帯びる。
男の指が、最も敏感な芽を執拗に弾き、弄び始める。
「…………ッ、……、……!!」
バイザーの奥で彩星の瞳が激しく見開かれ、身体が弓なりに反る。
それでも彼女は唇を噛み締め、喉を鳴らすだけの拒絶に留めていた。
だが、男の舌がそこを直接捉え、ねっとりと舐め上げる。
「…………っ、…………ふ、……!!」
睨みつける瞳には、もはや隠しようのない生理的な涙が溢れる。
男は嘲笑いながら、今度は指を、深淵の奥へと強引にねじ込んだ。
「……あ、……ぁ、……っ……、……!!」
指が狭い内壁をかき乱し、
彼女が最も隠しておきたかった聖域を土足で踏み荒らしていく。
彩星は身体をくねらせてその指から逃れようとする。
だが、重い装甲の残骸に縛られた四肢は
男に都合の良い角度を晒すだけの結果となった。
男の指先が、壁面のさらに奥、一点のスポットを捉え、
容赦なくそこを突き上げた。
「……!……ぁ、…………っ!!」
衝撃のような感覚。
彩星の身体は、もはや彼女の意志を完全に無視して
男の与える刺激に呼応し始めた。
腹筋が激しく痙攣し、腰がガクガクと小刻みに跳ねる。
熱い蜜がとめどなく溢れ出し、
男の指を、そして自身の肢体を濡らしていく。
極限まで高まった緊張が、ついに限界を超えた。
「…………っ!!」
声は上げない。上げられない。
彩星の喉が、引き攣るように大きく波打った。
全身の力が抜け、ただ激しい吐息だけが、
静まり返った倉庫の中に響き渡った。
絶頂の余韻で身体を痙攣させながらも、
彩星の瞳はまだ諦めていなかった。
バイザーの隅で明滅するシステム。
彼女は最悪の状況下にあっても、
脳内で残存武装の再起動プロセスと、本部への状況報告。
そして任務継続のための最短ルートを逆算し続けていた。
すべては、法と秩序を守るという職務のために。
だが、その思考を無機質なシステムログが遮断する。
[PROTOCOL 99: EXECUTION]
INDIVIDUAL ID: SAISHO - TERMINATED
DELETING ALL PERSONAL RECORDS...
STATUS: UNREGISTERED ILLEGAL OBJECT
(プロトコル99:実行。個体識別:抹消。
全個人記録を削除中……。状態:未登録の不法不審者)
「…………?」
彩星の指先が、ピクリと震えて止まる。
一瞬、この現状を理解できないでいた。
脳内で組み立てていた再起動シーケンスも、
反撃の演算も、接続先を失って行き場なく霧散した。
静かだった。
自分の心臓の音だけが、耳元でやけに大きく響く。
執行官ではない。
英雄でもない。
組織から不要物として処理された、名もなき不審者。
視界が急速に涙で歪む。
アイデンティティを根こそぎ奪われた空白に、
耐え難いほどの恐怖が流れ込んできた。
「…………あ、ぁ……、……いや、……あ、
いやあああああああああああッ!!」
静まり返った倉庫に、堰を切ったように悲鳴が溢れ出した。
これまで堪えてきたのは「執行官」という盾があったからだ。
それが消えた今、彼女はただ、冷たい床で一方的に
翻弄されるだけの一人の無力な女へと叩き落とされた。
「ハハッ、やっと良い声で鳴くようになったじゃねえか」
男は絶望に打ちひしがれる彼女を逃がさない。
膝を強引に割り、抵抗する意志の消えた彼女の腰を、
逃げ場のない角度で固定した。
「……、……っ、……やだ、……もう、やめて……!!」
先ほどまでの鋭い眼光は消え、
そこにあるのは、剥き出しの恐怖に震える一人の女の瞳。
任務という大義名分を失った今、
目の前の行為は、耐えるべき試練ですらなく、
ただ自分を壊すだけの理不尽な事象へと変貌していた。
彩星は力なく手を伸ばし、コンクリートを掻き毟りながら、
本能的な拒絶を繰り返す。
男は、横たわる彩星の細い手首を頭上で押さえつけ
コンクリートの床に縫い付けた。
システムの「抹消宣告」により、
唯一の拠り所だった法と秩序の盾を失った彩星。
虚脱した彼女の肢体へと、男は正面から無慈悲にその身を沈めた。
「…………ッ、……、ぁ……!」
内側から強引に抉られる衝撃。
男は笑みを浮かべ、
彼女の頭部を覆うひび割れたバイザーに手をかけた。
「執行官様が、どんな面して鳴くのか拝ませろよ」
パキィッ!!
