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ごー
タイムアスモデウス
ごー
Katherine
まりもっこす
おおたこ
■タイトル 

美成女女戦士 セーラーアポロン [No.11357]

■プロット
※前にも同じキャラで投稿しました。今回は新しい設定で仕立ててみました。

【概要】

本作は O-20(20歳以上)向けのセーラー戦士ものです。

☆GIGAさんのセーラー戦士系スーツの質感が好みなので、そういう質感になるといいなと思います。
☆演者の息づかいが伝わるカメラワーク/照明だと、さらに良いと思います。


【登場人物】

日崎(ひさき)ひな 20歳

大学2年生。普段は銀河台学園大学に通っている。
その傍ら、アイドル活動もこなしており、ダンスも得意。
幼いころから芸能レッスンに通っていたため、何事にも一途にのめり込みがち。
仕事と勉強はできるが、それ以外(家事や生活面など)は基本的に何もできない。
また、彼女にはまだ誰にも触れられていない秘密(処女であること)がある。

セーラーアポロン

ひなが変身する、大学生の魔法少女ヒロイン。
コスチュームは「○ーラー○ーズ」系を基調とする。
変身ペンを介してセーラーアポロンに変身する。
イメージカラーは赤で、変身中は髪も赤毛になる。
変身時のかけ声は――
『アポロンガデスパワー メイクアップ!』

【変身・弱点ルール】

変身アイテム起動(変身ペンで)
私服が光に溶ける(布がほどけて粒子化【ノーパン・ノーブラで!】)
光のリボンが身体を走る(輪・螺旋・帯で包む)
リボンレオタード(下地)形成(この時点で“戦士としての身体”が立ち上がる)
ブーツ・手袋が生成/装着(末端から決まると気持ちいい)
襟・胸当て・肩ラインなど上半身ディテールが出る
スカート形成(円盤→プリーツ化、が定番)
胸のリボン(ボウ)&ブローチ装着(心臓部の“核”)
ティアラ/イヤリング等アクセサリ
髪・メイク(ツヤ、ハイライト)仕上げ
決めポーズ+名乗り(“私は誰か”を宣言して完了)

セーラー戦士の胸元リボン(結び目)は、戦士としての力を固定する「要(かなめ)」。

リボンをほどかれるとスーツの密着が緩み、形が崩れて一時的に「リボンレオタード状」の中間状態になる。
そのまま維持できなくなると、最終的に変身解除(私服へ戻る)に至る。

変身途中に侵入され、リボンをほどかれた場合も同じ(中間状態→解除)になる。

通常攻撃では大きなダメージを受けないが、弱点属性(水・氷)と、羞恥・精神干渉を含む性的/心理的ダメージ**でコンディションが落ちる。一定のコンディションを下回ると「伝説の戦士の加護」が落ち、髪は黒髪に戻り/コスチュームは私服へ溶けるように退行し、ただの「脆い女子大学生」へ引き戻される。

【変身前の衣装・セーラースーツやリボンレオタードに関して】
変身前の衣装・スーツやリボンレオタードはTHZ-95の物と同様で良いと思います(グローブがサテン地だと更に良いと思います)。
※付け乳首はNGです

【今回の敵】

戦闘用下級妖魔999号

戦闘用下級妖魔の中でも最下位。
それでも「セーラー戦士を倒す研究」は怠らない。
同時に彼は、セーラーアポロンの熱烈なヲタでもある。
彼女は「憧れ」であり「倒すべき対象」――その二つが、彼の核になっている。


【本編】
プロローグ:煌めきの残像

銀河台学園大学、そのキャンパスは秋の陽光に包まれていた。
日崎ひな、20歳。艶やかな黒髪が、軽やかなダンスの動きに合わせて流れる。
学業とアイドル活動を両立させる彼女の日常は、常に「完璧」であろうとするひたむきさで彩られていた。

幼いころから芸能のレッスンに打ち込み、その結果として築き上げたのは、学業とアイドル活動における確かな実力。
しかし、それ以外の世界は、彼女にとって遠い異世界だった。
そして奥底には、まだ誰にも触れられていない、静かな秘密――「処女」であるという事実が息づいていた。

夜の帳が下りると、ひなのもう一つの顔が覚醒する。
銀河台の空に、真紅の輝きが迸る。

「アポロンガデスパワー メイクアップ!」

煌めく変身ペンが、彼女を伝説の戦士セーラーアポロンへと導く。
艶やかな赤のレオタードスーツは、肢体に吸い付くように密着し、その存在感を際立たせる。
映像に収められたかのような息づかい、照明の巧みさ――それらすべてが、戦う彼女を神秘へ変えていく。

第1章:スキップされる儀式

TV、動画サイト、そして熱狂的なサブスクリプション。
そこには、セーラーアポロンを崇拝する無数の「ヲタク」たちがいた。
その熱狂の裏で、異形の存在が蠢いていた。

戦闘用下級妖魔999号――最下位の妖魔でありながら、彼は研究を重ね続けていた。
目的はただ一つ、セーラー戦士を倒すこと。
だが、その内側にはセーラーアポロンへの「憧れ」と「憎悪」が同居していた。

「変身は“尺”なんだよね」
「儀式って“作業”でしょ?」

ヲタクめいた軽口で、彼は変身という神聖を、効率という刃で切り刻もうとする。
能力は“物理”ではなく“演出”を殺す。

「スキップ結界《オープニング省略圏》」

アポロンが変身バンクに入った瞬間、空間がUIと化す。
画面には「次へ」「10秒早送り」のボタンが浮かび、押す間もなく――映像は〇〇的に飛ばされる。

リボンが結ばれる前に。
誓いが形になる前に。
変身は途切れ、完成だけが押しつけられる。

ひなの心は急速な変化に追いつけず、呼吸のリズムも、技のキレも鈍っていく。

第2章:断ち切られる結び目

「断結刃《カットエディター》」

妖魔999号が構えるのは、鋏のような形状をした光刃。
その刃は冷気を帯び、触れたものを薄く凍らせる。
狙うのは肉体ではない。胸元のリボン――戦士としての力を固定する「結び目」だ。

「アポロンガデスパワー メイクアップ!」

真紅の光がひなを包み、スーツが形成され始める。
だが妖魔999号の刃は、光の奔流を掻き分け、正確にリボンへ迫った。

「……っ!?」

結び目に冷気が走り、布が脆くなる。
次の瞬間、刃が“ほどく”ように滑り――リボンが解けた。

密着は急速に緩み、スーツは安定を失う。
一瞬だけ露わになるのは、崩れた装い――**リボンレオタード状の中間状態**。

「嘘……! まだ、変身が……!」

維持できない。戻れない。結べない。
光が粒子となって散り、赤き輝きが失われる。

ひなは、セーラーアポロンとして立つ力を失い、
その場に「脆い女子大学生」として、たじろいだ。

第3章:自己否定の霧

「コメントノイズ《批評の霧》」

妖魔999号は、ひなを追い詰めるだけでなく、心を蝕んでいく。
散布されるのは、冷笑的な文字の霧。攻撃力のない“言葉”が、戦士の核を削る。

「それって、古くない?」
「視聴者置いてけぼりだよ?」
「儀式に、本当に意味があるの?」

ひなの「完璧であろうとする強さ」が、逆に自己否定を増幅させる。

「変身は……ただの作業……?」
「私の誓いは、演出……?」
「この途中は、恥……?」

コンディションが落ちる。
「伝説の戦士の加護」が薄れ、赤かった髪は黒へ戻る。
彼女はセーラーアポロンではなく、ただの「日崎ひな」に引き戻されていく。
――しかも、以前より遥かに脆いかたちで。

第4章:狂信の果て

妖魔999号の目的は、セーラーアポロンにとっての「リボン(結び目)」の意味を、世界から奪うこと。
彼にとって変身の途中は尊い工程ではない。未完成であり、恥であり、テンポを落とす無駄――。

「変身の途中は、未完成。未完成は、恥だ!」

彼は、ひなの頬に張り付いた黒髪を指先でなぞる。
その仕草は熱狂的なファンのようで、瞳は冷徹な批評家のそれだった。

「感動? 没入? そんなものは再生回数に繋がらない。
大事なのは、一瞬で惹きつける『インパクト』と、飽きさせない『テンポ』だ」

彼は覗き込み、言葉で“完成形だけ”を〇〇する。

「君のひたむきさは、効率の悪さだ。
アイドルなら完成形だけを見せろ。その途中の脆さを、誰が望む?」

ひなは突きつけられる。
自分が無意識に抱えていた“完璧でなければ”という強迫観念を。

「……っ!」
羞恥と怒りが込み上げる。

「私の……私の全部を、否定するな……!」

第5章:BAD ENDへの序曲

「否定? いや、これは『最適化』だ」

妖魔999号は笑みを深める。
周囲には、変身光の残骸が色褪せたビロードのように漂っていた。

彼の言葉は、ひなの奥底の恐れ――「完璧なアイドルであらねば」という呪いを刺激する。

「……そう……なのかもしれない……」

声が弱くなる。
加護がさらに失われ、髪は完全に黒へ。
レオタードは私服へ溶け、戦士の輪郭が消えていく。

「……そう、私は、ただの……」
「……ただの、ひな……」

それは自己否定の、静かな肯定だった。

エピローグ:永遠のアンコール

妖魔999号は、無力化し私服に戻ったひなを満足そうに見つめていた。

「そう、それでいい。完成形だけを見せるんだ。
観客は『完成』だけを求めている。努力も葛藤も、どうでもいい」

彼はひなの肩に手を置く。
ファンのふりをした批評家の、冷たい感触。

「さあ、君の“本当の姿”を見せてみろ。
アイドルとしての完璧で魅惑的な姿を。さもなくば――」

妖魔999号は、漂う変身光の残骸を指差す。

「もう一度、この『作業』を何度でも繰り返してもらう」

ひなはうずくまる。
戦士の力も、完璧の自信も、今は見つからない。
彼女の瞳に映るのは「完成品でいなければならない」という悪夢の現実。
そして、変身という儀式は、もう“自分の意思で輝くもの”ではなくなった。

「……あ……」

漏れたのは、かすかな「アンコール」のささやき。
観客(視聴者)の終わりなき要求に応えようとする、悲鳴にも似た声だった。

日崎ひなは、戦う戦士としてではなく、
“完成形だけを〇〇される存在”として、永遠の舞台に縛られていく。
「儀式」と「途中」と「結び目」が宿していた輝きは、
戦闘用下級妖魔999号――“スキップ文化”の悪夢によって、葬り去られたのだ。

【結末】
戦闘用下級妖魔999号:HAPPY END

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