激しい突き上げの衝撃の中、バイザーが剥ぎ取られ、床に転がった。
露わになったのは、汗に濡れ、絶望で激しく揺れる彩星の素顔。
「……あ、……ぁ、……ッ!! …ひぁっ……ぁっ、
いやああぁぁぁ――!!!」
素顔を晒されたまま、正面から欲望を叩きつけられる衝撃に、
彩星は背中を反らせて絶叫した。
男はさらに腰の動きを激しくし、
彼女の奥底へと執拗に侵入を繰り返した。
「いや!‥‥‥いや!‥‥‥あぁっ!あっ‥‥‥んッ‥‥‥」
顔を背けようとするが、男の掌が彼女の顎を強引に固定し、
その瞳に現実を否応なしに焼き付けた。
かつては最強の執行官だった女が、今はただ、
冷たい床で震える一人の敗北者としてそこにいた。
「ふぅ‥‥‥んっ‥‥‥はぁっ‥‥‥だめっ!ンンッ!」
男は彩星の手首を放すと、その身体を乱暴に裏返した。
顔をコンクリートに押し付けられ
腰を高く持ち上げられた四つん這いの姿勢。
背後から、再度の侵入が始まる。
「……ッ、あ、くぅ……っ!!
あ、は、ぁぁっ、ん……んぎぃっ……!!」
先ほどよりも深く、重い衝撃。
「……あ、……あ、あぐ、ぅ……!
や、だ、もう……らめ、……あ、あ゛っ!!」
男はさらに彩星の腰を強く掴み、彼女の逃げ場を完全に奪った。
耳元で、男の低く濁った、残酷な合図が響く。
「……ハッ、いい鳴き声だ。
ほら、お望みのモンをたっぷり出してやるよ」
その宣告と共に、男は最後の一振りを、最奥へと叩き込んだ。
「だめ!だめ!だめ!
いやあぁぁぁああああああああああッ!!!!!!」
その瞬間、彩星の論理が完全に決壊した。
男の絶頂と同期するように、彼女の肢体もまた、
極限の官能に貫かれた。
静まり返った倉庫に、彼女の今日までのすべてを投げ出すような
盛大な絶叫が響き渡る。
大きく反らされた背中、激しく痙攣する指先。
瞳からは涙が溢れる。
最奥にすべてを吐き出され、熱い液体が彼女に注がれていく。
「……、……っ、……ぅ、……、……」
全身の力が抜け、彩星は床へ崩れ落ちた。
男の液体が、熱を持って彼女の内壁を伝い、床に零れ落ちる。
男は満足げに腰を引くと、
床に転がるシルバーの装甲の破片を一つ、
戦利品のように拾い上げて闇へと消えていった。
残されたのは、冷たい倉庫の床で、損壊したアイギスの残骸と
剥ぎ取られたバイザーの横で横たわる彩星だけ。
素顔を晒したまま、力なく横たわる彼女の頬を一筋の涙が伝い
コンクリートの上で静かに弾けた。
遠くから、パトカーのサイレンが近づいてくる。
だが、それが自分を救うためのものではないことを
彼女は知っている。
あれは「不法投棄された不審物」を回収しに来る
ただの掃除屋の音だった。
完
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